ISBN 9784774153247
CakePHP2実践入門
- 著者
- 安藤祐介/岸田健一郎
- 出版社
- 技術評論社
- 刊行
- 2012-11
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詳細
概要
CakePHP2のMVCをコアから学び、実務レベルの開発を一冊で完結させる
想定読者
PHPの基本文法を習得済みで、初めてCakePHP2系で業務アプリケーションを構築するエンジニア。baserCMSなどCakePHP2ベースのシステムを保守・拡張する担当者にも適合する。
こんな人には向いていない
- CakePHP3以降またはLaravelなど現行フレームワークに移行済みの開発者(本書はCakePHP2固有の設定・API体系を扱うため直接応用は難しい)
- PHP自体をこれから学ぶ完全初学者(言語基礎は別書で補う必要がある)
- 大規模分散システムや最新クラウドネイティブ設計を学びたい読者(出版は2012年であり、コンテナ・CI/CD等のトピックは含まれない)
読了後にできるようになること
- CakePHP2のMVC三層構造(Controller/Model/View)の責務分離と規約ベースの設計方針を理解できる
- コアライブラリ(Paginator・Session・Auth等)を組み合わせて典型的な業務アプリを素早く組み立てられる
- CakeEmailクラスによるメール送信とプラグイン機構でフレームワークを安全に拡張できる
- PHPUnitベースのユニットテスト環境をCakePHP2上で構築し、テスト可能な設計を実践できる
- セキュリティ設定(Security.salt/cipherSeed・CSRF対策)の仕組みと実装手順を説明できる
- CakePHP1系からのモデル/コントローラ移行ポイントを把握し、既存コードを2系に段階移行できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Webアプリケーションフレームワークの誕生 — フレームワーク導入の背景整理。CakePHP選択理由を説明する際の根拠になる
- 第 2 章 CakePHPの概要
- 第 3 章 CakePHPを試してみよう — 最初の動作確認。既存環境がない読者はここから始める
- 第 4 章 コントローラーを使う
- 第 5 章 モデルを使う — Behavior・バリデーション等、モデル層が最も分厚い。実務直結度が高い章
- 第 6 章 ビューを使う
- 第 7 章 CakePHPのMVCをさらに使いこなす
- 第 8 章 コアライブラリを使ってフレームワークを使いこなす — Paginator・Auth・SessionなどCoreライブラリ実践。業務アプリの大半はここで完結する
- 第 9 章 CakeEmailクラスを使ったメール送信
- 第 10 章 プラグインを使ったフレームワークの拡張
- 第 11 章 コンソール/シェルの利用
- 第 12 章 ユニットテスト — PHPUnit連携。テスト未経験のPHPエンジニアが最初に触れるテスト章として有用
- 第 13 章 セキュリティ — Security.salt/cipherSeedの意味を正確に解説。公開後のセキュリティ設定で繰り返し参照される
- 第 14 章 公開環境の設定とデプロイ
- 第 15 章 キャッシュによるパフォーマンス改善
- 第 16 章 ソーシャル連携
- 第 17 章 CakePHP1系からの移行 — 1系→2系の差分を整理。既存資産の維持・段階移行を担う開発者向け
- 第 18 章 より優れたプログラムをCakePHPで書くために
ハイライト
- Security.salt と Security.cipherSeed は、CakePHP がパスワードや Cookie に保存する情報を、ハッシュ化や暗号化する際に利用されます(本書がセキュリティ設定の一次リファレンスとして現場に定着していることを示す引用)
外部からの言及
- CakePHP2系の環境構築や保守を担当した複数のエンジニアが、同書第1〜7章を基礎インプットの起点として言及している。baserCMSなどCakePHP2ベースCMSのプラグイン開発前にも同書が推奨されており、実務投入前の学習パスとして一定の定着が見られる。(qiita)
- Security.salt/cipherSeedなどフレームワーク固有の設定値の意味を調べる際に本書が引用されており、公式ドキュメントだけでは補いきれない日本語解説の需要を担っている。(qiita)
編集メモ
Qiita言及3件・累計likes約21件。言及記事は環境構築・baserCMS開発の参考書として参照するものが中心で、引用密度は低い。CakePHP2系保守案件で信頼性の高いリファレンスとして機能する位置付け。
読む前に押さえておきたいこと
- PHPの基本文法(変数・配列・クラス・名前空間)の理解
- HTMLフォームとHTTPリクエスト/レスポンスの基礎知識
- MySQLの基本操作(CRUD/スキーマ定義)
学習のコツ
- 第1〜3章はフレームワーク導入の背景説明が中心のため、CakePHP2の既存プロジェクト保守が目的なら第4〜8章から着手して戻るほうが定着しやすい。
- 第13章(セキュリティ)はSecurity.saltやCSRF設定の実装根拠を理解する章であり、本番環境投入前に必ず参照する価値がある。
- 第17章(1系→2系移行)は保守案件のみに関係する。新規開発であれば読み飛ばして後半のパフォーマンス・デプロイ章に集中できる。
- 付録のチートシートはコントローラ・モデルの主要メソッド一覧になっており、開発中の手元参照として紙で手元に置くと手戻りを減らせる。
出版社による内容紹介
MVCモデル/コアライブラリ/プラグイン/メール送信/セキュリティ/ユニットテスト/コンソール/パフォーマンス/ソーシャル連携/デプロイ/CakePHP1系からの移行/チートシート。コードを簡潔に保ち、開発効率を極限まで高める。コミュニティ主要メンバーが最前線のノウハウを凝縮。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。