ISBN 9784798170176
なっとく!AIアルゴリズム
概要
AIのコアアルゴリズムを図と演習で直感的に理解する
想定読者
AIの仕組みをアルゴリズム単位で理解したい入門〜初中級者。高校代数レベルの数学力とPythonの基礎知識があれば読み始められる
こんな人には向いていない
- すでに探索・最適化・ニューラルネットワークの各手法を実装経験として持つ中上級者には、各章の深度が浅く感じられる可能性がある
- 数式や理論的厳密性を重視する読者には、図解優先のアプローチが物足りない場合がある
- 特定のフレームワーク(TensorFlow・PyTorch 等)の実践的な使い方を学びたい読者には対象外。本書はアルゴリズム原理に絞っている
読了後にできるようになること
- 幅優先・深さ優先・ヒューリスティック探索など古典的探索アルゴリズムの動作原理と使いどころを説明できる
- 遺伝的アルゴリズムの選択・交叉・突然変異の仕組みを理解し、最適化問題に適用できる
- 蟻コロニー最適化・粒子群最適化など群知能アルゴリズムの概念と実装の骨格を把握する
- 決定木の学習プロセスと過学習防止の考え方を理解する
- 逆伝播によるニューラルネットワークの学習を図と演習を通じてステップ単位で追える
- Q学習による強化学習の基本サイクル(状態・行動・報酬)をPythonコードで実装できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 人工知能の基礎概念と問題解決パラダイム — AIとアルゴリズムの全体像を俯瞰する導入。後続章の地図として必読
- 第 2 章 探索アルゴリズム基礎(幅優先・深さ優先) — 古典的探索の実装を迷路問題で体験できる
- 第 3 章 知識あり探索(ヒューリスティック探索) — A*アルゴリズムへの橋渡し。経路探索の実務感覚を養える章
- 第 4 章 遺伝的アルゴリズム — 選択・交叉・突然変異の三要素を演習で追う。最適化問題の定番手法
- 第 5 章 進化的アプローチの発展 — 遺伝的アルゴリズムの変形・応用パターンを扱う
- 第 6 章 群知能:蟻コロニー最適化 — スティグマジーの概念から入るため、現実の群れ行動と対応させると理解が早い
- 第 7 章 群知能:粒子群最適化 — 連続値最適化の代表例。ドローン経路最適化の演習が実務感覚を与える
- 第 8 章 決定木を含む機械学習 — 教師あり学習の入口として読みやすい。過学習の概念もここで扱う
- 第 9 章 人工ニューラルネットワークと逆伝播 — 数式最小化のまま逆伝播を追える。深層学習入門の足がかりとして機能する
- 第 10 章 Q学習による強化学習 — 状態・行動・報酬の基本サイクルをPythonで実装。強化学習の入口として適切
ハイライト
- 小難しい理屈をイタズラ描きのような図で解説・直観的にAIの問題と解決を把握できる・理解を促すための演習問題・迷路パズルゲームやドローンの最適化問題など実開発の練習(本書の設計思想を最も端的に示す記述。図解と演習の組み合わせが他のAI入門書との差別化点)
- アイテムのほとんどは高校レベルの代数学ですし、図を多用することで数式は極力排除しています。Pythonが多少わかれば、すぐにでもハイウェイをぶっ飛ばせます(数学的ハードルを明示的に下げており、対象読者の入口の広さを示している)
編集メモ
Qiita上で本書ISBN・書名への直接言及記事は確認できなかった。楽天ランキング情報も入力なし。書誌情報と出版社ページのみを根拠とし、supplementaryと判定
読む前に押さえておきたいこと
- Pythonの基本的な文法(ループ・関数・リスト操作)を書いた経験
- 高校数学レベルの代数(変数・関数・基本的な確率)の概念
- AIや機械学習の用語(学習・予測・分類 等)に対する漠然とした関心。事前の体系知識は不要
学習のコツ
- 1章でAI全体像を掴んだ後、興味のある手法の章(遺伝的アルゴリズムなら4章、強化学習なら10章)を先読みして戻る読み方が定着しやすい
- GitHubで提供されているPythonコード例を手元で動かしながら読むことで、図解の理解が具体的なイメージと結びつく
- 各章末の演習問題は飛ばさず取り組むことを推奨。本書の理解確認機能の中核であり、擬似コードから実装へ落とす練習になる
- 9章(ニューラルネットワーク)は数式を意図的に省いているため、詳細な数理を追いたい場合は読後に『ゼロから作るDeep Learning』などで補完すると学習曲線が滑らかになる
出版社による内容紹介
実践的かつ具体的なサンプルで理解を促す ディープラーニングとAIのコアアルゴリズム 【本書の内容】 本書は Rishal Hurbans, "Grokking Artificial Intelligence Algorithms", Manning Publishing, 2021 の邦訳です。 ここ十数年の(ハードウェアを始めとするさまざまな)進歩によって、想像をはるかに超 える規模の、人工知能へのハイウェイが整備されてきました。 本書は、そのハイウェイを高速で走行しながら、周囲の景色や走行時の注意事項、交通法 規を図や例題・演習などで理解を促します。 目的地は、AIのコアを形成するアルゴリズムの理解と構築です。 取り上げるアルゴリズムは、画像内のオブジェクトの識別やテキストの意味の解釈、不正 や異常を検知するパターン検索などを、効率よく・手際よく行う手法です。 とはいえ、それぞれを仔細に論じることはありません。かといって、大雑把な地図を広げ るだけでもありません。 本書はあくまでもAIに興味のある読者自身が走行するハイウェイの見どころと、有用なア イテムを提供するだけです。 アイテムのほとんどは高校レベルの代数学ですし、図を多用することで数式は極力排除し ています。Pythonが多少わかれば、すぐにでもハイウェイをぶっ飛ばせます!! 【本書のポイント】 ・小難しい理屈をイタズラ描きのような図で解説 ・直観的にAIの問題と解決を把握できる ・理解を促すための演習問題 ・迷路パズルゲームやドローンの最適化問題など実開発の練習 【読者が得られること】 ・人工知能を構成するアルゴリズムの理解 ・統計・分析/解析だけにとどまらない未来 ・スキルアップのための底力 【著者について】 リシャル・ハーバンズは、技術者、スタートアップ、AIグループの創設者であり、国際的なスピーカーです。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。