ISBN 9784814400423

ポートスキャナ自作ではじめるペネトレーションテスト : Linux環境で学ぶ攻撃者の思考

ポートスキャナ自作ではじめるペネトレーションテスト : Linux環境で学ぶ攻撃者の思考
刊行
2023-09

概要

ポートスキャナ自作を起点に攻撃者の思考とペネトレーションテスト技法を体得する

想定読者

Linux 基礎知識を持ち、脆弱性診断やペネトレーションテストの実務技術を一から身につけたいセキュリティエンジニア・インフラエンジニア

こんな人には向いていない

  • すでに Nmap・Nessus・Metasploit を日常業務で使いこなしているベテランのペンテスターには既知情報が多い
  • プログラミング未経験でネットワークの基礎知識もない読者には Scapy の章が急勾配に感じられる可能性がある
  • Webアプリケーション脆弱性診断(OWASP 系)に特化した学習を求める読者にはスコープが異なる

読了後にできるようになること

  • TCP/UDP の通信仕組みを理解したうえで Python/Scapy を用いて独自のポートスキャナを実装できる
  • Nmap の主要オプションと NSE スクリプトを活用し、ネットワーク上のホストや開放ポートを体系的に列挙できる
  • Nessus による脆弱性スキャンの設定・実行・結果解釈のワークフローを習得できる
  • Metasploit Framework でエクスプロイトを選択・実行し、ポストエクスプロイテーション(権限昇格・情報収集)の手順を理解できる
  • ラテラルムーブメント(横展開)と被害拡大の攻撃チェーンを概念・実例の両面で把握できる
  • サイバー攻撃のインシデント事例を読み解き、防御設計にフィードバックする視点が養われる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 サイバー攻撃手法とインシデント事例 — 攻撃の全体像とリスク感覚を先に固めるための章。防御側の読者でも基礎として有益
  • 第 2 章 Scapy を用いたポートスキャナ自作 — 本書の核心。ネットワークプログラミングを実装レベルで理解する最重要章
  • 第 3 章 Nmap — 業界標準ポートスキャナと NSE スクリプト — 自作との比較で Nmap の設計思想が深く理解できる。実務即用度が高い
  • 第 4 章 Nessus — 脆弱性検出 — 商用グレードのスキャナを扱う実践的な章。診断業務のワークフロー習得に直結
  • 第 5 章 Metasploit Framework — エクスプロイト生成とポストエクスプロイテーション — 攻撃の最終フェーズを体験する章。倫理的・法的前提の確認が必須
  • 第 6 章 ラテラルムーブメントと被害拡大戦術 — 実際のインシデントで見られる横展開手法を学ぶ。防御設計の見直しに活用できる

ハイライト

  • ポートスキャンを用いて攻撃者がネットワークを経由してどのように攻撃してくるのかを具体的な手法を交えて学び、攻撃手法を知ることでセキュリティレベルの向上を目指します(防御のために攻撃を学ぶという本書の基本姿勢が端的に示された箇所)
  • Scapy を用いたポートスキャナの自作、ポートスキャンの仕組みとネットワークプログラミングの基本、脆弱性診断やペネトレーションテストで不可欠なツールなどについて解説します(自作から実務ツールへの段階的な学習設計が明示されている箇所)

編集メモ

Qiita 言及記事 0 件 / likes 合計 0。2023年9月刊、264ページのコンパクトな入門実践書。ペネトレーションテスト領域の日本語書籍として数少ない選択肢の一つだが、Qiita コミュニティでの言及データは現時点で確認できず、supplementary と評価

読む前に押さえておきたいこと

  • Linux コマンドライン操作の基本(ファイル操作・プロセス管理・ネットワーク設定)
  • TCP/IP ネットワークの基礎概念(IP アドレス、ポート、TCP スリーウェイハンドシェイク)
  • Python の基本文法(リスト・辞書・関数・import の使い方程度)

学習のコツ

  • 第2章(Scapy 自作)は Python の基礎が怪しい場合は先に公式チュートリアルを一読してから取り組むと詰まりにくい
  • 第3章の Nmap は第2章との対比で読むと「なぜ標準ツールがこの設計になっているか」が腹落ちしやすい
  • 第5章(Metasploit)と第6章(ラテラルムーブメント)は必ず隔離された仮想環境(Kali Linux + 標的 VM)で演習すること。本番ネットワークへの誤操作リスクに注意
  • コラム欄(Atomic Red Team、ランサムウェア分析、ツール比較など)は本文と並行して読むと実務事例が補完される
出版社による内容紹介

ポートスキャンで攻撃手法を理解しセキュリティ思考を深める! 脆弱性診断やペネトレーションテストで使われる技術にポートスキャンがあります。本書では、ポートスキャンを用いて攻撃者がネットワークを経由してどのように攻撃してくるのかを具体的な手法を交えて学び、攻撃手法を知ることでセキュリティレベルの向上を目指します。Scapyを用いたポートスキャナの自作、ポートスキャンの仕組みとネットワークプログラミングの基本、脆弱性診断やペネトレーションテストで不可欠なツールなどについて解説します。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

質問に答えるだけで、
あなたに合う専門書が見つかる

IT・デザイン・士業・医療・経理・教育・研究 ほか、あらゆる分野の専門書と 「読む順序」(学習ロードマップ)を収録。何を選べばいいか分からなくても、 いくつかの質問に答えるだけでたどり着けます。