ISBN 9784814401062

Windowsセキュリティインターナル : PowerShellで理解するWindowsの認証、認可、監査の仕組み

Windowsセキュリティインターナル : PowerShellで理解するWindowsの認証、認可、監査の仕組み
刊行
2025-03

概要

PowerShellを使ってWindowsセキュリティの内部機構を原理から理解する

想定読者

Windowsの認証・認可・監査の仕組みを深く掘り下げたいセキュリティエンジニア、ペネトレーションテスター、Windowsシステム管理者

こんな人には向いていない

  • セキュリティの基礎概念(認証・認可の違い等)がまだ曖昧な入門者には概念密度が高すぎる
  • Linuxやクラウドネイティブのセキュリティのみをカバーしたいエンジニアには対象外
  • Active DirectoryやKerberosを日常的に運用・調査している上級者には既知の内容が多い可能性がある

読了後にできるようになること

  • Windowsのセキュリティ参照モニター(SRM)がアクセストークンとセキュリティ記述子を使ってアクセス検証する仕組みを説明できる
  • NTLMとKerberosそれぞれのネットワーク認証フローを手順レベルで理解し、脆弱性との関連を把握できる
  • Active Directoryのドメイン認証の内部構造と、攻撃者が悪用するポイントを対応させて理解できる
  • PowerShellスクリプトでWindowsセキュリティ機構を動的に検証・観察できる
  • セキュリティ監査ログの生成原理を理解し、適切な監査ポリシーを設計できる
  • SDDLの読み書きができ、セキュリティ記述子をアクセス制御設計に活用できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 検証用PowerShell環境の構築 — 本書全体の実験基盤を整える章。後続章を読む前に必ず完了しておく
  • 第 2 章 Windowsカーネル — セキュリティ機構の土台となるカーネル構造の概観
  • 第 3 章 ユーザーモードアプリケーション
  • 第 4 章 セキュリティアクセストークン — 認可の核心。ここの理解が後続部全体に直結する
  • 第 5 章 セキュリティ記述子
  • 第 6 章 セキュリティ記述子の読み取りと割り当て
  • 第 7 章 アクセス検証処理 — SRMがどのように判定を下すかの実装レベルの解説
  • 第 8 章 その他のアクセス検証の実例
  • 第 9 章 セキュリティ監査
  • 第 10 章 Windowsでの認証
  • 第 11 章 Active Directory — ドメイン環境の認証基盤の構造を詳述。AD攻撃手法の背景理解に直結
  • 第 12 章 対話型認証
  • 第 13 章 ネットワーク認証
  • 第 14 章 Kerberos — Pass-the-Ticket等の攻撃手法を理解するための基礎として重要
  • 第 15 章 Negotiate認証とその他のセキュリティパッケージ

ハイライト

  • 著者James Forshawは、Googleのセキュリティチーム「Project Zero」の最も有名なリサーチャー、世界有数のWindowsセキュリティ専門家、そしてMicrosoftのトップバグハンターであり、20年にわたる経験からの専門的なガイダンス、深い技術的洞察、数十もの実際の脆弱性事例が詰まっています。(著者の圧倒的な実績と本書の内容の裏付けが端的に示されている箇所)

外部からの言及

  • 2025年に日本で出版されたセキュリティ関連書籍のまとめ記事で本書が取り上げられており、Windowsセキュリティの技術書として認知されている(qiita)

編集メモ

Qiita言及記事1件(いいね26) / rakutenランキング情報なし。2025年3月出版で新刊のため外部シグナルは現時点で少ないが、著者がProject Zeroメンバーという希少性から専門コミュニティでの評価蓄積が見込まれる

読む前に押さえておきたいこと

  • WindowsのコマンドラインおよびPowerShellの基本操作(スクリプト実行、パイプライン、管理者権限での実行)
  • OSの基本概念(プロセス、スレッド、カーネルとユーザーモードの区別)
  • ネットワークの基礎(TCP/IP、DNSの動作概要)
  • 認証と認可の概念的な区別(基礎レベル)

学習のコツ

  • 第1章のPowerShell環境構築は読み飛ばさずに手を動かして完了させること。後続章のコマンド実行例が動かないと理解が止まる
  • 第II部(4〜9章)を先にひと通り読んでからネットワーク認証(10〜15章)に進むと、トークンとSIDの知識がKerberos解説に自然につながる
  • 付録AのWindowsドメイン環境を実際に手元に構築すると、Active DirectoryやKerberosの章で検証しながら読め、定着度が大きく変わる
  • 各章末のPowerShellスクリプト例は、実際の環境で動かすことで「動いているWindowsを解剖する」体験が得られる
出版社による内容紹介

WindowsセキュリティをPowerShellと学ぶ! Windowsセキュリティの極意をPowerShellを用いて学びます。著者James Forshawは、Googleのセキュリティチーム「Project Zero」の最も有名なリサーチャー、世界有数のWindowsセキュリティ専門家、そしてMicrosoftのトップバグハンターであり、20年にわたる経験からの専門的なガイダンス、深い技術的洞察、数十もの実際の脆弱性事例が詰まっています。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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