ISBN 9784798144047
なぜ、あなたのExcelは「パッとしない」のか? : いまさら聞けない社会人のための再入門
概要
Excel の『しくみ』を理解して、仕事別の資料作成を実践的に身につける
想定読者
Excelを日常的に使いながらも我流でやり過ごしてきた社会人。上司の依頼に応える資料をどう組み立てるかに迷いがある中堅層に特に向く
こんな人には向いていない
- VLOOKUP・ピボットテーブル・マクロなどの中〜上級機能を体系的に習得したい人には機能カバレッジが不足する
- すでに実務でExcel資料を自信を持って作れており、チームへの教え方や品質標準化を模索している人には対象外
- データ分析やBI連携といった大規模データ処理の文脈を求める読者には内容が基礎寄りすぎる
読了後にできるようになること
- Excelのセル参照・書式・印刷設定といった『しくみ』レイヤーを図解で把握し、機能を目的から逆引きできる感覚を養う
- あいまいな上司依頼を5つのコツで構造化し、資料の完成像をExcelを開く前に定義する思考習慣を持つ
- VLOOKUPと集計関数を組み合わせた複数表の結合・集計を、業務シナリオに沿って実践できる
- 文字列結合・CONCATENATE相当の操作でちまちまコピペを排除し、データ整形を自動化する
- 売上グラフの可視化において、グラフ種別の選択基準と最短作成手順を身につける
- エラー発生時に固まらず、計算式の検証手順を踏んでデバッグできる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 図解でわかるExcelのしくみ — セル参照・書式・シート構造の概念を図解で整理する導入部。我流ユーザーが見落としがちな前提知識を補う
- 第 2 章 主な機能を知ろう — 機能の全体地図を把握するための概覧。個別CASEを読む前の索引として活用できる
- 第 3 章 CASE00: 最適な資料作りの5つのコツ — 資料を作り始める前の考え方を整理するCASEゼロ。全CASEに通底する思考フレームを提供する
- 第 4 章 CASE01: 午後イチの会議までに資料を用意して〜現在AM11:00〜 — 時間制約のある状況でのトリアージと優先順位付けの実践
- 第 5 章 CASE02: 見やすくてきれいに印刷できる表を作って — 書式・印刷設定の迷いを解消する。印刷トラブルに悩む読者が最初に読んでよい章
- 第 6 章 CASE03: A社に渡す資料を準備して〜B社もC社も混在している売上表〜 — フィルタリングと抽出の組み合わせ。納品前の資料整理という身近なシナリオ
- 第 7 章 CASE04: 各担当者が作った取引先リストを1つにまとめて〜全角 vs 半角〜 — 表記揺れの統一という現場で頻発する課題を扱う
- 第 8 章 CASE05: 2つの表を組み合わせてその中の一部を集計して — VLOOKUP的な表結合と集計の実践。本書の中で最も汎用性が高い章の一つ
- 第 9 章 CASE06: 売上の減少をサクッと見える化しておいて — グラフ種別の選択基準と素早い作成手順。巻末付録のグラフ一覧と併読すると効果的
- 第 10 章 CASE07: なんか計算がおかしいぞ — エラー検証の思考手順を体系化。電卓で再計算する前にやるべきことが整理される
- 第 11 章 CASE08: 別々のセルに入った文字を1カ所にまとめて — 文字列結合による繰り返し作業の排除。データ加工の自動化入口として機能する
- 第 12 章 CASE09: データ分析しながら打ち合わせしたい — その場での動的な分析を想定した章。ピボット的な発想の第一歩として有効
ハイライト
- 世の中はなべて2種類の人間に分けられますが、Excelが『パッとしている』人か、『パッとしない』人か、この違いはビジネスにおいて微差ではありません(本書の問いかけが最も端的に表れている一文。読者の自己認識を揺さぶる入り口として機能している)
- 機能別ではなく、仕事別に資料づくりを解説しているので実践的。事例以外の業務にも応用できるので、『ヒント集』としても使える(本書の構成上の独自性を示す箇所。機能リファレンス本との差別化が明確に出ている)
編集メモ
Qiita言及記事は確認できず(検索ゼロ件)、楽天ランキング情報も入力なし。書誌情報と出版社サイトのみで評価。2016年刊の再入門書であり、Excelトピック全体では補完的な位置づけ
読む前に押さえておきたいこと
- Excelのファイル開閉・セル入力・基本的な四則演算(SUM程度)の操作経験
- 資料を作る業務(営業・管理・事務など)での日常的なExcel利用経験
学習のコツ
- LESSON01・02(第1部)は通読して全体地図を把握してから、実務で直面しているCASEに飛ぶ読み方が効率的。第1部を読み飛ばすとCASEの意図が届きにくくなる
- CASE00の『最適な資料作りの5つのコツ』は短いが本書の核心。全CASE読了後にもう一度戻ると定着度が上がる
- CASE03〜05は表結合・集計の系譜として連続して読むと、VLOOKUP系の使いどころが体系的につかめる
- 巻末付録02のグラフ一覧はCASE06と対で参照する。グラフ選びに迷う場面で索引として活用できる
- 部下・後輩への説明役割を担う読者は、各CASEの冒頭の『依頼シナリオ』を教材の入口として使うと説明コストが下がる
出版社による内容紹介
「午後イチの会議までに資料を用意して!」「もっと見やすい表にならない?」 9つのストーリーから、現場で使える考え方と作成術を学ぼう! 社会人なら、なかなか避けて通れないのがExcelです。社内を飛び交うExcelファイルは、人によってはまるで「不幸の手紙」かもしれません。一方で、関数などを使いこなして業務を円滑に進めたり、データ分析に活用して売上アップに結びつけたりしている人もたくさんいます。 世の中はなべて2種類の人間に分けられますが、Excelが「パッとしている」人か、「パッとしない」人か、この違いはビジネスにおいて微差ではありません。 本書では、図解つきで「Excelのしくみ」を説明しているので、得意な人が身につけている「Excel感覚」がつかめます。また、9つのストーリーから「考え方」と「作り方」を読み解くことで、実践的なスキルも養えるようにしました。身近なExcel資料を思い浮かべながら、読み進めてみてください。 【こんな人におすすめ】 ●資料を一から作るのが苦手な人 ●コピペすることが多い人 ●上司からあいまいな依頼をされる人 ●エラーが出たら固まってしまう人 ●印刷がうまくいかない人 ●部下や後輩の質問に答えられるようになりたい人 ●日常業務をもっと効率化したい人 【本書の特長】 ●どんな業務でも共通の「Excelのしくみ」を理解できる ●9つのストーリーから「考え方」と「作り方」を読み解く ●豊富な図解とテクニックを掲載 ●機能別ではなく、仕事別に資料づくりを解説しているので実践的 ●事例以外の業務にも応用できるので、「ヒント集」としても使える 【第1部】 LESSON01 図解でわかるExcelのしくみ LESSON02 主な機能を知ろう 【第2部】 CASE00 最適な資料作りの5つのコツ CASE01 「午後イチの会議までに資料を用意して」と言われたら 〜現在AM11:00〜 CASE02 「見やすくてきれいに印刷できる表を作って」と言われたら 〜言うは易く行うは難し〜 CASE03 「A社に渡す資料を準備して」と言われたら 〜B社もC社も混在している売上表〜 CASE04 「各担当者が作った取引先リストを1つにまとめて」と言われたら 〜全角入力派 VS 半角入力派〜 CASE05 「2つの表を組み合わせてその中の一部を集計して」と言われたら 〜まとめるの? 分けるの?〜 CASE06 「売上の減少をサクッと見える化しておいて」と言われたら 〜また時間がないのですね〜 CASE07 「なんか計算がおかしいぞ」と言われたら 〜電卓を取り出す前に〜 CASE08 「別々のセルに入った文字を1カ所にまとめて」と言われたら 〜「ちまちまコピペ」はもうイヤだ〜 CASE09 「データ分析しながら打ち合わせしたい」と言われたら 〜手を動かしながら考える〜 巻末付録01 もっとExcelを使いこなしたい人のためのヒント 巻末付録02 主なグラフの種類と特徴
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。