ISBN 9784814400935

scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習(第3版)

scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習(第3版)
刊行
2024-11

概要

scikit-learnからTensorFlowまで機械学習を実務習得する

想定読者

Pythonの基礎があり、機械学習を体系的に習得したいエンジニア・データサイエンティスト

こんな人には向いていない

  • 機械学習の数学的背景(線形代数・確率論)を基礎から丁寧に学びたい初学者には、理論説明が実装中心で理論的補足が薄い
  • TensorFlow/Kerasを本番環境で日常的に扱う上級者には、基礎事項の比重が大きく既知内容が多くなる
  • PythonやNumpy・pandasをまだ習得していない段階では、サンプルコードの読解が追いつかない

この本で身につくこと

  • scikit-learnで前処理・特徴量エンジニアリング・モデル評価のパイプラインを構築できる
  • Kerasで分類・回帰・CNN等のニューラルネットワークを設計・訓練できる
  • TensorFlowのカスタム学習ループを使ったモデル実装とデバッグができる
  • 大規模言語モデル(LLM)と拡散モデルの基本的な仕組みと実装アプローチを説明できる
  • ノートブック形式で再現性のある実験環境を整備し、多様なMLタスクに対応できる

ハイライト(外部からの言及)

大規模言語モデルや拡散モデルなどの生成AIの基本となるトピックもカバーしています。また、より大規模なデータを使用し、より現実的実践的な問題解決ができるように配慮されています — 出典

第3版で追加された生成AI領域の扱いと、より実践的な内容への刷新を端的に示す記述

サンプルコードはノートブック形式で提供されており、実際に手を動かしながら、さまざまな機械学習のニーズに応えられる幅広い知識とスキルを得ることができます — 出典

手を動かしながら学ぶ実践書としての性格と、カバー範囲の広さを示す記述

章立て

第1章 機械学習の現状

第Ⅰ部 機械学習の基礎。本書全体の地図

第2章 機械学習プロジェクトの全体像

End-to-End ML プロジェクトの実装ハンズオン。本書最頻参照

第3章 分類

MNIST を題材にした分類器の実装。評価指標の体系的解説

第4章 モデルの学習

勾配降下法のバリエーションを実装で理解

第5章 サポートベクターマシン(SVM)

カーネルトリックとマージン最大化の直感を掴む章。最近の実務では深層学習に置き換わりつつあるが、分類問題の原理理解と小規模データでの選択肢として一読の価値がある。

第6章 決定木

分割基準(ジニ係数・情報利得)と過学習防止の関係を理解する章。第7章のアンサンブル学習の前提として、決定木の弱点と強みをここで整理しておくと理解が深まる。

第7章 アンサンブル学習とランダムフォレスト

Bagging / Boosting / Stacking の比較

第8章 次元削減

PCA・カーネルPCA・t-SNEの比較章。高次元データの可視化と前処理として実用頻度が高く、第9章の教師なし学習との接続が強い。初読時に飛ばすと後半の特徴量理解に影響が出る。

第9章 教師なし学習のテクニック

k-meansからGMMまでクラスタリング手法を網羅。ラベルなしデータへの対応力を養う章で、第8章の次元削減と組み合わせると実務データへの応用イメージが広がる。

第10章 人工ニューラルネットワークとKerasの初歩

第Ⅱ部 ニューラルネットと深層学習。Keras の Sequential / Functional API の使い分け

第11章 深層ニューラルネットワークの学習

Vanishing/Exploding Gradient・正則化・最適化アルゴリズム

第12章 TensorFlowで作るカスタムモデルとその学習

Eager Execution・@tf.function・カスタム勾配。フレームワーク内部の理解

第13章 TensorFlowによるデータのロードと前処理

tf.dataパイプラインとデータ拡張の実装章。大規模データを効率的に学習投入するためのボトルネック解消の知識で、第14章以降のCNN・RNN実験で即座に応用できる。

第14章 畳み込みニューラルネットワークを使った深層コンピュータビジョン

ResNet / Inception / DenseNet 等のアーキテクチャ比較

第15章 RNNとCNNを使ったシーケンスの処理

LSTM・GRUとCNNの1次元適用を実装で比較する章。第16章のAttentionへの橋渡しとして位置づけられており、なぜTransformerが主流になったかの文脈理解に役立つ。

第16章 RNNとアテンションメカニズムによる自然言語処理

Transformer の前史的章

第17章 オートエンコーダ、GAN、拡散モデル

生成モデルの体系。第3版で大幅拡充

第18章 強化学習

Q学習 / DQN / Policy Gradient

第19章 大規模なTensorFlowモデルの学習とデプロイ

本書の到達点。プロダクションでの ML 運用

学習のヒント

  • 第1部のscikit-learnによる古典的機械学習は、深層学習経験者でも飛ばさず一読する価値がある。パイプライン設計と評価指標の章は後半のニューラルネットワーク実装の土台になる
  • 生成AI(LLM・拡散モデル)を目当てに購入した場合も、序盤の前処理・評価指標の章を先に押さえると後半のモデル解釈が格段に深まる
  • ノートブックのサンプルコードは必ず手元またはColabで実行し、ハイパーパラメータを変えて再実験することで「なぜそう設定するか」の感覚を定着させる。読み流すだけでは習得が浅くなる

前提知識

  • PythonのNumpy・pandasを用いた配列操作・データフレーム加工の基本
  • 高校〜大学初年度レベルの線形代数(行列・ベクトル)と確率の基礎概念
  • Jupyterノートブックの起動・セル実行の操作方法

次に読む本

詳解 ディープラーニング

本書がKerasのAPIを通じてモデルを組む実践に注力するのに対し、TensorFlowの計算グラフ・カスタム勾配・レイヤ内部の仕組みまで踏み込む点が差分。第12章のカスタム学習ループを一通り実装した後に読むと、フレームワーク依存から脱する設計力が体系的に身につく。

機械学習のための特徴量エンジニアリング

本書第2〜4章でscikit-learnのパイプライン骨格を学んだ後、実務データへの適用でボトルネックになる特徴量設計の選択肢と判断基準を専門的に扱う点が差分。前処理・変換・エンコーディング・選択の実践ノウハウに特化しており、本書の知識を現場で活かす段階で参照すると効果的。

大規模言語モデル入門

本書第16・17章でRNNの系譜と生成モデルの概要を把握した後、Transformerの内部構造・事前学習・ファインチューニング手法の詳細へ進む際の入口として最適。Keras実装の経験を持った状態で読むと、アーキテクチャの説明と実装の対応が取れ理解が加速する。

出版社による内容紹介

機械学習エンジニアのバイブル待望の改訂版! Pythonを代表する機械学習ライブラリ、scikit-learn、Keras、TensorFlowを利用し、幅広い分野の機械学習に対応する方法を網羅的に解説した、機械学習エンジニアの必読のベストセラーの改訂版です。この改訂版では、大規模言語モデルや拡散モデルなどの生成AIの基本となるトピックもカバーしています。また、より大規模なデータを使用し、より現実的実践的な問題解決ができるように配慮されています。サンプルコードはノートブック形式で提供されており、実際に手を動かしながら、さまざまな機械学習のニーズに応えられる幅広い知識とスキルを得ることができます。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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