ISBN 9784772420525

子育て中の臨床心理士が書いた 産後ママの「ココロ」に向きあう本 : なんとか毎日を乗り切るための認知行動療法

子育て中の臨床心理士が書いた 産後ママの「ココロ」に向きあう本 : なんとか毎日を乗り切るための認知行動療法
出版社
金剛出版
刊行
2024-07

概要

産後の心理的困難に認知行動療法のワークで向き合う

想定読者

産後の育児に疲弊・孤立感・イライラを感じているママ、または産後うつ傾向を自覚して自分でケアしたいと考えている人

こんな人には向いていない

  • 産後うつの臨床的治療や専門的な心理介入を求めている人(本書はセルフヘルプ向けであり、治療代替には使えない)
  • 認知行動療法の理論的背景や学術的解説を期待する読者(ワーク実践に特化しており、理論説明は最小限)
  • 育児がある程度落ち着いた時期のパパが『産後の妻を理解する』ために読む本としては、パパ向け補足章はあるが全体の主軸はママ自身の内省

読了後にできるようになること

  • 自分の思考・感情・行動・身体反応の連鎖を『こころの仕組み図』で可視化し、悪循環のパターンを特定できる
  • アサーション(心地よいコミュニケーション)の考え方を使い、パートナーや家族との育児方針の違いを整理できる
  • コーピングレパートリーの作成で、追い詰められたときに取れる選択肢を事前に用意しておける
  • 機能分析を使って子どもの泣き止まない行動の背景を客観的に読み取る視点を得られる
  • ACTの『価値』マンダラで、育児期間中でも自分の方向性を見失わないセルフアンカーを持てる
  • ジャーナリングや家事ルーティン表で、時間感覚の喪失感と向き合い日常を再構造化できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 産後の複雑な思いについて — WORK1〜4(育児日記・アサーション・コーピング・わが子を感じる)を含む導入ブロック。まず自分の現状を言語化する足がかりになる
  • 第 2 章 子どもと二人きりのときに、泣き止んでくれなくてつらい — WORK5〜7。サポート資源のリストアップと機能分析は、孤立しているママが最初に手を付けやすい実践ワーク
  • 第 3 章 家族との育児方針が違う — WORK8〜9。パートナーとの対立場面に行動実験と考え方のクセの点検を当てはめる。夫婦間のすれ違いが主訴なら本章から読むことも有効
  • 第 4 章 夜、なかなか寝てくれない — WORK10。睡眠不足と向き合うための時間管理再設計。自分のための時間をどう確保するかを具体的に考える
  • 第 5 章 出産後、イライラしやすくなった — WORK11〜13。メリットデメリット分析・こころの仕組み図・子育てビジョン設定の3ワークが揃う最もボリュームのある章
  • 第 6 章 日中子どもと家にいることがきつい — コラム『育児はつらいよ?』のみ。短いが罪悪感の正常化に効く
  • 第 7 章 離乳食教室でものすごく複雑な手順の離乳食レシピを習った — 完璧主義的思考への対処をユーモラスなエピソードで扱う
  • 第 8 章 毎日時間が過ぎるのがあっという間! — WORK14〜16。ジャーナリング・未来予想図・家事ルーティン表。時間の流れを取り戻したい人に特に有益な章
  • 第 9 章 世の中からおいていかれている気がする — WORK17〜18。ACTの価値マンダラとスモールステップ。育休中の自己喪失感に具体的な処方を示す
  • 第 10 章 ママ自身の体調の変化・セルフケアについて — 身体症状と心理状態の連動を確認し、受診タイミングの判断基準も含む
  • 第 11 章 大切なことを夫に相談しにくい — パートナーへの開示と相談のスキルを扱う。最後にパパ向け補足章が続く

ハイライト

  • その人らしさを否定せず、『考え方』を変えることで、行動のレパートリーが増えたり、毎日の生きやすさへのヒントが得られるだろう。(本書が認知行動療法を産後ケアに応用する際の基本姿勢を端的に示している箇所)
  • 毎日戸惑い、悩み、壁にぶつかりながら、必死に子育てをがんばっている人へ贈る一冊。(対象読者の絞り込みが最も明確に出ているキャッチコピーとして)

編集メモ

Qiita言及なし / 楽天ランキング情報なし。産後ケア・育児×認知行動療法という専門ニッチで2024年7月刊の新刊。外部シグナル不在のため数値根拠は書誌のみ

読む前に押さえておきたいこと

  • 認知行動療法の専門知識は不要。心理学の前提なしで読める構成
  • 産後の自分の状態に少し落ち着いて向き合える心理的余裕があること(急性期の危機状態では本書より専門家への相談が先)

学習のコツ

  • 各章は独立したエピソード構成になっているため、今の自分の困りごとに近い章から読み始めてよい。通読を前提としない設計
  • WORKシートは実際に書き込みながら使う。頭の中だけで考えると効果が薄い。ノートに書き写して繰り返し参照する習慣をつけると定着しやすい
  • 5章の『こころの仕組み図』は本書全体のベースとなる概念図なので、どこから読み始めても一度は確認しておくと他のWORKの理解が深まる
  • パパが本書を読む場合は最後の『パパへ』の補足章から始め、主ターゲット章を1〜2つ選んでパートナーと一緒に取り組む使い方が効果的
出版社による内容紹介

子育てはうまくいかないことばっかり! 本書では、認知行動療法を使い、生活場面の「困ったな」というエピソードを取り上げながらその時の「状況・きっかけ」を探り、そのときに「考えたこと」、そのときにどんな「気持ち」だったのか、どんな「行動」をとったのか、「体の反応」はどうだったのかを振り返って確認していく。その人らしさを否定せず、「考え方」を変えることで、行動のレパートリーが増えたり、毎日の生きやすさへのヒントが得られるだろう。 毎日戸惑い、悩み、壁にぶつかりながら、必死に子育てをがんばっている人へ贈る一冊。 はじめに 1 産後の複雑な思いについて WORK1 育児日記 WORK2 心地よいコミュニケーション:アサーション WORK3 コーピングレパートリー WORK4 わが子を感じてみる コラム:産後の“建設的な傷つきやすさ” 2 子どもと二人きりのときに,泣き止んでくれなくてつらい WORK5 サポート資源のリストアップ WORK6 〈考え〉を検討するための質問リスト WORK7 わが子のつぼをさぐるための“機能分析” 3 家族との育児方針が違う WORK8 行動計画・実験 WORK9 考え方のクセ コラム:男女のコミュニケーションの違いについて 4 夜,なかなか寝てくれない WORK10 私のための時間管理 5 出産後,イライラしやすくなった WORK11 メリットデメリット分析 WORK12 こころの仕組み図 WORK13 どんな子に育ってほしい? コラム:アンガーマネジメント(怒りのコントロール) 6 日中子どもと家にいることがきつい コラム:育児はつらいよ? 7 離乳食教室でものすごく複雑な手順の離乳食レシピを習った 8 毎日時間が過ぎるのがあっという間! WORK14 ジャーナリング(心のつぶやきをキャッチしてみよう) WORK15 私の未来予想図 WORK16 家事ルーティン表(曜日ver.) 9 世の中からおいていかれている気がする WORK17 ACT(アクト)「価値」マンダラ WORK18 目標に向かってスモールステップ 10 ママ自身の体調の変化・セルフケアについて 11 大切なことを夫に相談しにくい パパへ・ママと一緒に子育てをしてくださるあなたへ 未来の私への手紙 参考文献 あとがき

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

質問に答えるだけで、
あなたに合う専門書が見つかる

IT・デザイン・士業・医療・経理・教育・研究 ほか、あらゆる分野の専門書と 「読む順序」(学習ロードマップ)を収録。何を選べばいいか分からなくても、 いくつかの質問に答えるだけでたどり着けます。