ISBN 9784814401024
入門 OpenTelemetry : 現代的なオブザーバビリティシステムの構築と運用
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2025-01
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詳細
概要
OpenTelemetry でクラウドネイティブなオブザーバビリティ基盤を構築・運用する
想定読者
クラウドネイティブなシステムに携わる SRE・DevOps エンジニア・バックエンドエンジニアで、分散トレース・メトリクス・ログを統合した観測基盤を整備したい人
こんな人には向いていない
- 特定の監視ツール(Datadog、New Relic など)の使い方だけを求める読者には、ツール非依存の標準化の話題が主体になるため合わない
- OpenTelemetry をすでに本番運用しており、Collector の高度なパイプライン設計や各言語 SDK の内部実装を深く掘り下げたい読者には内容が概説寄りに感じられる可能性がある
- プログラミング経験のない運用担当者には、計装コードの説明が前提知識として求められる場面がある
読了後にできるようになること
- 分散トレース・メトリクス・ログ・プロファイルという 4 種のテレメトリーシグナルの役割と相互補完を説明できる
- OpenTelemetry Collector を用いたテレメトリーパイプラインの設計と管理ができる
- ベンダーロックインを回避する標準化されたインストゥルメンテーション戦略を立案できる
- アプリケーションコードへの自動・手動計装の違いを理解し、言語別ライブラリを選択できる
- コンテキスト伝播(W3C Trace Context など)の仕組みを理解しサービス間の相関を実現できる
- テレメトリーパイプラインを本番環境にデプロイするための実践的なチェックリストを活用できる
ハイライト
- クラウドを前提としたシステムの状態を知るオブザーバビリティを支える標準となるプロジェクトがOpenTelemetryです。分散トレース、メトリクス、ログ、プロファイルの計装と、そこから得られたテレメトリーを収集するエージェントの標準化について解説します(本書がカバーするシグナル種別の全体像が端的にまとまっており、読者が対象範囲を即座に把握できる)
外部からの言及
- OTCA(OpenTelemetry Certified Associate)試験の学習において、公式コース教材と並行して参照する概説書として言及されている。試験対策を通じて OpenTelemetry の全体像をつかむ用途に適しているという評価が見られる(qiita)
- 本書を読んでオブザーバビリティの基本概念を整理した読者が、テレメトリーシグナル(トレース・メトリクス・ログ)の役割と相互補完の構造を学べたと報告している。一方で実際の構築に踏み込むには別途ハンズオン演習が必要という印象を持つ読者もいる(qiita)
編集メモ
Qiita での直接言及は 3 件、累計 likes は 1 件(2026-05-30 時点)。2025年1月刊行の新刊で、外部シグナルの蓄積はこれからの段階。OTCA 試験対策記事でも補助資料として位置付けられており、現時点では supplementary と判定する
読む前に押さえておきたいこと
- マイクロサービスまたは分散システムの基本的な概念(サービス間 HTTP/gRPC 通信)
- Docker/Kubernetes を用いたアプリケーション実行環境の操作経験
- いずれか 1 言語(Go、Python、Java 等)でのサービス開発経験
学習のコツ
- テレメトリーパイプラインの章(Collector 関連)は、先に概念章でシグナルの役割を把握してから読むと構造が頭に入りやすい
- 手元に動作する分散サービス(Docker Compose で構成したマイクロサービス等)を用意し、章ごとに計装を試しながら読むと概念の定着が早い
- ベンダー選定の意思決定が目的なら、計装とパイプライン設計の章を重点的に読み、デプロイ手順章は後回しにできる
- CNCF の OTCA 試験対策を兼ねる場合は、本書で全体像を把握した後に公式ドキュメントで各仕様を確認する順序が効率的
出版社による内容紹介
監視からクラウドネイティブなテレメトリーへの進化を学ぶ! クラウドを前提としたシステムの状態を知るオブザーバビリティを支える標準となるプロジェクトがOpenTelemetryです。本書はOpenTelemetryが提供する、分散トレース、メトリクス、ログ、プロファイルの計装と、そこから得られたテレメトリーを収集するエージェントの標準化、また参照実装となる主要な言語向けライブラリーとエージェントなどについて解説し、OpenTelemetryの概略を理解するための書籍です。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。