ISBN 9784813299226

スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学2 資産・負債・純資産編 第10版

スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学2 資産・負債・純資産編 第10版
出版社
TAC出版
刊行
2021-11

概要

日商簿記1級の資産・負債・純資産を物語形式で体系的に習得する

想定読者

日商簿記1級の合格を目指す受験者のうち、「スッキリわかる」シリーズで商業簿記・会計学の1巻(損益会計編)を終えて2巻に進む段階の学習者

こんな人には向いていない

  • 日商簿記2級の商業簿記が未定着な段階の学習者(本書は1級範囲を前提とし、仕訳・精算表の基礎的解説は省略されている)
  • テキストと問題集を分冊で使いたい学習者(本書はテキストと問題演習が一体化した構成であり、問題集のみを別途求める用途には対応していない)
  • 連結会計・企業結合を優先的に学習したい受験者(本書は資産・負債・純資産論点に特化しており、連結会計は同シリーズの別巻で扱われる)

読了後にできるようになること

  • 貸借対照表の基礎概念(資産・負債・純資産の区分原則)を1級の視点から整理できる
  • 有形固定資産・リース取引・固定資産の減損会計の仕訳と計算処理を習得できる
  • 無形固定資産・繰延資産・研究開発費とソフトウェアの会計処理の違いを判断できる
  • 引当金・退職給付引当金・社債の一連の会計処理を流れとして理解し適用できる
  • 純資産(資本)の構成要素と各種資本取引の仕訳を体系的に把握できる
  • 収益認識基準改正後のソフトウェア受注制作・製品保証引当金の処理方針を理解できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 貸借対照表の基礎 — 資産・負債・純資産の区分原則を1級レベルで再整理する。後続の各論章の土台となる
  • 第 2 章 現金預金 — 銀行勘定調整表と外貨建て預金の換算処理。2級との差分が少ない章であり早期に消化できる
  • 第 3 章 金銭債権と貸倒引当金 — 貸倒懸念債権のキャッシュフロー見積法が1級固有の論点。評価方法の選択判断を丁寧に解説
  • 第 4 章 有価証券 — 売買目的・満期保有・子会社株式・その他の4区分の評価と期末処理。得点効率が高い重要章
  • 第 5 章 有形固定資産 — 取得原価・各種減価償却方法・資産除去債務が集約された最大論点の章
  • 第 6 章 リース取引 — ファイナンス・リースとオペレーティング・リースの分類基準と仕訳の差異を整理する
  • 第 7 章 固定資産の減損会計 — 兆候・認識・測定の3ステップを流れとして習得できる。試験頻出かつ配点の大きい論点
  • 第 8 章 無形固定資産と繰延資産 — のれんの償却と繰延資産の範囲は学習者が混同しやすい。本章で整理しておくと連結学習にも役立つ
  • 第 9 章 研究開発費とソフトウェア — 受注制作ソフトウェアは第10版での収益認識基準対応による改訂箇所。新旧比較を意識して読む
  • 第 10 章 引当金 — 設定要件の4要素(将来の発生可能性・当期負担・金額合理的推定・特定の費用負債)を問題形式で確認
  • 第 11 章 退職給付引当金 — 期首・期末の差異計算が複雑。数値の流れを追う練習が必要で、本書のストーリー解説が理解を助ける
  • 第 12 章 社債 — 発行・利払い・償還のライフサイクル全体を通した仕訳を一貫して確認できる章
  • 第 13 章 純資産(資本) — 第10版では会社法改正に伴う株式引受権の追加が反映済み。改訂箇所として優先的に確認する

ハイライト

  • テキストと問題集が一体になっており、テキストを読んだ後、すぐに問題演習を行うことができます。主人公ゴエモンと一緒に、簿記1級を楽しく学習しましょう。(本シリーズの設計思想を端的に示す記述。1冊でインプットとアウトプットの両方をこなせる点が他シリーズとの差別化要因)
  • 収益認識に関する会計基準の適用により影響を受ける内容の改訂(受注制作のソフトウェア、製品保証引当金)・会社法の改正に伴い、株式引受権の追加・最近の試験傾向に対応(退職給付引当金の損金算入限度超過額)(第10版での主な改訂内容。現行試験制度に対応していることを確認できる箇所)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / 楽天ランキング情報なし。資格試験対策書という性質上、エンジニア向けプラットフォームでの外部シグナルが確認できないため supplementary と判定。第10版まで継続改訂されている点はシリーズの安定的な評価を示しているが、数値根拠が取れないため上位ラベルは付与しない

読む前に押さえておきたいこと

  • 日商簿記2級(商業簿記)の合格相当の実力。仕訳・精算表・貸借対照表の基礎が身についていること
  • 「スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学1 損益・収益費用編」(同シリーズ前巻)の内容を一通り終えていること、または1級の損益計算に関する基礎論点の理解

学習のコツ

  • 各章末の確認問題は教科書部分を読み終えた直後に解くことで定着速度が上がる。まとめて解かずに章ごとに交互に進めるのが本書の設計に合った使い方
  • 第10版の改訂箇所(第9章ソフトウェア・第13章株式引受権・退職給付の損金算入)は試験直近の出題傾向変化を反映している。旧版を使ったことがある場合はこれらの章を優先的に読み直す
  • 退職給付引当金(第11章)と固定資産の減損(第7章)は計算手順が複雑で失点しやすい論点。本書でインプットした後に同シリーズの問題集(別売)を使って繰り返し演習すると効果的
  • 純資産(第13章)は株主資本等変動計算書・包括利益計算書の理解とも連動する。本章を学んだ後に公開財務諸表の純資産の部を実際に眺めると概念の定着が進む
出版社による内容紹介

幅広い日商簿記1級の学習範囲を、ストーリーと豊富なイラストでわかりやすく解説する「スッキリわかる」シリーズ。本書は商会の2巻(資産・負債・純資産編)となります。 テキストと問題集が一体になっており、テキストを読んだ後、すぐに問題演習を行うことができます。主人公ゴエモンと一緒に、簿記1級を楽しく学習しましょう。 ◆本書・商会2の章構成 貸借対照表の基礎、現金預金、金銭債権と貸倒引当金、有価証券、有形固定資産、リース取引、固定資産の減損会計、無形固定資産と繰延資産、研究開発費とソフトウェア、引当金、退職給付引当金、社債、純資産(資本) ◆第9版からの改訂内容 ・収益認識に関する会計基準の適用により影響を受ける内容の改訂(受注制作のソフトウェア、製品保証引当金) ・会社法の改正に伴い、株式引受権の追加 ・最近の試験傾向に対応(退職給付引当金の損金算入限度超過額)

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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