ISBN 9784798168791

アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット

アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット
著者
森 一樹
出版社
翔泳社
刊行
2021-02

概要

アジャイルチームのふりかえりを始めから体系的に実践する

想定読者

ふりかえりをチームに導入したい、またはマンネリ打破を図りたいスクラムマスター・チームリーダー・アジャイルコーチ

こんな人には向いていない

  • すでに複数のふりかえり手法を使いこなし、ファシリテーション理論を深く掘り下げたい上級者には内容が基礎寄りに映る
  • ふりかえりではなくスクラム全体のプロセス設計(スプリント計画・見積もり等)を学びたい読者には対象範囲が限定的
  • 技術的な開発プロセス改善(CI/CDやテスト自動化など)のノウハウを求める読者には分野が異なる

読了後にできるようになること

  • ふりかえりの目的・効果・進行ステップを7段階フレームワークとして体系化し、チームに説明できる
  • KPT・YWT・熱気球・FDLなど複数の手法を状況に応じて選択・組み合わせる判断軸を持てる
  • オンラインリモートでのふりかえりに特有の課題(集中維持・発言平等化)への対策を実践できる
  • アクションアイテムを具体的・測定可能な形に落とし込み、改善を実行につなげられる
  • メタふりかえりを取り入れてふりかえりのプロセス自体をカイゼンし続けられる
  • 組織全体へふりかえり文化を広げるためのマインドセットとファシリテーション手法を理解できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 ふりかえりって何? — チームへの導入説明資料として使える目的・効果の整理
  • 第 2 章 ふりかえりを見てみよう — マンガ形式の現場描写でイメージを掴む章、読了前の斜め読み推奨
  • 第 3 章 ふりかえりを始めるまで — 初回開催の準備チェックリストとして実務活用できる
  • 第 4 章 ふりかえりの進め方 — 7ステップフレームワークの中核。本書で最も参照頻度が高い章
  • 第 5 章 オンラインでふりかえりをするために — リモート特有の課題(通知オフ・カメラ運用・議事録方針)を具体的に扱う
  • 第 6 章 ふりかえりのマインドセット
  • 第 7 章 ふりかえりのファシリテーション
  • 第 8 章 ふりかえりの手法を知る — 手法カタログの起点。後続の第9・10章と三章一体で参照する
  • 第 9 章 ふりかえりの要素と問い
  • 第 10 章 ふりかえりの手法の組み合わせ — 状況別の手法選択ガイド。マンネリ打破を目的とする読者が最初に開く章
  • 第 11 章 ふりかえりに関する悩み
  • 第 12 章 スクラムとふりかえり — スプリントレトロスペクティブとの関係を整理したい読者向け補足章
  • 第 13 章 ふりかえりの守破離
  • 第 14 章 ふりかえりを組織に広げるために — チーム導入が軌道に乗った後、組織展開を考える段階で読む章

ハイライト

  • メンバー全員でこれまでのやりかたを定期的に見直し、チームをよりよい方向へ少しずつ変化させていく活動です(本書がふりかえりを形式的イベントではなく継続的カイゼン活動として位置付けている核心部分)
  • チームファシリテーターとしてふりかえりを突き詰めてきた著者の豊富な経験をもとにした解説で、具体的な始め方、チームの状況にあった型や手法の選び方がわかります(実務経験に基づく選択軸の提供という本書の独自性が端的に示されている)

外部からの言及

  • ふりかえり手法カタログ(71〜84手法)の一次ソースとして本書が繰り返し引用されており、個別手法の選択基準や進行フレームを参照する際のリファレンス扱いになっている(qiita)
  • 本書を読んで1年間チームのふりかえりをカイゼンした実践報告が複数あり、BGMの導入・感謝セッション・メタふりかえりといった具体的な工夫が本書の7ステップをベースに試みられている(qiita)
  • スクラム初導入チームへの推薦書として挙げられることが多く、始め方の不安解消と手法選択の判断軸を与える入口の書として評価されている(qiita)
  • アジャイル・プロダクト開発の推し本10冊に選出され、チームの成長を促す実践ツールとして具体的な事例とテンプレートが豊富な点が評価されている(qiita)

編集メモ

Qiita で確認できた直接言及記事は5件以上、うち代表記事(ふりかえりカタログ)がlikes 356でふりかえり手法の一次ソースとして本書を参照。スクラム導入・チーム改善文脈で継続的に引用されているが、essential(10件・200likes以上)の閾値には達しない。アジャイル実践領域の実務向け良書として位置付ける

読む前に押さえておきたいこと

  • スプリントやイテレーションなどアジャイル開発の基本サイクルを実務または学習で経験していること
  • KPTなど少なくとも1つのふりかえり手法を試したことがある、または試そうとしているチーム文脈にいること

学習のコツ

  • 最初にChapter 02(マンガ)でふりかえりの全体像をつかんでから、Chapter 04の7ステップを熟読する順が定着しやすい
  • マンネリ打破が目的なら、Chapter 08〜10の手法編を先に開き、自チームの現状と照らし合わせながら読むと具体的な改善案が浮かびやすい
  • Chapter 05(オンライン)はリモートチームなら必読。通知オフ・カメラ運用・議事録方針の3点をそのままチームルールとして転用できる
  • Chapter 14(組織展開)は個人・チームレベルで導入が軌道に乗った後に読む。初読時は飛ばしても問題ない
出版社による内容紹介

「ふりかえり」の具体的なやりかたがわかる本 アジャイルのチーム開発に欠かせない「ふりかえり」とは、 メンバー全員でこれまでのやりかたを定期的に見直し、 チームをよりよい方向へ少しずつ変化させていく活動です。 しかし、ふりかえりをはじめてもなかなかうまくいかず、 改善に結びつかないというチームも多くあります。 本書はそんなチームのために、 ●「ふりかえりをなぜ行うのか」という目的 ●「どんなメリットがあるのか」という効果 ●「どのように行えばよいのか」という流れや手法、マインドセット などについて、架空の開発現場を舞台にしたマンガとともに、 一冊でわかりやすく解説します。 また、読者が自分のチームですぐに実践できる ふりかえりの手法を多数紹介。 チームファシリテーターとしてふりかえりを突き詰めてきた 著者の豊富な経験をもとにした解説で、具体的な始め方、 チームの状況にあった型や手法の選び方がわかります。 ●ふりかえりをどう進めたらよいかわからない ●ふりかえりにチームメンバーが乗り気でない、価値を感じていない ●ふりかえりがマンネリ化して、続かなくなってしまう もしこんな課題を抱えているのなら、 この本がふりかえりのガイドとしてきっと役に立ちます。 本書をきっかけに、ふりかえりについて理解を深め、 チームをよりよくするための一歩目を踏み出しましょう。 ■第1部 基礎編 Chapter 01 ふりかえりって何? Chapter 02 ふりかえりを見てみよう ■第2部 実践編 Chapter 03 ふりかえりを始めるまで Chapter 04 ふりかえりの進め方 Chapter 05 オンラインでふりかえりをするために Chapter 06 ふりかえりのマインドセット Chapter 07 ふりかえりのファシリテーション ■第3部 手法編 Chapter 08 ふりかえりの手法を知る Chapter 09 ふりかえりの要素と問い Chapter 10 ふりかえりの手法の組み合わせ ■第4部 TIPS編 Chapter 11 ふりかえりに関する悩み Chapter 12 スクラムとふりかえり Chapter 13 ふりかえりの守破離 Chapter 14 ふりかえりを組織に広げるために

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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