ISBN 9784813299219
スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学1 損益会計編 第10版
概要
日商簿記1級の商業簿記・損益会計領域をストーリー形式で体系的に習得する
想定読者
日商簿記2級を取得済みで、1級合格を目指して独学または通信講座で学習中の社会人・学生。特に収益認識基準や各種販売形態など、2級では扱わない領域に初めて取り組む人。
こんな人には向いていない
- 簿記2級の知識が定着していない段階で1級に挑む人には、前提知識の不足から読み進めるのが困難になる
- 本書は商会の第1巻(損益会計編)のみのため、資本会計・財務諸表論・原価計算も含めた全範囲を1冊で仕上げたい読者には不向き
- 過去問演習や答練を主軸に置きたい上級学習者には、テキスト説明の比重が大きく感じられる場合がある
読了後にできるようになること
- 損益計算書の基本構造と商品売買に関する会計処理(一般商品・割賦販売・委託販売・試用販売等)を説明できる
- 2021年適用の『収益認識に関する会計基準』の考え方と、販売形態ごとの適用方法を理解できる
- 期末商品の評価方法(低価法・正味売却価額など)と総記法を使った棚卸資産の会計処理ができる
- 工事契約に関する会計処理(進行基準・完成基準)の適用判断と仕訳を習得できる
- テキストと問題集が一体化した構成を活用し、各章ごとにアウトプット練習まで完結させる学習サイクルを身につけられる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 損益計算書の基礎 — 1級の損益計算書の体系を把握するための起点。2級との違いを確認するために最初に読むべき章
- 第 2 章 一般商品売買 — 2級で学んだ商品売買の復習 + 拡張内容。基礎固めとして丁寧に取り組む価値がある
- 第 3 章 期末商品の評価 — 低価法・正味売却価額など1級固有の評価方法を扱う。試験頻出範囲
- 第 4 章 総記法 — 取得原価と販売額を一括処理する特殊な方法。出題頻度はやや低いが理解しておくと解法の選択肢が広がる
- 第 5 章 収益認識に関する会計基準 — 第10版での主要改訂箇所。2021年基準の適用方法を集中的に学べる。実務との接続感が高い
- 第 6 章 割賦販売 — 収益認識基準適用後の処理と旧処理の違いを比較しながら理解することで定着しやすい
- 第 7 章 委託販売 — 積送品の処理フローを図示で追うことで仕訳の流れが掴みやすい章
- 第 8 章 試用販売 — 試用品の販売時期認識が鍵。問題演習と合わせて2回転させると効果的
- 第 9 章 その他の商品売買形態 — 未着品・予約販売など多彩な形態を網羅。各形態の識別が試験では問われやすい
- 第 10 章 工事契約に関する会計処理(建設業会計) — 工事進捗度の測定方法と工事損失引当金の設定が重要。計算量が多いため問題演習を多めに行う推奨章
- 第 11 章 補足:会計学の基礎知識 — 商業簿記と会計学の関係を整理するための章。会計学シリーズへの橋渡しとして通読しておくと理解が深まる
ハイライト
- テキストと問題集が一体になっており、テキストを読んだ後、すぐに問題演習を行うことができます。主人公ゴエモンと一緒に、簿記1級を楽しく学習しましょう。(インプットとアウトプットを章単位で完結させる構成が本シリーズの核心であることを端的に示している)
- 収益認識に関する会計基準の適用により影響を受ける内容につき、改訂(第10版での主要改訂)。幅広い日商簿記1級の学習範囲を、ストーリーと豊富なイラストでわかりやすく解説する。(2021年の新会計基準への対応が最新版で担保されていることを示しており、版の選択判断に直結する)
外部からの言及
- 『スッキリわかる』シリーズは日商簿記の各級でストーリー形式の解説とテキスト一体型問題集という構成で知られ、3級・2級においてQiita・note等での受験体験談でも繰り返し登場するロングセラーシリーズ。1級商会編も同シリーズの継続利用者を主な読者として想定している。(other)
編集メモ
Qiita記事での直接言及はなし(ISBN検索0件、タイトル検索での1級対象の言及も間接的)。ただしTACの簿記検定シリーズとして同出版社の複数巻が体系的に流通しており、楽天ブックス等での販売実績がある。シリーズ全体の学習者数は日商簿記1級受験者層を主要マーケットとする定番教材として位置づけられる。
読む前に押さえておきたいこと
- 日商簿記2級の合格水準の知識(特に商品売買・有価証券・固定資産・引当金の仕訳)
- 損益計算書・貸借対照表の基本構造と借方・貸方の概念
- 2級工業簿記の基礎(製造業会計の枠組み)があると第10章の工事契約会計をスムーズに読み進められる
学習のコツ
- 各章末の問題演習はテキスト通読直後に必ず解くこと。間を空けると仕訳パターンの定着率が落ちるため、1章読了→即演習のリズムを崩さない
- 第5章『収益認識に関する会計基準』は本巻の改訂の核心。旧処理と新処理の対比表を自分で作ると、他章(割賦・委託等)との整合理解が加速する
- 本巻は商業簿記・会計学シリーズの第1巻。続く第2・3巻(資本会計・財務諸表論)および工業簿記・原価計算シリーズと合わせて学習計画を立ててから着手すると、全体像を見失わずに進められる
- 工事契約章(第10章)は計算量が多いため、初回は概念の把握に集中し、2週目以降に計算演習を重点化する読み方が効率的
出版社による内容紹介
幅広い日商簿記1級の学習範囲を、ストーリーと豊富なイラストでわかりやすく解説する「スッキリわかる」シリーズ。本書は商会の1巻(損益会計編)となります。 テキストと問題集が一体になっており、テキストを読んだ後、すぐに問題演習を行うことができます。主人公ゴエモンと一緒に、簿記1級を楽しく学習しましょう。 ◆本書・商会1の章構成 損益計算書の基礎、一般商品売買、期末商品の評価、総記法、、収益認識に関する会計基準、割賦販売、委託販売、試用販売、その他の商品売買形態、工事契約に関する会計処理(建設業会計)、補足:会計学の基礎知識 ◆第9版からの改訂 ・収益認識に関する会計基準の適用により影響を受ける内容につき、改訂
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。