ISBN 9784798144528
小さな会社のAccessデータベース作成・運用ガイド Windows 10、Access 2016/2013/2010対応
概要
中小企業の担当者がAccessで業務アプリを自作・運用できるようにする
想定読者
情報システム部門を持たない中小企業で、ExcelやAccessを日常業務に使っており、自社業務に合ったデータベースシステムを内製したいと考えている担当者
こんな人には向いていない
- すでにAccessで実務アプリを複数構築した経験がある開発者には、基礎説明の比重が大きく冗長に感じる可能性がある
- クラウドベースのSaaSやWebアプリケーション開発を前提とするエンジニアには対象範囲が合わない
- Access 2019以降の新機能(Webアプリ等)や最新UIに対応した解説を求める読者には、本書がAccess 2016/2013/2010対象である点に注意が必要
読了後にできるようになること
- リレーショナルデータベースの基本概念(テーブル設計・リレーション・正規化)をAccessの操作と紐付けて理解できる
- 顧客住所録・販売管理(顧客・商品・受注)といった実務想定のサンプルシステムを一から構築できる
- メインメニューやフォームを組み合わせたエンドユーザー向けUIを設計・実装できる
- 分析レポート機能(クエリ・レポートオブジェクト)を使い、集計・帳票出力を実装できる
- 完成したAccessアプリを社内で運用・カスタマイズするための保守方針を立てられる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 データベース活用の基礎知識 — Accessを使う前にデータベースの目的・用語を整理する章。経験者は読み飛ばしても支障ない
- 第 2 章 リレーショナルモデルとテーブル設計 — 正規化とリレーション設計の考え方を扱う。本書の核心となる概念の基盤
- 第 3 章 開発フローの全体像 — 要件定義から運用までのステップを俯瞰する。初読で全体像を掴むために有用
- 第 4 章 顧客住所録システムの構築 — 最初の実装例。Accessのフォーム・テーブル操作を一通り経験できる入門的な演習
- 第 5 章 販売管理システム — 顧客管理サブシステム — 実務想定の複合システム実装。前章より設計の複雑度が上がる
- 第 6 章 販売管理システム — 商品管理サブシステム — 商品マスタとカテゴリ管理の設計パターンを学べる
- 第 7 章 販売管理システム — 受注管理サブシステム — 複数テーブル間の参照整合性と受注明細の扱いを実装する。実務直結度が最も高い章の一つ
- 第 8 章 分析レポート機能の実装 — クエリとレポートオブジェクトを使った集計・帳票出力。経営者向け資料作成の自動化に直結
- 第 9 章 メインメニューの構築 — エンドユーザーが直接操作するナビゲーションUIの設計。完成度を高める仕上げ工程
- 第 10 章 カスタマイズと運用 — 完成後の保守・拡張方針を扱う。システムを長期間使い続けるための視点を得られる
ハイライト
- 単なるアプリ設計・作成ではなく、実際の社内業務に合わせた効率的なAccessを利用した業務アプリ開発に必要な考え方を紹介した上で、実務で使える業務アプリの作成と運用方法について解説します。(本書が「操作解説書」ではなく「業務設計ガイド」であることを最も端的に示す記述)
- 高額なパッケージソフトの導入には二の足を踏むものの、データベース管理の重要性、Accessを利用した業務の効率化は関心のある中小企業の担当者向けに(本書の対象読者像とコスト文脈が端的に表現されており、購買判断の前提条件として有用)
編集メモ
Qiita での言及記事 0件 / 累計 likes 0 / Rakuten ランキング履歴なし。外部シグナルがないため補完的な選択肢として分類。書籍自体は2016年刊行でAccess 2016対応の改訂版であり、ニッチな実務ニーズに応える一書
読む前に押さえておきたいこと
- ExcelまたはAccessを日常業務で使った経験(セルの編集・ファイル保存程度で十分)
- 自社業務のデータ構造についての具体的なイメージ(何を管理したいかが決まっている状態)
- プログラミング経験は不要。VBAコードは最小限しか登場しない
学習のコツ
- 第1〜3章はデータベースの基礎固めだが、Accessの操作に慣れている読者は第4章から入り、詰まったら戻る逆引き読みが効率的
- 第4章の顧客住所録を一度手を動かして作り切ることで、第5〜7章の販売管理システムの設計判断が腑に落ちやすくなる
- 第8章のレポート機能は他の章と独立性が高いため、集計・帳票だけが必要な場合は単体で参照できる
出版社による内容紹介
ラクラク作成!自社にぴったりのデータベースシステム! 本書は好評発売中の『小さな会社のAccessデータベース作成・運用ガイド 2013/2010/2007対応』(ISBN978-4-7981-3077-4)をWindows 10およびAccess 2016に対応し、内容面もブラッシュアップした改訂版の書籍です。 コンセプトは変わらず、高額なパッケージソフトの導入には二の足を踏むものの、データベース管理の重要性、Access を利用した業務の効率化、は関心のある中小企業の担当者向けに、Access を利用した業務アプリの作成および運用方法を解説した書籍です。単なるアプリ設計・作成ではなく、実際の社内業務に合わせた効率的な Accessを利用した業務アプリ開発に必要な考え方を紹介した上で、実務で使える業務アプリの作成と運用方法について解説します。 Accessの操作やソフトウェア開発の経験が浅い(あるいは経験を持たない)読者でも抵抗なく入り込めるよう、前半ではAccessの基礎知識やデータベースアプリケーション作成の基本を解説。中盤から後半では実際の現場で役立つデータベースアプリケーションの作成方法を丁寧に解説しています。 自社の業務に合ったデータベースシステムを作りたい方、必携の1冊です。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。