ISBN 9784778501082

Newどれみふぁどんぐり(2) : 絵符ピアノ曲集生徒用

Newどれみふぁどんぐり(2) : 絵符ピアノ曲集生徒用
著者
江口寿子
刊行
2007-02

概要

ピアノ初歩の子どもが絵符から音名へ段階的に移行しながら音楽表現を身につける

想定読者

江口寿子の『Newどれみふぁどんぐり』シリーズを使用して幼児・小学校低学年にピアノを教えている指導者、またはシリーズ第2巻として学習を進める生徒本人

こんな人には向いていない

  • ある程度の音符読みが既に定着している中級以上の学習者。絵符(鍵盤カードと音名対応)による初歩段階の教材であり、進度が合わない
  • バイエルや他メソッドで学習を開始した生徒。本書は江口ぴあのだいすき系列の段階設計に依拠しており、シリーズ外からの単独使用には指導者の補足が必要
  • 成人初心者のセルフラーニング。挿絵・歌詞・連弾パートは幼児の動機づけに特化した設計であり、大人の学習スタイルには合わない

読了後にできるようになること

  • 『ド〜ソ』『レ〜ラ』『ファ〜ド』『ソ〜レ』の各音域グループを順序立てて鍵盤上で把握できる
  • 長調・短調の響きの違いを耳と体験で識別できるようになる(でんわ・あめ など)
  • 1・4・5和音の体験を通じて和音の機能的な響きを感覚として養える(てをあらいましょ・れすとらん)
  • 連弾パートを通じてアンサンブルの合わせ方と音楽の流れを学べる
  • 転調(くも・まいごのちょうちょ など)の体験によって同じメロディの色の変化を感じ取れる
  • 詞とメロディの創作(おはなのたね・おつかい・れすとらん)を通じて音楽の自由な表現力の入り口に触れられる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 はじめに / 子どもたちってなんだろう / 本書の特徴 / 指導にあたっての全般的な注意 / けんばんかーど / おとのなまえ — 導入部。鍵盤カード(けんばんかーど)と音名(おとのなまえ)で音符への橋渡しを行う本シリーズの基礎概念が提示される
  • 第 2 章 ド〜ソ音域のグループ(おはなのたね・でんわ・にわとり・てをあらいましょ・あさ・かっこう) — 最初の音域グループ。創作・和音体験・連弾・長調短調の体験が凝縮されており、本書の指導コンセプトの核心が詰まっている
  • 第 3 章 レ〜ラ音域のグループ(あめ・くも) — 音域を一度ずらして学習。長調短調の聴きわけと転調体験が主眼に置かれている
  • 第 4 章 ファ〜ド音域のグループ(おつかい・れすとらん・ちゅーりっぷ) — 詞・リズムの創作と終止和音の体験を含む。音域移行と同時に音楽的な完結感(終止)を身につける課題が設けられている
  • 第 5 章 ソ〜レ音域のグループ(おいけのかえる・てれびをみよう・くさけいば・じてんしゃ) — pとfの表現・リズムの模倣・連弾など表現の多様化が集中する後半グループ
  • 第 6 章 複合音域・仕上げ(いちごつみ・まいごのちょうちょ・しゅうりょうしょうしょ) — 複数音域をまたぐ転調曲(まいごのちょうちょ)と修了証が収録され、第2巻の学習完了を象徴するまとめとして機能する

ハイライト

  • おはなのたね(ド〜ソ・詞とメロディーの創作) でんわ(ド〜ソ・長調短調和音の体験) にわとり(ド〜ソ・音の高低による表現・連弾)(冒頭3曲が示す設計の典型。単なる演奏にとどまらず創作・和音体験・連弾を初歩段階から組み込む構成が本シリーズの特徴をよく表している)
  • くも(レ〜ラ・転調の体験) まいごのちょうちょ(レ〜ラ・ド〜ソ・転調する曲の表現・連弾)(転調を含む2曲。初歩段階で転調を体験させる課題が複数設けられており、音域の拡張と調性感覚の育成が並行していることが分かる)
  • れすとらん(ファ〜ド・詞とリズムの創作・終止和音の体験) ちゅーりっぷ(ファ〜ド)(中盤以降の音域移行(ファ〜ド)での課題例。創作・終止和音の体験が音域学習に自然に組み合わされている)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / 累計 likes 0 / Rakuten ランキング情報なし。IT系プラットフォームでの計測シグナルは確認できないため supplementary とする。江口寿子シリーズは日本のピアノ指導現場で長年用いられている教材であるが、外部定量シグナルは本データから取得できない

読む前に押さえておきたいこと

  • 第1巻『Newどれみふぁどんぐり(1)』または同等の初歩ピアノ経験(鍵盤の基本姿勢と音名の入り口程度)
  • 楽曲に合わせた歌唱・リズム打ちができる発達段階(幼児後期〜小学校低学年が目安)

学習のコツ

  • 音域グループ(ド〜ソ → レ〜ラ → ファ〜ド → ソ〜レ)の順序には意味がある。同じ音域内で長調・短調・和音・連弾・創作を一巡させてから次の音域に移る設計なので、曲をバラバラに選んで進めると体験の連鎖が崩れる
  • 連弾パート(にわとり・あさ・かっこうなど)は指導者が弾くことを前提に設計されている。アンサンブルの合図や拍の受け渡しを丁寧に扱うと、生徒の拍感育成の場として機能する
  • 創作課題(おはなのたね・おつかい・れすとらん)は正解のない活動。演奏技術の習得と並行して音楽的な自由度を体験させる狙いがあり、生徒の出力を否定せず受け入れる姿勢で進めることが設計の前提
  • けんばんかーど(巻頭)は随時参照させる補助教材。音名と鍵盤の対応が定着するまでは毎回レッスン冒頭で確認するルーティンを作ると効果的
出版社による内容紹介

1:・はじめに 2:・子どもたちってなんだろう 3:・本書の特徴 4:・指導にあたっての全般的な注意 5:けんばんかーど 6:おとのなまえ 7:おはなのたね(ド〜ソ・詞とメロディーの創作) 8:でんわ(ド〜ソ・長調短調和音の体験) 9:にわとり(ド〜ソ・音の高低による表現・連弾) 10:てをあらいましょ(ド〜ソ・1 4 5和音の体験) 11:あさ(ド〜ソ・連弾) 12:かっこう(ド〜ソ・連弾) 13:あめ(レ〜ラ・長調短調和音の聴きわけ・連弾) 14:くも(レ〜ラ・転調の体験) 15:おつかい(ファ〜ド・詞の創作) 16:れすとらん(ファ〜ド・詞とリズムの創作・終止和音の体験) 17:ちゅーりっぷ(ファ〜ド) 18:おいけのかえる(ソ〜レ・連弾) 19:てれびをみよう(ソ〜レ・pとfの表現・連弾) 20:くさけいば(ソ〜レ・連弾) 21:じてんしゃ(ソ〜レ・リズムの模倣) 22:いちごつみ(ファ〜ド・連弾) 23:まいごのちょうちょ(レ〜ラ・ド〜ソ・転調する曲の表現・連弾) 24:しゅうりょうしょうしょ

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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