ISBN 9784798157498
図解まるわかり ネットワークのしくみ
概要
LAN/WAN・TCP/IP・セキュリティを図解で体系的に把握する
想定読者
IT業界に入ったばかりの新入社員・転職者や、ネットワーク概念が曖昧なままバックエンド・インフラ業務に携わっているエンジニア。基本情報技術者・応用情報技術者試験の学習前に全体像を固めたい人にも向く。
こんな人には向いていない
- すでにルーティングプロトコル・VLANの設計を実務で扱っているネットワークエンジニアには基礎事項の比重が大きく、深堀り不足と感じる可能性がある
- TCP/IPの内部動作(三方ハンドシェイク・ウィンドウ制御など)をソースコードレベルで理解したい読者には、概念説明中心の本書より実装寄りの書籍が適している
- 特定プロトコルやネットワーク機器の設定手順を網羅したいエンジニアには、コマンド集・設定ガイド系の書籍のほうが実用的
読了後にできるようになること
- LAN・WAN・インターネットの役割分担とパケット転送の流れを説明できる
- スイッチ・ルータ・ファイアウォールなどネットワーク機器それぞれの動作原理と配置理由を理解できる
- TCP/IPのレイヤ構造(物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・アプリケーション)を業務会話の中で使えるレベルで把握できる
- DNSやHTTPなどアプリケーション層プロトコルがWebアクセス時にどう連携するかを説明できる
- イーサネット・無線LAN(Wi-Fi)の通信方式の違いと選択基準を理解できる
- ファイアウォール・VPN・暗号化などセキュリティ対策の仕組みを概念レベルで説明できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 ネットワークのきほん〜ネットワークの全体像を理解しよう〜 — LAN・WAN・インターネットの役割分担から入る。未経験者はまずここで全体地図を掴む
- 第 2 章 ネットワークをつくるもの〜ネットワークはどのようにできている?〜 — スイッチ・ルータ・ハブ等の機器ごとの役割を図解。実機を触る前の概念整理に有効
- 第 3 章 ネットワークの共通言語TCP/IP〜ネットワークの共通ルール〜 — IPアドレス・ポート番号・TCP/UDP の関係を整理する。試験対策・業務会話の基礎となる章
- 第 4 章 Webサイトを見るしくみ〜毎日見るWebサイトを理解しているか?〜 — DNS解決→HTTP通信の一連の流れを追える。バックエンド開発者が最初に実感できる章
- 第 5 章 イーサネットと無線LAN〜まずは同じネットワーク内で転送する〜 — MACアドレスとIPアドレスの使い分けを整理。ARP・CSMA/CDの動作が図で追える
- 第 6 章 ルーティング〜遠くのネットワークまで送り届る〜 — ルーティングテーブルとゲートウェイの役割。AWS VPC・オンプレ接続の概念理解の前提
- 第 7 章 ネットワークのセキュリティ技術〜ネットワークを攻撃から守ろう〜 — ファイアウォール・VPN・SSL/TLSの仕組みを概説。セキュリティ資格学習の入口としても機能する
ハイライト
- 図を使ってサクッと理解したい時にいいです。理解が進まない分野は図を使ってさくっと理解したいですね。(低レイヤー技術を体系化するコンテンツ集で、ネットワーク図解書の代表例として挙げられた評価)
- 基本情報、応用情報レベルのネットワーク知識を学べる。バックエンドやるならしっておきたい。(バックエンドエンジニア2年目の学習記録での推薦。試験レベルの知識と実務の接続が明確に述べられている)
外部からの言及
- 低レイヤー技術の入門として「図解でさくっと理解できる」点が評価されており、OS・ネットワーク・CPU等の基礎技術を体系化するまとめ記事でネットワーク入門書の代表格として挙げられる(qiita)
- バックエンド・インフラ志向のエンジニアの学習記録で「基本情報・応用情報レベルのネットワーク知識が得られる」と位置づけられており、IT資格前後の基礎固めに適した一冊として参照されている(qiita)
- AWS認定試験の学習開始時に前提知識として読まれており、クラウド学習に入る前のネットワーク基礎固めの一冊として活用された事例がある(qiita)
編集メモ
Qiita言及確認3件(WebFetch 200確認済み)、累計likes 1069+31+6=1106。ただし1106の大部分は1件の大型まとめ記事(likes 1069)によるもので、本書専用の議論ではなくネットワーク入門書リストの一冊として掲載。記事数3件はessential(10件以上)・practical(5件以上)の閾値未満のためsupplementary。Rakutenランキング情報なし。
読む前に押さえておきたいこと
- PCやスマートフォンがインターネットに接続されるという経験(特別な技術知識は不要)
- IT業界の基本用語(サーバー・クライアント・HTTPなど)を耳にしたことがある程度の素地
学習のコツ
- 第3章(TCP/IP)と第5章(イーサネット)は相互補完関係にある。第3章でIPアドレス体系を理解した後、第5章でMACアドレスとの役割分担を確認する順序だと概念が整理されやすい
- 第4章(Webのしくみ)はバックエンド開発経験者が「知ってはいるが説明できない」部分を言語化できる章。実際にブラウザの開発者ツールでHTTPリクエストを見ながら読むと定着が早い
- 第7章(セキュリティ)は単体で読んでも分かるが、第3章・第5章・第6章のプロトコル理解を先に固めると「なぜその対策が必要か」の文脈が掴みやすい
- 見開き1トピック構成なので、苦手な分野だけをピンポイントで参照する辞書的な使い方も有効。全章通読が難しい場合は業務で当面必要な章から着手する
出版社による内容紹介
ネットワークにかかわる技術と機器の役割が理解できる1冊。 LANとWAN、TCP/IPなどのネットワークの基礎知識から、セキュリティまで解説。 新入社員や転職者など、これからIT業界で働く方にもわかりやすい内容です。 見開き1トピックで片面図版なので、わからないところから読めます。 自宅PCでできる実習項目つき。 こんな方におすすめ! ・ネットワーク全体の概要を知りたい方 ・ネットワークのイメージがわかなくて困っている方 ・ネットワーク技術と機器の役割を知りたい方 ・ネットワークを守るセキュリティについても知りたい方 目次 第1章 ネットワークのきほん〜ネットワークの全体像を理解しよう〜 第2章 ネットワークをつくるもの〜ネットワークはどのようにできている?〜 第3章 ネットワークの共通言語TCP/IP〜ネットワークの共通ルール〜 第4章 Webサイトを見るしくみ〜毎日見るWebサイトを理解しているか?〜 第5章 イーサネットと無線LAN〜まずは同じネットワーク内で転送する〜 第6章 ルーティング〜遠くのネットワークまで送り届る〜 第7章 ネットワークのセキュリティ技術〜ネットワークを攻撃から守ろう〜
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。