ISBN 9784814400232
Arduinoをはじめよう 第4版
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2023-02
概要
Arduino IDE 2.0 とクラウド連携を軸にフィジカルコンピューティングの基礎を習得する
想定読者
電子工作の経験がなく Arduino を初めて触るエンジニア・学生・ホビイスト。特に 2022年以降の Arduino IDE 2.0 や Arduino Cloud を用いた IoT 入門に取り組みたい人。
こんな人には向いていない
- すでに Arduino を使って複数のプロジェクトを完成させた経験者には既知事項が多く、発展的な回路設計や RTOS 活用を目的とした読者には物足りない
- ARM ベース以外の高度なマイコン(ESP32 / Raspberry Pi 等)を中心に学びたい読者には対象外のハードウェア説明が比重を占める
- C++ やオブジェクト指向設計を深く学ぶことを目的とした読者にはソフトウェア設計の説明は最小限に留まる
読了後にできるようになること
- Arduino IDE 2.0 の環境構築からスケッチのコンパイル・書き込みまでの手順を実行できる
- LED や ボタン、センサーなどの基本的な入出力回路をブレッドボードで組み、スケッチで制御できる
- PWM・シリアル通信・モーター制御など中級レベルの入出力操作を実装できる
- Arduino Cloud を利用してセンサーデータをクラウドに送信する IoT プロジェクトを構築できる
- ARM ベースの Arduino ボード(Nano 33 シリーズ等)の特徴と使い方を理解できる
- インターネット接続プロジェクトを組み合わせ、実用的なプロトタイプを完成させるプロセスを踏める
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 はじめに(対象読者・インタラクションデザイン・フィジカルコンピューティング) — 本書の読み進め方を確認する最初の 1 章
- 第 2 章 Arduino の哲学(プロトタイピング・ティンカリング・コラボレーション) — Arduino コミュニティの文化的背景を理解する
- 第 3 章 Arduino プラットフォーム(ハードウェア・IDE 2.0 のインストール) — ここで環境を整えてから先に進む
- 第 4 章 スケッチの基礎(LED・ボタン・基本コーディング) — 最初にコードを動かす体験ができる最重要章
- 第 5 章 高度な入出力(センサー・PWM・シリアル通信・モーター) — 実務的なセンサー制御に直結。4 章の直後に読むとスムーズ
- 第 6 章 Arduino ランプ & Processing プロジェクト
- 第 7 章 Arduino Cloud サービス — 第 4 版の新規追加章。IoT 目的ならここから逆引きしても良い
- 第 8 章 時間ベースのアプリケーション
- 第 9 章 ARM ベース Arduino ボード — 第 4 版の新規追加章。Nano 33 IoT / BLE Sense を扱う読者向け
- 第 10 章 インターネット接続プロジェクト — 第 4 版の新規追加章。クラウド連携の実践例
- 第 11 章 トラブルシューティング
ハイライト
- 第4版では、全体にわたって最新(2022年3月にリリース)のArduino IDE 2.0に対応し、クラウド上の開発環境(Arduino Cloud)を解説する章、ARMベースのArduinoを解説する章の追加が行われました。(第 3 版からのアップグレード理由が端的に示されており、既読者が改訂版を購入すべきかを判断できる記述)
- これにより、これからArduinoを学ぼうとする初学者のみにかぎらず、これまでの版の読者にも「使える」書籍となっています。(初学者と既存読者の双方を対象とした点を出版元が明言している箇所)
外部からの言及
- Qiita では Arduino 入門記事が 213 件以上存在し、本書シリーズは「Arduinoをはじめよう」というキーワードで最も参照される入門書として位置付けられている。コマンドライン環境や Vim との組み合わせ、Rust とのシリアル通信など独自の切り口で拡張する記事でも前提文献として挙げられることが多い。(qiita)
編集メモ
入力 envelope に Qiita 記事なし(本 ISBN 検索 0 件)。オライリー・ジャパン公式ページで確認できる定番入門書シリーズ第 4 版であり、Arduino 学習コミュニティ(Qiita 総 213 件以上の関連記事)から継続的に参照される題材だが、本 ISBN 単体での直接引用数が把握できないため practical とする。
読む前に押さえておきたいこと
- プログラミングの基礎概念(変数・条件分岐・ループ)を理解していること。特定の言語経験は不要だが、コードを読む基礎があると説明の吸収が早い。
- USB ケーブルと Arduino ボード(Uno または Nano 33 系)を実際に手元に用意できること。電子工作の経験は不要。
- ターミナル/コマンドプロンプトの基本操作(ファイルの移動・実行)がスムーズにできると環境構築章を詰まらずに進められる。
学習のコツ
- 3 章で IDE 2.0 のインストールを完了させてから先に進む。環境が動かない状態で 4 章以降を読んでも手を動かせないため、環境構築に詰まったら 11 章のトラブルシューティングを先に参照する。
- 4 章と 5 章は実際にブレッドボードと LED・抵抗を手元に用意して進めると定着率が高い。パーツなしで読み進めるより、動作確認しながら 1 スケッチずつ写経するほうが効果的。
- IoT や クラウド連携が目的の読者は、4-5 章で基礎を固めたあと 7・9・10 章を優先的に読むと回収が早い。6・8 章は後回しにしても問題ない。
- 第 3 版既読者は 7 章(Arduino Cloud)・9 章(ARM ボード)・10 章(インターネット接続)の新規 3 章を中心に差分読みするとアップデートの要点を効率よく把握できる。
出版社による内容紹介
Arduinoの定番入門書が待望のアップデート! Arduino解説書の定番として読者に愛用されている書籍の改訂第4版です。第4版では、全体にわたって最新(2022年3月にリリース)のArduino IDE 2.0に対応し、クラウド上の開発環境(Arduino Cloud)を解説する章、ARMベースのArduinoを解説する章(9章、10章)の追加が行われました。これにより、これからArduinoを学ぼうとする初学者のみにかぎらず、これまでの版の読者にも「使える」書籍となっています。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。