ISBN 9784798174181
エンタープライズのためのGoogle Cloud クラウドを活用したシステムの構築と運用
概要
オンプレ移行を設計軸で体系化し、エンタープライズGCPを構築・運用する
想定読者
オンプレミスからGoogle Cloudへの移行を担うインフラ・アーキテクチャエンジニア、およびGCP Professional Cloud Architect認定を目指す実務者
こんな人には向いていない
- Kubernetes・データ分析・AI/MLが主目的の読者(本書はこれらの解説を意図的に簡略化している)
- Google Cloudをすでに本番運用しており、アカウント設計・ネットワーク設計の基礎を習得済みのシニアエンジニア
- GCPプロダクトの機能一覧を網羅的に確認したいリファレンス利用者(本書は設計軸での解説に特化)
読了後にできるようになること
- 組織・プロジェクト階層を見据えたGCPアカウント設計の方針を立てられる
- VPC・共有VPC・Cloud Interconnectを使ったエンタープライズ向けネットワーク設計ができる
- IAM・組織ポリシー・セキュリティコマンドセンターを活用したセキュリティ設計を実装できる
- Cloud Monitoring・Cloud Loggingを組み合わせた監視・運用設計の勘所を押さえられる
- リフト&シフト型のクラウド移行プロジェクトで考慮すべき移行設計のステップを説明できる
- 架空の移行プロジェクト事例を通じ、設計判断の根拠と実装イメージを一貫して理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Google Cloudの概要 — GCP全体像の整理。既存知識があれば読み飛ばし可
- 第 2 章 アカウント設計 — 組織・フォルダ・プロジェクト階層の判断軸を提供する章。エンタープライズ特有の論点が集中
- 第 3 章 セキュリティ設計 — IAMと組織ポリシーの実務適用。認定試験対策としても参照価値が高い
- 第 4 章 ネットワーク設計 — Qiita複数記事がこの章を単独で参照するほど実務直結度が高い。移行前に熟読を推奨
- 第 5 章 プロダクト設計 — コンピュート・ストレージ・DBのGCPサービス選定軸を解説
- 第 6 章 監視・運用設計 — Cloud Monitoring/Loggingの組み合わせ方針を体系的に整理
- 第 7 章 移行設計 — 移行戦略の類型と判断フローを整理。オンプレ案件を抱える組織に特に有用
- 第 8 章 Google Cloudを用いたエンタープライズシステム — 架空の移行プロジェクト事例。2章から7章の設計判断がどう統合されるかを体感できる
ハイライト
- 設計の方針自体は依然として参考になる点が多くなるためお勧めできる書籍です(2024年末時点でも設計原則の有効性が持続していることを著者自身が評価している箇所)
- 基本情報→実際の構成という順序で記載されているので、実際にどのような構成にすればいいのかというのが一冊でわかります(概念から実構成へ橋渡しする本書の構成方針が実感として表れている評価)
外部からの言及
- GCP Professional Cloud Architect / Cloud Network Engineer の試験対策記事で繰り返し参考文献として挙げられており、特に4章(ネットワーク設計)は試験範囲との親和性が高いとして単独で参照される事例がある(qiita)
- 2022年出版ゆえに一部情報が古くなっている点は複数の記事が指摘しているが、設計原則・判断軸の部分は依然有効との評価が多く、プロダクト仕様のアップデートを補いながら読むスタンスが推奨されている(qiita)
- 脱新米エンジニア向けの技術書リストでAWS・Azure関連書籍と並列して収録されており、クラウド開発領域の標準的な一冊として位置づけられている(qiita)
編集メモ
Qiita確認記事5件 / 累計likes約1978(うち大半は本書を複数冊リストする記事由来) / 脱新米エンジニア向けクラウド必読リストへの収録あり。GCP認定試験の学習参考文献として複数記事で採用されており、実務向け良書と判定
読む前に押さえておきたいこと
- オンプレミスでのサーバ・ネットワーク構成経験(VLAN・ファイアウォール・LBの基礎概念)
- IaaS/PaaSの基本概念(仮想マシン・ストレージ・マネージドDB)への実務的な触れ合い
- GCPコンソールの基本操作(プロジェクト作成・IAMロール付与)
学習のコツ
- 4章(ネットワーク設計)は本書で最も参照頻度が高い章。VPC・共有VPC・Cloud Interconnectの判断軸を先に押さえてから他章を読むと、後続の設計判断の根拠が繋がりやすい
- 8章の架空移行プロジェクト事例は2〜7章の総復習として機能する。初読では概要だけ把握し、各設計章を読んだ後で戻ると理解が定着しやすい
- プロダクト仕様(APIの名称変更・料金体系など)は2022年当時から変更されている部分があるため、公式ドキュメントと並行参照しながら読むことを推奨
- GCP認定試験の対策として使う場合、1章は読み飛ばし、2〜4章を重点的に進めるルートが複数の合格体験記で採用されている
出版社による内容紹介
Google Cloudのエンジニアによる本格解説書! クラウドコンピューティングが普及する中で、エンタープライズシステムもまた、 オンプレミスからクラウドへの円滑かつ効果的な移行が求められています。 本書は、エンタープライズシステムを構築・運用するエンジニアのために、 Google Cloudの具体的なユースケースや設計ポイントを Google Cloudのエンジニア陣が徹底的に解説する一冊です。 プロダクトカットで機能の説明にフォーカスをするのではなく、 従来オンプレミスでシステム開発を行う際にも考慮が必要である 「アカウント設計」「セキュリティ設計」「ネットワーク設計」 「プロダクト設計」「監視・運用設計」「移行設計」といった設計軸で、 Google Cloudを利用する際のポイントについて述べています。 また、説明の軸足を置くユースケースとしては主に、従来オンプレミスで 稼働していたようなエンタープライズシステムを、どのように Google Cloud上で実現するかにフォーカスしているため、 あえてコンテナ、データ分析、AI/MLといった領域の説明は 簡易な記載にとどめています。 本書を読めば、エンタープライズ用途にも耐えうるクラウドアプリケーションの ・アカウント設計 ・セキュリティ設計 ・ネットワーク設計 ・プロダクト設計 ・監視・運用設計 ・移行設計 などのノウハウを、広く深く学ぶことができます。 【目次】 ・Chapter 1:Google Cloudの概要 ・Chapter 2:アカウント設計 ・Chapter 3:セキュリティ設計 ・Chapter 4:ネットワーク設計 ・Chapter 5:プロダクト設計 ・Chapter 6:監視・運用設計 ・Chapter 7:移行設計 ・Chapter 8:Google Cloudを用いたエンタープライズシステム(クラウド移行プロジェクトの例)
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。