ISBN 9784798170268
コピペで簡単実行!キテレツおもしろ自然言語処理 PythonとColaboratoryで身につく基礎の基礎
概要
奇想天外なサンプルでPython自然言語処理の基礎を遊びながら身につける
想定読者
Pythonの基礎は多少あり、自然言語処理に興味はあるが数式や専門用語に挫折した経験のある初学者
こんな人には向いていない
- 形態素解析・Word2Vec・マルコフ連鎖の理論的背景や数式を深く理解したい読者には説明が省かれている
- 実務のNLPシステム(文書分類・固有表現抽出・感情分析の本格実装)を構築したい中級者以上には基礎事項の比重が大きすぎる
- すでにColaboratoryを日常的に使いPythonで簡単なNLPコードを書いている読者には既知の内容が多い
読了後にできるようになること
- Google ColaboratoryでPythonコードをブラウザから実行する環境をセットアップできる
- 形態素解析(MeCab・Janome系)を使って日本語テキストを品詞単位に分解できる
- マルコフ連鎖で自動文章生成の仕組みを理解し簡単な実装ができる
- Word2Vecの単語ベクトル演算(king - man + woman = queen 型)を体験し直感的な理解を得る
- 感情分析・類似度計算など実用的なNLP処理を既存ライブラリを活用して実装できる
- 技術的アイデアを面白い問いから出発して実装するプロセス(本書終章で解説)を学べる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 1行で愛を作る — ColaboratoryとPythonの最小限セットアップを遊びながら学ぶ導入章。環境構築の心理的ハードルが最も低く設計されている
- 第 2 章 ハロー! ゲンシジン! — 原始人語翻訳機を題材に形態素解析の基礎を習得する。MeCabの動作原理を感覚的に掴める
- 第 3 章 メロスの激おこ具合を冷静に可視化する — 感情分析の入門。古典テキストへの適用という視点が新鮮で、分析結果を可視化するまでの一連の流れを体験できる
- 第 4 章 江戸川&コナンの小説を自動生成してみる — マルコフ連鎖による文章生成の章。文学テキストを素材にするため結果が笑える形になりやすく、仕組みの理解が定着しやすい
- 第 5 章 『??』-『群馬』=『宇都宮』-『栃木』を機械に求めさせる — Word2Vecの単語ベクトル演算を地名で体験する章。有名なking-man+woman=queen式の日本語版として直感的に理解しやすい
- 第 6 章 両親の名前の漢字を足し算して、子供を命名するAIを作る — 漢字コードの演算という独自アイデアが本書随一のキテレツ度。文字コードとNLPの境界領域を扱う
- 第 7 章 もしAIが三国志を読んだら。孔明や関羽のライバルは誰なのか? — 著者のQiita記事(958 likes)が元になった章。Word2Vecを本格的に活用し、人物ネットワークを抽出する実践例として完成度が高い
- 第 8 章 『赤の他人』の対義語は『白い恋人』、をAIで自動生成する — 著者のQiita最人気記事(2,042 likes)が原型の章。word2vec+MeCabで造語対義語を生成するアイデアは本書最大の見どころ
- 第 9 章 天才的なアイデアを出して開発するための5つのコツ — 技術ではなく発想法を扱う終章。読者自身がキテレツなアイデアを生み出すための思考フレームを提示する
ハイライト
- まずは、奇想天外なサンプルを動かして、楽しく遊んでみてください。勉強をしているつもりはなくても、いつの間にか、基本的な知識や、分野の全体像が身についているはずです。(本書の学習設計の核心を著者が端的に説明している箇所。教科書的勉強法の逆張りという独自性が最もよく表れている)
- 難しい専門用語の解説や、複雑な数式の説明は登場しません。プログラムは、すべて実行ボタンひとつで簡単に動く(挫折防止に向けた本書の設計方針が明示されており、類書との差別化ポイントとして有効)
外部からの言及
- 2022年に技術書66冊を読んだエンジニアが年間おすすめとして本書を明示的に挙げており、遊び感覚で読める自然言語処理入門として紹介されている。また著者youwhtをQiitaの『一流のNLP専門家』と評した記事も存在し、本書の元ネタ記事群が著者の代表実績として扱われている(qiita)
編集メモ
Qiita上で本書を直接言及する記事は2件(likes合計30)。essential(10件・200likes)にもpractical(5件以上またはランキング履歴あり)にも届かない。ただし著者youwhtのQiita記事は累計数千likesの実績があり、各章の元記事が高い評価を受けている
読む前に押さえておきたいこと
- Python基礎文法(変数・リスト・for文・関数定義)を一通り写経したことがある程度
- Googleアカウントを持っておりGoogle Colaboratoryにアクセスできること(環境構築不要だが必須)
学習のコツ
- 各章は独立したサンプルプロジェクトになっているため、目次を見て興味を引いたテーマから読み始めてよい。第1章のColab環境設定だけ先に済ませておけば、どこからでも動かせる
- 第7・8章は著者のQiita人気記事が元ネタになっており、完成度が高い。NLPの醍醐味を短時間で体験したい読者はこの2章を優先するとコスパが良い
- 終章(天才的アイデアの出し方)は技術ゼロの内容だが、本書で学んだ実装力を次の自分のアイデアに転用するための思考法として実は重要。読了後に改めて読み返す価値がある
- コードは全てColab上で動くため、手元のPython環境を整備せずにそのまま試せる。詰まったら著者のQiita記事(元ネタ)を参照するとより詳細な背景が得られる
出版社による内容紹介
Python自然言語処理を、遊びながら学ぼう! 「面白さ」と「学び」がひとつに詰まった入門書! 本書は、プログラミング言語Pythonによる自然言語処理を、 「面白さ」「ユニークさ」を追求したサンプルプログラムで学べる入門書です。 ●「オレ ニク タベル ウマイ!」原始人語の翻訳機を作ろう ●メロスはいつまで激怒していた? 原作から心情を分析! ●あの文豪が新作を書いたら? 架空の小説を執筆しよう ●コンピューターは「群馬」と「栃木」の違いを見分けられるのか? ●「ナミ」と「フネ」から「サザエ」は生まれる? 子どもの命名AIを作ろう ●AIが三国志を読んだら、武将たちのライバル関係を理解できるのか? ●「赤の他人」の反対は「白い恋人」? あらゆる対義語を自動生成しよう プログラムは、すべて実行ボタンひとつで簡単に動くため、 プログラミングに慣れていなくても、すらすら読み進められます。 また本書では勉強にはつきものの、 難しい専門用語の解説や、複雑な数式の説明は登場しません。 まずは、奇想天外なサンプルを動かして、楽しく遊んでみてください。 勉強をしているつもりはなくても、いつの間にか、 基本的な知識や、分野の全体像が身についているはずです。 【こんな人におすすめ!】 ・Pythonによる自然言語処理を学びたい初心者 ・他の入門書を読んで、挫折してしまった人 ・プログラミングでとにかく面白いことがしてみたい人 第1章 1行で愛を作る 第2章 ハロー! ゲンシジン! 第3章 メロスの激おこ具合を冷静に可視化する 第4章 江戸川&コナンの小説を自動生成してみる 第5章 「??」-「群馬」=「宇都宮」-「栃木」を機械に求めさせる 第6章 両親の名前の漢字を足し算して、子供を命名するAIを作る 第7章 もしAIが三国志を読んだら。孔明や関羽のライバルは誰なのか? 第8章 「赤の他人」の対義語は「白い恋人」、をAIで自動生成する 終章 天才的なアイデアを出して開発するための5つのコツ
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。