ISBN 9784798125169
VMware View : 仮想デスクトップシステム構築ガイド
概要
VMware View で仮想デスクトップ環境を設計・構築・運用する
想定読者
企業の IT インフラ担当者・SIer のエンジニアで、デスクトップ仮想化(VDI)の導入検討から本番構築までを担う人
こんな人には向いていない
- すでに VMware Horizon 7 以降を本番運用しており、最新バージョン固有の機能(インスタントクローン等)を調べたい人には内容が古い
- 仮想化全般の概念学習が目的で、特定製品の構築手順を必要としない人には詳細すぎる
- 小規模な個人開発環境向けに VMware を使いたいだけの場合、エンタープライズ設計の章が過剰になる
読了後にできるようになること
- 仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いを技術プロトコル(PCoIP 等)レベルで説明できる
- VMware View の構成要素(Connection Server・View Composer・vSphere)の役割と相互依存を理解し、設計に落とし込める
- 業種・利用形態(BCP・リモートアクセス・セキュアオフィス・モバイル)ごとのユースケース分析ができる
- vSphere インフラ(ストレージ・ネットワーク・冗長化)を VDI ワークロードに合わせてサイジングできる
- ThinApp を用いたアプリケーション仮想化と、デスクトッププール設計の選択肢(フルクローン・リンククローン)を判断できる
- 本番稼働後の運用チーム体制・バックアップ戦略・セキュリティポリシー管理の骨格を設計できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 仮想デスクトップ概要 — VDI 導入検討フェーズで上司・発注者への説明資料として活用できる
- 第 2 章 シンプルなデスクトップ仮想化環境の構築 — PoC 段階の最小構成を素早く動かすための手順集
- 第 3 章 VMware View 解説 — Connection Server / View Composer の内部概念を整理する章。設計判断の前提として重要
- 第 4 章 システムユースケース分析 — 要件定義フェーズに直結。4 分類(セキュアオフィス・BCP・リモートアクセス・モバイル)の整理は実務で再利用しやすい
- 第 5 章 構築プロジェクトのポイント — RFP 策定・チーム編成・プロトタイプ計画が対象。PM・プリセールス担当にも参考になる
- 第 6 章 vSphere インフラ設計 — サイジング・ストレージ・ネットワーク冗長の実務設計。本書の技術的核心のひとつ
- 第 7 章 View デスクトップ設計 — ThinApp によるアプリ仮想化とプールポリシーの設定判断を扱う
- 第 8 章 View 環境の構築 — インストール手順の詳細。手を動かしながら読む章
- 第 9 章 仮想デスクトップ環境の構築 — テンプレート作成〜プール展開の実作業フロー
- 第 10 章 仮想デスクトップシステムの運用 — 本番稼働後のセッション管理・更新手順・障害対応を網羅。運用チームの引き継ぎ資料としても使える
編集メモ
Qiita 言及 3 件(詳細 likes 未取得)・楽天ランキング情報なし。2012 年刊行で VMware View 4/5 世代が対象。現行 Horizon 8 との機能差があるため、最新バージョン対応の一次資料と併用する形での参照が多い
読む前に押さえておきたいこと
- VMware vSphere(ESXi + vCenter)の基本操作経験
- Windows Active Directory の概念(OU・GPO・ドメイン参加)の理解
- ネットワーク設計の基礎(VLAN・ルーティング・ファイアウォール)
学習のコツ
- 4 章(ユースケース分析)と 6 章(vSphere インフラ設計)は要件定義・基本設計フェーズで参照価値が高く、手順章(8・9 章)より先に読んでおくと構築判断の根拠が明確になる
- 2012 年刊行のため製品 UI や一部コマンドは現行バージョン(Horizon 8 系)と異なる。概念設計・ユースケース分類・運用設計の考え方自体は現在も通用する部分が多い
- 5 章(プロジェクトポイント)は技術者だけでなく、VDI 導入を担当するプロジェクトマネージャーやプリセールスエンジニアが読んでも実用的な内容を含む
出版社による内容紹介
仮想化の次の一手、デスクトップ仮想化への解法!リモートアクセスの基本知識や、セキュリティに関する考慮、システム設計の手法とポイントについて、現場から得られた多くの知識を紹介。「VMware View」の基本や機能解説も盛り込んでいます。仮想化時代の新しいシステムの形と具体的な実現方法について学べる1冊。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。