ISBN 9784778501174

Newどれみふぁどんぐり1・2 : 絵符ピアノ曲集指導の手引

Newどれみふぁどんぐり1・2 : 絵符ピアノ曲集指導の手引
著者
江口寿子
刊行
2007-03

概要

『Newどれみふぁどんぐり』1・2巻の全曲を指導者が意図をもって教えるための実践手引き

想定読者

江口寿子の『Newどれみふぁどんぐり(1)(2)』を使用中または使用予定のピアノ指導者。特に幼児・小学校低学年を担当し、絵符から音名への移行段階を体系的に進めたい教師。

こんな人には向いていない

  • 生徒本人。本書は指導者向けの手引きであり、生徒用曲集とは別冊の位置づけ。
  • シリーズ外のメソッド(バイエル・ツェルニーなど)で指導している場合。本書の指導解説は江口メソッドの段階設計に依拠しており、他系統への転用は難しい。
  • 指導法の理論的・学術的な背景を深く研究したい研究者。本書は実践的な指導ポイントの提示に特化しており、音楽教育学的な解説は含まれない。

読了後にできるようになること

  • 第1・2巻に収録された全曲について、各曲の指導意図・技術的ポイント・注意事項を事前に把握できる
  • 黒鍵グループ(2つ・3つ)から始まり音域グループ(ド〜ソ / レ〜ラ / ファ〜ド / ソ〜レ)へ移行する段階設計の根拠を理解できる
  • p・f・dim.・cresc.・rit. などの音楽表現を初歩段階で取り扱う際の声かけと進め方を習得できる
  • 連弾パート・歌・リズム創作・詞の創作・曲作りへの参加といった多彩な活動をレッスンに組み込む方法を把握できる
  • 長調・短調の聴きわけや1・4・5和音の体験的導入を幼児に行う際の実践的な手順を理解できる
  • けんばんかーど(鍵盤カード)と音名学習を補助ツールとして効果的に活用する方法を得られる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 はじめに / どれみふぁどんぐり(1)(2)の特徴 / 指導にあたっての全般的な注意 / けんばんかーど / おとのなまえ / ゆびばんごう — 指導全体の方針を示す総論部分。個別曲の解説に入る前に通読することで、各曲の指導解説の意図が理解しやすくなる
  • 第 2 章 第1巻:黒鍵グループ(かばさん・たいこ・うさぎ・なわとび・ことり) — 2つの黒鍵を中心とした導入段階。うた・ダイナミクス(p/f)・聴きわけ・リズム創作・連弾の初出場面であり、指導の出発点として最も慎重に扱う曲群
  • 第 3 章 第1巻:ド〜ミ移行(おゆびのたいそう・とけい・3びきのねずみ) — 音域をド〜ミに広げる段階。連弾と歌が中心で、曲作りへの参加という協働活動を導入する節
  • 第 4 章 第1巻:3つの黒鍵〜ド〜ソ(じどうしゃ・かたつむり・かくれんぼ・ぴあのをひきましょ・かえるのがっこう・おはなのたね) — 3つの黒鍵への移行と音域ド〜ソの確立。rit. の表現・詞とメロディーの創作が登場し、指導の幅が広がる
  • 第 5 章 第2巻:ド〜ソ音域の深化(でんわ・にわとり・てをあらいましょ・あさ・かっこう) — 第2巻の冒頭。長調・短調和音体験・1・4・5和音・連弾など第1巻で積んだ基礎の上に多様な体験を積み重ねる
  • 第 6 章 第2巻:レ〜ラ・ファ〜ドへの展開(あめ・くも・おつかい・れすとらん・ちゅーりっぷ) — 音域を移動させながら転調体験・詞とリズムの創作・終止和音を体験する。創作課題が最も多く登場する段階
  • 第 7 章 第2巻:ソ〜レ・複合音域(おいけのかえる・てれびをみよう・くさけいば・じてんしゃ・いちごつみ・まいごのちょうちょ) — 後半の音域グループ。p/f表現の再確認・リズムの模倣・転調する曲(まいごのちょうちょ)の表現指導が集中する仕上げ段階

ハイライト

  • はじめに どれみふぁどんぐり(1)(2)の特徴 指導にあたっての全般的な注意(本書の冒頭3項目。シリーズの設計思想と全般的な指導方針がここに集約されており、個別曲の指導解説に入る前に通読することが想定されている)
  • かばさん(2つの黒鍵・うた) たいこ(2つの黒鍵・pとfの表現・pとfの聴きわけ) うさぎ(2つの黒鍵の移動・dim.とcresc.の表現)(第1巻の冒頭3曲。黒鍵2つのグループから始め、歌・ダイナミクス表現・強弱の聴きわけを早期に導入するシリーズの出発点)
  • おはなのたね(ド〜ソ・詞とメロディーの創作) れすとらん(ファ〜ド・詞とリズムの創作・終止和音の体験)(創作活動が含まれる2曲。初歩段階から創作を組み込む江口メソッドの特徴が最も端的に現れており、指導者にとって扱い方の理解が必要な課題)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / 累計 likes 0 / Rakuten ランキング情報なし。IT系プラットフォームでの計測シグナルは確認できないため supplementary とする。ピアノ指導専門書であり、IT系メディアでの言及は構造的に少ない。

読む前に押さえておきたいこと

  • 『Newどれみふぁどんぐり(1)』および『Newどれみふぁどんぐり(2)』の生徒用曲集の内容把握(本書はその指導者向け解説書)
  • 幼児ピアノ指導の基本的な経験(音名・指番号・基本姿勢の指導経験)

学習のコツ

  • 巻頭の『はじめに』『特徴』『全般的な注意』の3項目は、個別曲の解説に先立って通読することが前提。特に『全般的な注意』は全曲指導に共通する判断軸を示しており、各曲解説の前提知識となる。
  • 本書は第1・2巻両方の指導解説を1冊に収録している。実際の指導では生徒用曲集(第1巻・第2巻)と本書を常にセットで参照しながら進めることで、設計の意図と具体的な指示の対応関係を確認できる。
  • 創作課題(おはなのたね・おつかい・れすとらん・なわとびなど)は指導者が演奏の正確さを求める場ではない。本書の指導解説で創作の意図と受け入れ方のポイントを事前に確認しておくと、その場での即興対応に役立つ。
  • 連弾曲(なわとび・とけい・3びきのねずみ・にわとりほか多数)では指導者自身が第2パートを担当する。本書の解説で各曲の拍感・テンポ感・合図タイミングを把握してから実際に弾き合わせると生徒の拍育成が効率的に進む。
出版社による内容紹介

1:・はじめに 2:・どれみふぁどんぐり(1)(2)の特徴 3:・指導にあたっての全般的な注意 4:================================ 5:けんばんかーど   ▼どれみふぁどんぐり(1) 6:おとのなまえ 7:ゆびばんごう 8:ゆびばんごうのれんしゅう 9:かばさん(2つの黒鍵・うた) 10:たいこ(2つの黒鍵・pとfの表現・pとfの聴きわけ) 11:うさぎ(2つの黒鍵の移動・dim.とcresc.の表現) 12:なわとび(ド・リズムの創作・連弾) 13:ことり(ド・高の高低による表現) 14:ゆびばんごうのれんしゅう 15:おゆびのたいそう(ド〜ミ) 16:とけい(ド〜ミ・曲作りへの参加・連弾) 17:3びきのねずみ(ド〜ミ・うた・連弾) 18:じどうしゃ(3つの黒鍵・rit.の表現) 19:かたつむり(3つの黒鍵の移動) 20:かくれんぼ(2つの黒鍵・3つの黒鍵・詞の創作・連弾) 21:ぴあのをひきましょ(ド〜ソ・メロディーの創作・連弾) 22:かえるのがっこう(ド〜ソ・曲作りへの参加) 23:おはなのたね(ド〜ソ・詞とメロディーの創作)   ▼どれみふぁどんぐり(2) 24:でんわ(ド〜ソ・長調短調和音の体験) 25:にわとり(ド〜ソ・音の高低による表現・連弾) 26:てをあらいましょ(ド〜ソ・1 4 5和音の体験) 27:あさ(ド〜ソ・連弾) 28:かっこう(ド〜ソ・連弾) 29:あめ(レ〜ラ・長調短調和音の聴きわけ・連弾) 30:くも(レ〜ラ・転調の体験) 31:おつかい(ファ〜ド・詞の創作) 32:れすとらん(ファ〜ド・詞とリズムの創作・終止和音の体験) 33:ちゅうりっぷ(ファ〜ド) 34:おいけのかえる(ソ〜レ・連弾) 35:てれびをみよう(ソ〜レ・pとfの表現・連弾) 36:くさけいば(ソ〜レ・連弾) 37:じてんしゃ(ソ〜レ・リズムの模倣) 38:いちごつみ(ファ〜ド・連弾) 39:まいごのちょうちょ(レ〜ラ・ド〜ソ・転調する曲の表現・連弾)

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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