ISBN 9784798619002

イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護 -COMBAT FIRST AID-増補改訂版

イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護 -COMBAT FIRST AID-増補改訂版
著者
照井 資規
刊行
2019-04

概要

戦闘・テロ・大規模災害における致命的外傷への即時対処を習得する

想定読者

自衛官・警察官・消防士など実務で外傷救護が求められる職業人、テロや大規模災害への備えとして止血技術を身につけたい一般市民、TCCC(戦術的戦傷救護)や TEMS などの体系的知識を体系的に整理したい医療従事者

こんな人には向いていない

  • 病院内での手術・処置や高度な医療行為の手順を学びたい医師・看護師(本書は医師到着前の初期対応に特化)
  • 救急法の基礎(AEDの使い方・心肺蘇生の初歩)のみを求める初学者(本書はそれを前提として銃創・爆傷への対応まで踏み込む)
  • CBRNe・多数傷者対応などの指揮・統制プロセスを詳細に学びたい読者(本書は個人が行う処置の実技中心)

読了後にできるようになること

  • 止血帯と圧迫包帯の正しい装着手順を、フローチャートと豊富なイラストで体得できる
  • 銃創・爆傷・頭部・頸部・胸部・四肢など部位別の外傷処置の優先順位を理解できる
  • 大出血・気道閉塞・緊張性気胸など生命を脅かす外傷の死に至るメカニズムを把握できる
  • プレートキャリアやヘルメットなど個人防護装備の防護効果と正しい着装法を確認できる
  • 爆弾テロなど多数傷者発生時のトリアージとMASS対応メソッドを概観できる
  • 心肺蘇生法ガイドライン2018アップデートおよびCBRNe対処の最新知識を押さえられる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 戦闘・テロにおける死因と救命に与えられた時間 — なぜ特定処置が優先されるかの根拠を理解するための導入。最初に読むべき章
  • 第 2 章 個人防護装備(プレートキャリア・ヘルメット)の防護効果と着装法
  • 第 3 章 大出血の止血: 止血帯・圧迫包帯の使用法 — 実技の核心。フローチャート形式で手順を追えるため繰り返し参照できる
  • 第 4 章 胸部外傷への対応(緊張性気胸・開放性気胸)
  • 第 5 章 頭部外傷・頸部外傷・頸椎安定化・目の損傷への処置
  • 第 6 章 四肢・骨盤損傷への止血と処置 — 四肢結合部の止血など病院前外傷ケアで特に重要な部位を扱う
  • 第 7 章 多数傷者(MASS)対応とトリアージ — 爆弾テロ等での集団対応。個人技術からシステム的視点へ橋渡しする章
  • 第 8 章 心肺蘇生(CPR)ガイドライン2018アップデート対応
  • 第 9 章 CBRNe対処・低体温と救命手当の拡張内容 — 増補改訂版で大幅加筆された章。化学・生物・放射線・核・爆発物脅威への基礎対応

ハイライト

  • アメリカ軍による戦闘医療データをもとに、現代の戦闘やテロ、大規模災害で発生しうる様々な外傷(銃創・爆傷など)について、その防護から救命に与えられた時間、その処置と対応を豊富なイラストで解説する(本書が参照するエビデンス基盤(米軍戦闘医療データ)と適用範囲(テロ・大規模災害を含む)を端的に示す箇所)
  • 本書は医師や救命士を待つ時間の無い致命的外傷に対して、全ての人が行える初歩的で実践的な技術を掲載(対象読者の前提条件と本書の立ち位置が最も明確に示されている一文)

編集メモ

Qiita記事データなし / Rakutenランキングデータなし。書誌情報のみで判定。自衛隊退職者による専門書で、illustrationトピックのみタグ付きだが内容は外傷救護の実用書。同ジャンルの定番として国内では希少な一冊であるものの、入力シグナル不足のためsupplementaryとする

読む前に押さえておきたいこと

  • 傷病者対応の基礎(出血・意識・呼吸の確認方法)があると理解が早いが必須ではない
  • 一般市民が対象に含まれており、医療資格は不要。ただし本書の処置は医師監督なしで行う前提のため、法的・倫理的な適用範囲は読者自身が確認する

学習のコツ

  • 第3章(止血帯・圧迫包帯)と大出血フローチャートを先に読み、処置の優先順位を頭に入れてから他の外傷部位に進むと体系が整理しやすい
  • コンパクトなサイズを活かし、訓練や演習の現場に携行して手順確認用のリファレンスとして活用できる設計になっている
  • 増補改訂版で拡充されたCBRNe・CPRガイドライン2018の章は、初版既読者が差分確認する際にも有効
  • フローチャート形式の章は手順を暗記するためではなく、場面ごとの判断分岐を理解するツールとして使うと定着しやすい
出版社による内容紹介

ビジュアルで理解できる日本初の総合的救命ハンドブック最新の情報と追加の図版を加えて大幅アップグレード! ◆救命止血法は2018年11月の外傷救命国際会議に準拠 「日本国テロ災害等の対応力向上施策」に完全適合 ◆心肺蘇生法は最新のガイドライン、「アップデート2018」に準拠 ◆CBRNe対処、心肺蘇生、低体温と救命手当の範囲を拡大 ■戦場での死因とは? いかに命を救うのか! ? アメリカ軍による戦闘医療データをもとに、現代の戦闘やテロ、大規模災害で発生しうる様々な外傷(銃創・爆傷など)について、その防護から救命に与えられた時間、その処置と対応を豊富なイラストで解説する。 ・戦闘やテロにおける死因(どうなると人は死ぬのか/何分で死ぬのか) ・プレートキャリア、ヘルメットなど装備による予防効果と正しい着装法 ・大出血から命を救う止血帯と圧迫包帯の使用法 ・大出血からの救命・胸部外傷からの対応をフローチャート形式で解説 ・爆弾テロなど同時に多数の負傷者が発生した場合の対応メソッド ■持ち運びやすいサイズにイラストや写真を満載した実用のための一冊 頭部外傷への処置 /頸部外傷への処置・頸椎の安定化 /目の損傷への処置/手足からの出血への止血(手足が残っている場合、離断した場合)/四肢結合部の止血/骨盤損傷への処置ほか (本書は医師や救命士を待つ時間の無い致命的外傷に対して、全ての人が行える初歩的で実践的な技術を掲載) ※本書は2018年2月に発売された『イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護 -COMBAT FIRST AID-』を大幅に加筆、最新の情報を踏まえて修正したものです。 [著者] 照井資規 陸上自衛隊富士学校普通科部と衛生学校にて研究員を務める。現代の戦傷医療に関するスペシャリスト。 自衛隊退職後、医学生や自衛官・警察官を中心に世界最新の戦闘外傷救護・救命技術、テロ対策医療を伝えている。 教育活動は国内のみならず世界各国に及び、医学部非常勤講師やアジア事態対処医療協議会(TACMEDA)代表理事も務める。

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