ISBN 9784798067612

LightGBM予測モデル実装ハンドブック

LightGBM予測モデル実装ハンドブック
著者
毛利拓也
出版社
秀和システム
刊行
2023-06

概要

LightGBMの仕組みをアルゴリズム遡及で理解し、実務予測モデルを組み上げる

想定読者

Pythonで機械学習を始めており、勾配ブースティング系アルゴリズムを業務予測タスクに活用したいデータサイエンティスト・ML エンジニア

こんな人には向いていない

  • 機械学習の基礎概念(回帰・分類の区別、損失関数の意味)を把握していない入門段階の読者には、第1章以降の数式展開が急勾配に感じられる
  • LightGBM を本番運用しており、分散学習・モデルサービングの最適化まで踏み込みたい上級者には、インフラ・デプロイ面の記述が薄い
  • 理論的厳密さを重視する読者には、数式は補助的な位置づけにとどまり、純粋な理論書として使うには物足りない構成になっている

読了後にできるようになること

  • 線形回帰→回帰木→勾配ブースティング→XGBoost→LightGBM というアルゴリズムの系譜を数式レベルで追い、LightGBM の設計上の工夫を説明できる
  • 探索的データ解析(EDA)の段階から特徴量エンジニアリング・クロスバリデーションまでを一貫したハンズオンで実装できる
  • Optuna などを用いたハイパーパラメータ最適化の手順を実際のコードで組み込める
  • SHAP 等を用いて予測値を特徴量貢献度に分解し、モデルの予測根拠を関係者に説明できる
  • 大規模レコード(1,000 万件超)を想定した学習時間と精度のトレードオフを実務視点で判断できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 予測モデルの概要 — 機械学習タスク全体の整理。本書の位置づけと読み進め方を把握するために必ず読む
  • 第 2 章 回帰の予測モデル — 線形回帰から回帰木まで遡及し、LightGBM の基礎を積む章
  • 第 3 章 分類の予測モデル — 2値・多クラス分類の実装と評価指標の選び方を扱う
  • 第 4 章 回帰の予測モデル改善 — EDA・特徴量エンジニアリング・CV・ハイパーパラメータ最適化の実務サイクルを集約した中核章
  • 第 5 章 LightGBMへの発展 — XGBoost との差分整理と LightGBM 固有パラメータの解説。勾配ブースティング比較の軸として活用できる

ハイライト

  • LightGBMはレコード数が1,000万件を越える大規模データでも数時間でモデル学習でき、予測精度が高く、実装がシンプルという開発運用に適した特徴を兼ね揃えた機械学習アルゴリズムです(本書が LightGBM を選択する実務的理由を端的に示している箇所。スケール・精度・実装コストの三点を同時に押さえている)
  • 予測値を特徴量の貢献度で分解し、予測値の原因を分析します。実務は精度の改善と並んで、予測値の説明性が大事になります(精度向上だけでなく説明性まで扱う点が、業務での利用を前提にしていることを示す)

外部からの言及

  • 本書を参考に California housing データセットで LightGBM の EDA・学習・評価・特徴量重要度・Optuna チューニングを実装するという使われ方が確認されている。実務コードに直結する入門書として参照されている(qiita)
  • Kindle Unlimited で Python 機械学習を学ぶ推薦リストに掲載されており、コスト面でのアクセスしやすさが評価されている(other)

編集メモ

Qiita 言及記事 2件・累計 likes 2。書籍を参考文献として使った実装記事が1件確認できるにとどまり、広域での言及蓄積はこれから。Kindle Unlimited 経由で読まれているという記述もあり流通はしているが、現時点のシグナル量は supplementary 相当

読む前に押さえておきたいこと

  • Python の基本文法と NumPy / pandas の操作に慣れていること
  • 回帰・分類の違いや損失関数の概念など、機械学習の入門的な知識
  • Jupyter Notebook または類似の実行環境を自分でセットアップできること

学習のコツ

  • 第1章で全体像を掴んだ後、第2〜3章のアルゴリズム遡及は流し読みせずに数式と図を照合しながら進めると、第5章の LightGBM 固有の工夫が腑に落ちる
  • 第4章(回帰改善)は実務サイクルをほぼ網羅しているため、実際の業務データで同じ手順を追体験しながら読むと定着が早い
  • 特徴量貢献度の分析(SHAP 相当)は、モデルを利害関係者に説明する場面を想定しながら読むと、どの粒度で可視化するかの判断軸が身につく
  • XGBoost との比較箇所(第5章)は、既存コードを LightGBM に移行する際のパラメータ対応表として手元に残しておくと実用的
出版社による内容紹介

本書は実践知を基にLightGBMの仕組みや実務への活用方法をハンズオン形式で学ぶ技術書です。LightGBMはレコード数が1,000万件を越える大規模データでも数時間でモデル学習でき、予測精度が高く、実装がシンプルという開発運用に適した特徴を兼ね揃えた機械学習アルゴリズムです。 本書の目標は以下の2つです。 目標1 LightGBMの理解ためには、逆説的ですが「LightGBM以外」の仕組みを具体的に理解する必要があると、筆者は考えています。そこで、本書は機械学習の基礎となる「線形回帰」、勾配ブースティングの基礎となる「決定木(回帰木)」の仕組みを最初に整理し、続いて、回帰木→勾配ブースティング→XGBoost→LightGBMとアルゴリズムごとの工夫(前提条件)を数式を交えて理解する構成にしています。 目標2 実務活用は探索的データ解析(EDA)、クロスバリデーション、特徴量エンジニアリング、ハイパーパラメータ最適化の精度改善の実装を通じて、実務で役立つ考え方や運用で注意すべき点を学べるようにハンズオンします。また、実務は精度の改善と並んで、予測値の説明性が大事になります。そこで、予測値を特徴量の貢献度で分解し、予測値の原因を分析します。 第1章 予測モデルの概要 第2章 回帰の予測モデル 第3章 分類の予測モデル 第4章 回帰の予測モデル改善 第5章 LightGBMへの発展

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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