ISBN 9784814400119
マスタリングLinuxシェルスクリプト 第2版 : Linuxコマンド、bashスクリプト、シェルプログラミング実践入門
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2022-12
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詳細
概要
bashスクリプトをsed・AWKと組み合わせてLinux管理業務を自動化する
想定読者
Linuxサーバ管理を任されはじめた初〜中級エンジニアで、手作業の繰り返しをスクリプト化したい人
こんな人には向いていない
- すでにbashスクリプトとAWK/sedを業務で常用しており、応用パターンも熟知しているシニアエンジニアには網羅すべき新知識が少ない
- Pythonのみで自動化を行いたいエンジニアには、bash中心の解説比率が高く費用対効果が薄い(14章でPythonとの比較には触れる)
- Windows環境のみで作業するエンジニアにはそのまま適用しにくい
読了後にできるようになること
- bashの条件分岐・ループ・関数を組み合わせてインタラクティブかつ再利用可能なスクリプトを書ける
- sedで行単位のテキスト変換を行い、設定ファイルやログの一括編集を自動化できる
- AWKでフィールドベースのログ集約レポートを作成し、lastlogなどのシステムログを加工できる
- 正規表現をsedとAWKの両文脈で使い分けられる
- Apacheバーチャルホスト設定の自動生成など、実サービス管理タスクをスクリプト化できる
- デバッグ手法とコードスニペットの管理で、スクリプトの保守性を高められる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 bashのスクリプトとは何か、なぜそれが必要なのか? — スクリプト化の動機と基礎概念を整理する導入章。既にコマンドラインに慣れている人はさらっと通過できる
- 第 2 章 インタラクティブなスクリプトの作成 — ユーザ入力を受け付けるスクリプトの基本パターン。select構文等の実用例が中心
- 第 3 章 条件の付加 — if/case構文と終了コードの扱いを体系化する章。エラーハンドリングの基礎
- 第 4 章 コードスニペットの作成 — 再利用可能なコード断片の整理と管理手法。長期的なスクリプト保守に効く
- 第 5 章 代替構文 — テスト演算子の代替記法など、bashの文法バリエーションを整理
- 第 6 章 ループを使った反復処理 — for/while/untilループの使い分けと実例。ファイル処理の自動化に直結
- 第 7 章 関数の作成 — スクリプトを関数に分割し、読みやすさと再利用性を高める手法
- 第 8 章 ストリームエディターの導入 — sedの基本動作(s///, d, p コマンド)を習得する入口。9章の自動化と連携
- 第 9 章 Apacheバーチャルホストの自動化 — 実務に最も近い応用章。ここまで読めば本書の投資回収感を得やすい
- 第 10 章 AWKの基礎 — フィールド分割と演算の基本。ログ解析の前提として必読
- 第 11 章 正規表現 — sed・AWK双方で使う正規表現を集中して習得する章
- 第 12 章 AWKを使ったログの集約 — アクセスログや任意のCSVを集計する実践例。最も応用度が高い章のひとつ
- 第 13 章 AWKを使ったlastlogの改良 — システム管理ツールをAWKで拡張するパターン。管理者業務への直結度が高い
- 第 14 章 bashスクリプトの代わりとしてのPython — 「次の言語」への移行判断の参考になる比較章。Pythonを既に知る読者には腑に落ちやすい
ハイライト
- シェルスクリプトの書き方、デバッグ方法、bashプログラミングの基本といったシェルスクリプティングの基礎から、sedやAWKなど各種ツールとの連携といった実践的な応用までを体系的に解説します。(本書の対象範囲と構成の方向性が端的に示されている箇所。入門から応用までの一貫したスコープを確認できる)
編集メモ
Qiita言及0件 / 累計likes 0。外部シグナルが取得できていないため supplementary に分類。オライリー・ジャパンの翻訳書として刊行実績はあり、入〜中級層の管理者向けリファレンスとして位置づける
読む前に押さえておきたいこと
- Linuxの基本コマンド(ls, grep, find, chmod等)を端末から一通り操作できること
- テキストエディタでファイルを作成・保存できること(vimやnano等、エディタは問わない)
- Webサーバ(Apache等)の概念的な役割を把握していること(特に9章を実践する場合)
学習のコツ
- 第1〜7章がbash文法の体系であり、Linux管理タスクへの応用は第8章以降に集中している。コマンドライン経験がある場合は1〜3章を斜め読みして8章から本格的に取り組むと回収が早い
- 第9章(Apacheバーチャルホスト自動化)は実務直結度が高く、sedの使い方を習得したかどうかの確認に使える章。9章の演習がスムーズに書けるようになれば、8章の理解度が十分と判断できる
- 付録Bの練習問題解答は、各章の演習後すぐに照合するよりも自力で書き直してから確認する方が定着しやすい
- 第14章のPython比較は読了後に参照する付録的な位置づけ。bashで書いた処理をPythonに書き直す練習題材として活用できる
出版社による内容紹介
シェルスクリプティングの基礎から、sedやAWKとの連携までをコンパクトに解説! Linuxシェルスクリプトの解説書。その中でも特にbashのシェルスクリプティングに焦点を当てています。シェルスクリプトの書き方、デバッグ方法、bashプログラミングの基本といったシェルスクリプティングの基礎から、sedやAWKなど各種ツールとの連携といった実践的な応用までを体系的に解説します。WebサーバーなどのLinuxシステムの管理を任されるようになった初級の管理者にも、もっと高度で実践的なテクニックを必要としている中級の管理者や開発者にも広く役に立つ内容です。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。