ISBN 9784813299240
スッキリわかる日商簿記1級 工業簿記・原価計算1 費目別・個別原価計算編 第4版
- 著者
- TAC出版開発グループ
- 出版社
- TAC出版
- 刊行
- 2021-11
概要
日商簿記1級の工業簿記・原価計算を費目別・個別計算から体系的に習得する
想定読者
日商簿記1級の合格を目指す学習者のうち、工業簿記・原価計算の基礎固めが必要な段階にある人。2級まで取得済みで1級に挑む社会人・学生が中心。
こんな人には向いていない
- 工業簿記・原価計算の実務経験が豊富で、試験対策より実務深化を求めている人には内容が基礎寄り
- 既に費目別・個別原価計算の知識が固まっており、総合・標準原価計算や管理会計の学習に進みたい人は工原2・3巻が適切
- 簿記の学習経験がまったくなく、仕訳の概念から始めたい人には本書より前の2級テキストが先決
読了後にできるようになること
- 材料費・労務費・経費それぞれの発生から製品原価への集計プロセスを説明できる
- 個別原価計算における製造指図書の仕組みと原価記録の流れを理解できる
- 部門別個別原価計算で補助部門費を製造部門へ配賦する手順を実行できる
- 仕損の処理方法(正常仕損・異常仕損の区別と会計処理)を判断できる
- 原価記録から製造原価報告書・損益計算書を作成する一連の手続きを習得できる
- テキスト内の問題演習で知識を即座に確認しながら試験対策を進められる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 工業簿記・原価計算の基礎 — 2級からの接続を意識した概念整理。製造業の会計構造を俯瞰する導入章
- 第 2 章 原価記録と財務諸表 — 製造原価報告書と損益計算書のつながりを押さえる。試験で頻出の出力形式
- 第 3 章 材料費会計 — 購入から消費・棚卸差異まで。費目別計算の核心となる最重要章の一つ
- 第 4 章 労務費会計 — 賃金計算と要支払額・消費額の区別が試験の得点ポイント
- 第 5 章 経費会計 — 経費の分類と処理。材料費・労務費と合わせ費目別計算を完成させる章
- 第 6 章 (単純)個別原価計算 — 製造指図書ベースの原価集計の基本。以降の部門別・仕損の前提となる
- 第 7 章 部門別個別原価計算(1) — 製造部門・補助部門の区分と第1次集計。配賦計算の基礎
- 第 8 章 部門別個別原価計算(2) — 補助部門費の製造部門への配賦。相互配賦法など複数手法の使い分けが問われる
- 第 9 章 個別原価計算における仕損 — 正常仕損・異常仕損の区別と処理。本書の難所であり、1級試験での差がつく箇所
ハイライト
- テキストと問題集が一体となっているので、テキストで学習したらすぐに問題集で知識の確認ができ、繰り返しの学習に最適です(テキスト一体型という本書の最大の設計上の特徴を端的に示す箇所)
- 各CASEごとに、事例をもとにした解説をイラスト付きで掲載。難しい内容でもスイスイ頭に入ってきます(視覚的理解を重視した学習設計が、原価計算の抽象概念を扱う上での差別化点として現れている)
編集メモ
Qiita言及記事なし。楽天ランキング情報なし。TAC出版『スッキリわかる』シリーズは日商簿記受験者に広く使われるシリーズであり、第4版まで改訂が続いている継続的支持の実績から practical と判定。
読む前に押さえておきたいこと
- 日商簿記2級(工業簿記)の基本的な仕訳と原価計算の概念を理解していること
- 勘定記入と試算表の作成手順が身についていること
学習のコツ
- 費目別計算(第3〜5章)は材料費・労務費・経費を並行して学ぶと全体像が見えやすい。1章ずつ完結させるより3章をひとまとまりとして捉える
- 部門別計算(第7・8章)は第6章の単純個別原価計算が確実に理解できてから進む。配賦の概念が曖昧なまま進むと8章で詰まりやすい
- 各CASEの例題は必ず自力で数字を追ってから解説を確認する。読み流しだけでは試験本番の計算スピードが身につかない
- 仕損の章(第9章)は本書内で難易度が高い。1回で理解できなくても先に進み、工原2巻と並行して読み直すと定着しやすい
- 第4版では収益認識基準の補足が追加されているため、近年の試験傾向に対応した最新版を使っていることを確認して学習を始める
出版社による内容紹介
幅広い日商簿記1級の学習範囲を、ストーリーと豊富なイラストでわかりやすく解説する「スッキリわかる」シリーズ。本書は工原の1巻(費目別・個別原価計算編)となります。 テキストと問題集が一体になっており、テキストを読んだ後、すぐに問題演習を行うことができます。主人公ゴエモンと一緒に、簿記1級を楽しく学習しましょう。 ★本書の特長 ・各CASEごとに、事例をもとにした解説をイラスト付きで掲載。難しい内容でもスイスイ頭に入ってきます! ・日商1級の原価計算のうち、費目別・個別原価計算が、この1冊でマスターできます! ・テキストと問題集が一体となっているので、テキストで学習したらすぐに問題集で知識の確認ができ、繰り返しの学習に最適です! ◆本書・工原1の章構成 工業簿記・原価計算の基礎/原価記録と財務諸表/材料費会計/労務費会計/経費会計/(単純)個別原価計算/部門別個別原価計算(1)/部門別個別原価計算(2)/個別原価計算における仕損 【改訂内容】 ・最近の試験傾向に対応 ・収益認識基準に関して補足
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。