ISBN 9784807918126

マンキュー経済学1 ミクロ編 第5版

マンキュー経済学1 ミクロ編 第5版
出版社
東京化学同人
刊行
2025-02

概要

ミクロ経済学の基礎から産業組織論・労働市場まで体系的に修める

想定読者

経済学を初めて体系的に学ぶ大学生・社会人、および経済学の基礎を英語原著で身につけたいビジネスパーソン

こんな人には向いていない

  • すでにミクロ経済学の標準的なコースを修了し、上級ミクロ(ゲーム理論・契約理論)まで踏み込みたい読者には内容が基礎寄り
  • 数理経済学として偏微分・最適化を中心に学びたい読者には数式の比重が軽すぎる
  • マクロ経済学(GDP・金融政策・国際収支)を主眼に置く読者は別巻『マクロ編』が対象

読了後にできるようになること

  • 需要・供給曲線と市場均衡の仕組みを、弾力性の概念を使って定量的に説明できる
  • 外部性・公共財・情報の非対称性といった市場の失敗が生じるメカニズムを整理できる
  • 完全競争・独占・独占的競争・寡占の各市場構造を企業行動の観点から比較できる
  • 租税・規制・国際貿易政策が消費者余剰・生産者余剰・社会全体の厚生に与える影響を評価できる
  • 生産要素市場(賃金・資本・土地)の価格決定原理と所得分配の経済学的背景を説明できる
  • 消費者選択理論(無差別曲線・予算制約)を用いて個人の意思決定を形式化できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 イントロダクション — 経済学の10原則・経済学者らしく考えよう・相互依存と交易の便益 — 経済学全体の思考フレームを最初に提示する導入部。数式が少なく読みやすい
  • 第 2 章 市場はいかに機能するか — 需要と供給・弾力性・政府の政策 — 本書の核心となる価格メカニズムの章。政策事例が豊富で実感しやすい
  • 第 3 章 市場と厚生 — 消費者余剰・生産者余剰・租税のコスト・国際貿易 — 厚生分析の道具立てを習得する章。rent tax や貿易政策の実証分析に直結
  • 第 4 章 公共部門の経済学 — 外部性・公共財・医療経済学・税制設計 — 市場の失敗と政府介入の正当性を扱う。医療経済学の章は第5版で強化されている
  • 第 5 章 企業行動と産業組織 — 生産コスト・競争市場・独占・独占的競争・寡占 — 産業別の価格形成を理解するための中心的なパート
  • 第 6 章 労働市場の経済学 — 生産要素の市場・収入と差別・所得格差と貧困 — 賃金格差・労働差別の経済的説明を含み、社会政策を考える際の基礎となる
  • 第 7 章 さらなる学習のためのトピック — 消費者選択の理論・ミクロ経済学の最前線・データ活用 — グラフベースの直感を数理化したい読者向けの発展章。補論はデータサイエンス応用にも接続

ハイライト

  • 世界で一番読まれている経済学の教科書、最新改訂版。B5判となり、図版と本文・用語説明の視認性を高め、原著最新10版の内容を反映しトピックを刷新した。(出版社の紹介文から第5版の改訂ポイントが端的にまとめられている箇所)

外部からの言及

  • エンジニアが経済学の基礎を身につけるための定番として、ビジネス感覚を養う文脈で複数の技術書まとめ記事に挙げられている。『世界で一番読まれている経済学入門書』という位置づけで参照されることが多い(qiita)
  • 高校数学から大学経済学へ橋渡しする参考文献として、スティグリッツ経済学と並んで推奨される。数式を最小限に抑えた入門書という評価が定着している(qiita)

編集メモ

Qiita での ISBN 直接言及は確認できず、関連ジャンル記事での参照が3件(累計 likes 約582)。マンキュー経済学シリーズ全体への言及は複数あるが第5版単体の Qiita 引用件数は少なく、楽天ランキング上位の記録も確認していない。経済学入門書として世界的定評はあるが、本指標はシグナルベースで supplementary と判定する

読む前に押さえておきたいこと

  • グラフの読み取り(座標平面・傾き・面積の概念)と基本的な比率計算
  • 高校レベルの数学(一次関数・比例・百分率)があれば十分。微積分の事前知識は不要
  • 日常的なニュース(物価・失業率・貿易摩擦)を経済的視点で読もうとする動機づけ

学習のコツ

  • 第1部(イントロダクション)は読み飛ばしたくなるが、経済学の10原則は本書全体の判断軸になるため最初に精読する価値がある
  • 第2〜3部(市場と厚生)を理解した段階で、章末問題を解いてから次の部に進むと概念の定着率が上がる
  • 第4部の外部性・公共財の章は、炭素税・医療保険・補助金などの時事的な政策議論を題材に復習すると実感が得やすい
  • 第7部(消費者選択の理論)は発展的内容なので、初読時はいったん飛ばし、第5〜6部まで読み終えてから戻る読み方でよい
  • 原著(Principles of Microeconomics)と並行して読むと、英語の経済学論文や海外資料を読む際の語彙基盤が作れる
出版社による内容紹介

【マンキュー経済学】2025年春 新版刊行! 2025年春、『マンキュー経済学 原著第10版』の発行元であるセンゲージラーニング株式会社から、最新10版の翻訳書が刊行されます。 世界で一番読まれている経済学の教科書、最新改訂版!   ・B5判となり,ゆったり見やすくなりました. ・図版と本文,用語説明の視認性を高めました. ・原著最新10版の内容を反映し,トピックを刷新しました.   詳細・目次はこちら→ https://x.gd/em8yX   ★ 教科書採用教員の特典 ★ ・講義用スライド(日本語版1種類,英語版2種類)をご提供いたします. ・授業の進め方や章末問題の解答を収録したインストラクターマニュアル  (英語版のみ予定)をご提供いたします. ・テストバンク8000題(一部日本語)をご利用いただけます.   献本のお申込みはこちら→     発行元:センゲージ・ラーニング株式会社 販売代行(発売元):TKDラーニング/東京化学同人  販売に関する問合わせアドレス: tkd-L(at)tkd-pbl.com  (at)→@に変更してお送りください 第1部イントロダクション  1 経済学の10原則  2 経済学者らしく考えよう  3 相互依存と交易の便益 第2部市場はいかに機能するか  4 市場における需要と供給  5 弾力性とその応用  6 需要、供給および政府の政策 第3部市場と厚生  7 消費者、生産者、市場の効率性  8 応用:租税のコスト  9 応用:国際貿易 第4部公共部門の経済学  10 外部性  11 公共財と共有資源  12 医療経済学  13 税制の設計 第5部企業行動と産業組織  14 生産コスト  15 競争市場における企業  16 独占  17 独占的競争  18 寡占 第6部労働市場の経済学  19 生産要素の市場  20 収入と差別  21 所得格差と貧困 第7部さらなる学習のためのトピック  22 消費者選択の理論  23 ミクロ経済学の最前線  24 補論:経済学者はどのようにデータを活用するか

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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