ISBN 9784772281232
フリーGISソフトMANDARA10入門 増補版 : かんたん!オリジナル地図を作ろう
概要
フリーGISソフトMANDARA10で統計地図を自在に作成する
想定読者
GIS未経験だが授業・研究・プレゼンで統計地図を作る必要がある地理系学生・教員・自治体担当者
こんな人には向いていない
- PythonやQGISなど汎用GISツールの習熟者には操作の自由度が物足りない
- 空間分析や地理統計など高度な解析を主目的とする研究者向けではない
- Webマッピング開発やAPIベースの地図サービス構築を学びたいエンジニアには適さない
読了後にできるようになること
- MANDARA10のインストールから地図化まで一連の操作フローを自走できる
- 都道府県・市区町村・世界の各スケールで統計データを地図表現に変換できる
- シェープファイル・KML・メッシュデータなど複数形式の空間データを読み込んで扱える
- 政府統計の総合窓口(e-Stat)などオープンデータを取得し地図化する手順を習得できる
- Leaflet出力やGoogle Earth連携など他ツールへのデータエクスポートができる
- マップエディタで独自の土地利用図を作成し面積集計まで行える
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 MANDARAをはじめよう! — インストールと基本操作。初日に完了できる分量
- 第 2 章 付属地図ファイルで白地図を作ろう — 投影法や時空間モードの概念を掴む章
- 第 3 章 都道府県別の統計地図と表現方法 — データ種類と可視化手法の対応関係を整理する核心章
- 第 4 章 市区町村別の統計地図を作ろう — 国勢調査データとの結合。実習課題として頻出
- 第 5 章 国別の出生率を地図化しよう — 国連データを使う国際比較の事例
- 第 6 章 駅別乗車人員を地図化しよう — 点データの結合手順を学ぶ実践例
- 第 7 章 国土数値情報のシェープファイルを使おう — 外部空間データ取得とKML出力。実務・研究双方で汎用度が高い
- 第 8 章 点データの読み込みとジオコーディング — 緯度経度データや気象観測データを地図化する手順
- 第 9 章 メッシュデータを地図化しよう — 標準地域メッシュとクロス集計。精細な空間分析への橋渡し
- 第 10 章 国勢調査の小地域データを地図化しよう — Leaflet出力まで含む。Web公開を意識した章
- 第 11 章 マップエディタで地図ファイルを作ろう — 土地利用図の境界作成から面積集計まで。増補版で追加されたコンテンツ
ハイライト
- 誰でもかんたんに統計地図が作れると大好評のフリーGISソフト『MANDARA10』の初級者向けマニュアル。データの入手・設定から地図化まで一つ一つの手順を、ソフト開発者自らが丁寧に説明。(ソフト開発者本人が執筆している点が他入門書と異なる最大の独自性)
- 増補版ではデータの更新や使用するWebサイトの変更などに対応するとともに、マップエディタを使った土地利用図の作成手順を追加しました。(増補版としての具体的な追加内容が明示されており、旧版保有者の買い替え判断に直結する)
外部からの言及
- MANDARA10はフリーGISソフトとして地理学教育の現場で広く使われており、QGISとならぶ選択肢として複数のGIS入門文脈で言及される。開発者の谷謙二氏はktgis.netを通じて継続的にソフトを無償提供しており、書籍はその公式マニュアルにあたる位置づけ(other)
編集メモ
Qiita記事でのISBN直接言及はゼロ、MANDARAソフト自体への言及は2件・合計likesは129。Rakutenランキングデータなし。GIS分野では定番ツールの公式解説書だが、Qiitaを主な情報源とするエンジニア層への浸透は限定的
読む前に押さえておきたいこと
- Excelでの表データ作成・編集の基本操作
- 都道府県コードや市区町村コードなど行政区分の基礎知識
- 緯度・経度の概念(精密な知識は不要、座標系の存在を知っている程度)
学習のコツ
- 第3章のデータ種類と表現方法の対応表を先に熟読すると、後続章の判断軸が明確になる
- 第7章のシェープファイル操作と第9章のメッシュデータは独立して参照できるので、手元のデータ形式に合わせて先に読んでも問題ない
- 増補版で追加された第11章のマップエディタ操作は、既製の地図ファイルでは対応できない独自エリア定義が必要になったタイミングで取り組むのが効率的
- MANDARA JSへの移行を検討中の場合は本書末尾のMANDARA JSセクションを最初に確認し、デスクトップ版が依然必要かを判断してから進める
出版社による内容紹介
★プレゼンや地理授業・実習で活躍するフリーGISソフトの決定版! 誰でもかんたんに統計地図が作れると大好評のフリーGISソフト「MANDARA10」の初級者向けマニュアル。データの入手・設定から地図化まで一つ一つの手順を、ソフト開発者自らが丁寧に説明。ソフトに付属のデータに加えさまざまな外部データを使うことで、空間スケールやデータの種類に応じた最適な地図表現の手法が身につきます。増補版ではデータの更新や使用するWebサイトの変更などに対応するとともに、マップエディタを使った土地利用図の作成手順を追加しました。 第1章 MANDARAをはじめよう! 1.1 MANDARAをインストールしよう 1.2 MANDARAを実行しよう 1.3 MANDARAを操作してみよう 1.4 MANDARAの仕組み 1.5 各章で作る地図 第2章 付属地図ファイルで白地図を作ろう 2.1 付属地図ファイル 2.2 白地図・初期属性データ表示機能で日本地図を見る 2.3 世界地図と投影法 2.4 時空間モード地図ファイルと重ね合わせ 第3章 都道府県別の統計地図と表現方法 3.1 統計情報にMANDARAタグをつける 3.2 属性データ編集画面 3.3 データの種類と表現方法 第4章 市区町村別の統計地図を作ろう 4.1 時期に応じた地図作成 4.2 「政府統計の総合窓口」の国勢調査データの地図化 4.3 データの追加と時系列集計 第5章 国別の出生率を地図化しよう 5.1 地図ファイル「WORLD.mpfz」のオブジェクト名 5.2 国連の「世界人口予測」データを地図化 5.3 連続表示モードで年次変化を見る 5.4 地図上にデータ値を表示 第6章 駅別乗車人員を地図化しよう 6.1 地図ファイル「日本鉄道緯度経度.mpfz」から必要なオブジェクト名を抽出 6.2 駅オブジェクトと『東京都統計年鑑』の乗客数データとの結合 6.3 地図化と背景画像 第7章 国土数値情報のシェープファイルを使おう 7.1 シェープファイルとは? 7.2 国土数値情報の地価公示データの地図化 7.3 行政界とDIDのシェープファイルを追加 7.4 KML形式で出力してGoogle Earthで表示 第8章 点データの読み込みとジオコーディング 8.1 緯度経度の点情報の地図化 8.2 気象観測地点データの地図化 8.3 「ジオコーディングと地図化」サイトでの緯度経度の取得 第9章 メッシュデータを地図化しよう 9.1 標準地域メッシュとは? 9.2 メッシュデータの地図化 9.3 国土数値情報の標高・傾斜度4次メッシュデータの地図化 9.4 国勢調査の4次メッシュ人口データの地図化 9.5 2つのメッシュレイヤをまとめ,クロス集計 第10章 国勢調査の小地域データを地図化しよう 10.1 国勢調査の小地域データのダウンロード 10.2 データの読み込み 10.3 属性データの修正 10.4 特別区部のみを抽出 10.5 データを計算して地図化 10.6 Leafletに出力 第11章 マップエディタで地図ファイルを作ろう 11.1 マップエディタで地図ファイルを見る 11.2 土地利用図の境界データの作成 11.3 土地利用のオブジェクトの作成 11.4 土地利用図の描画と面積集計 パーフェクトマスターへ MANDARA JSへ
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。