ISBN 9784814401314

実践 LLMアプリケーション開発 : プロトタイプを脱却し、実用的な実装に迫るための包括的な手引き

実践 LLMアプリケーション開発 : プロトタイプを脱却し、実用的な実装に迫るための包括的な手引き
刊行
2025-09

概要

LLMアプリをプロトタイプから本番運用レベルへ引き上げる

想定読者

Pythonと機械学習の基礎があり、LLMアプリを業務品質に仕上げたいエンジニア。RAG・ファインチューニング・エージェント設計の実装判断力を求める人。

こんな人には向いていない

  • 機械学習の前提知識がなく、Pythonも不慣れな完全初学者には学習曲線が急すぎる
  • すでにLLMアプリを本番運用しており、トークン化・アーキテクチャ・アライメントを熟知しているシニアMLエンジニアには基礎部(1〜4章)の比重が大きい
  • 生成AIの概要やビジネス活用の動向を知りたいだけの非エンジニア職には技術的詳細が多すぎる

読了後にできるようになること

  • トークン化・アーキテクチャ・事前学習データの仕組みを理解し、モデル選定の判断軸を持てる
  • ファインチューニング(SFT・RLHF等)の手法をユースケースと照合して選択・実装できる
  • RAGパイプラインを設計し、埋め込み表現の選択からインデックス構築まで一貫して実装できる
  • LLMからの外部ツール呼び出し(Function calling / エージェント)を本番想定で組み立てられる
  • 推論最適化(量子化・蒸留・バッチ推論)によりレイテンシ・コストのバランスを調整できる
  • デザインパターンとシステムアーキテクチャの観点でLLMアプリ全体を設計できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 イントロダクション — 本書の読み方と全体像を把握する入口。短いので先読み推奨
  • 第 2 章 事前学習(Pre-Training)データ — モデルの振る舞いの根拠となるデータ品質の考え方を扱う
  • 第 3 章 語彙とトークン化 — プロンプト設計やコスト計算の前提知識として実務直結
  • 第 4 章 アーキテクチャと学習目的 — Transformerの内部構造。モデル選定の判断力が身につく
  • 第 5 章 LLMをユースケースに合わせる — ファインチューニングか RAG かの判断フレームとして中心的な章
  • 第 6 章 ファインチューニング — 実装レベルで SFT の手順を追える
  • 第 7 章 高度なファインチューニング手法 — LoRA・QLoRA などパラメータ効率化手法の比較が整理されている
  • 第 8 章 アライメントと論理的推論 — RLHF・Constitutional AI など安全性・品質向上の設計に関わる
  • 第 9 章 推論の最適化 — レイテンシ・コスト削減を実装レベルで検討できる実務直結章
  • 第 10 章 LLMから外部ツールを利用する — Function calling・ツール統合・エージェント設計の核心章
  • 第 11 章 表現学習と埋め込み — セマンティック検索・類似度計算の基盤となる知識
  • 第 12 章 RAG — RAGパイプラインの設計・実装を一通り網羅する章。最も参照頻度が高くなりやすい
  • 第 13 章 デザインパターンとシステムアーキテクチャ — 個別技術を統合してシステム全体を設計する視点を与える終章

ハイライト

  • 80以上の演習問題と800本以上の論文を参照しながら、直感的理解と応用力を身につけられます。(単なる概念解説にとどまらず、演習と文献で実践的な応用力を養う構成であることが端的に示されている)

編集メモ

Qiita言及0件・likes 0。2025年9月刊行の新刊のため外部シグナル蓄積は今後に期待。出版社はオライリー・ジャパンで書籍の実績は高いが、現時点のシグナル数値根拠でのラベルはsupplementary

読む前に押さえておきたいこと

  • Python 3.xの実装経験(関数・クラス・ライブラリ利用が不自由なく書けるレベル)
  • 機械学習の基礎知識(損失関数・勾配降下法・過学習の概念)
  • APIを介したLLM呼び出し(OpenAI API等)の動作経験があると第2部以降の文脈が掴みやすい

学習のコツ

  • 1〜4章(第1部)はLLMの構成要素の基礎であり、ファインチューニングやRAGの文脈で迷ったときの参照先として手元に置くと効果的
  • 5章・12章・10章は実装判断に直結するため、プロトタイプ段階のエンジニアは2周目に優先して精読すると良い
  • 各章末の演習問題は読み捨てず実際に実装することで、論文参照の800本という密度を体感として吸収できる
  • 付録・参考文献リストをベースラインとして、自分が扱うユースケースに近い論文を2〜3本選んで並行読みすると理解が加速する
出版社による内容紹介

LLMアプリ開発に必要な知識を実践的に学べる! 本書は、生成AIの中核をなす大規模言語モデル(LLM)を活用したアプリケーション開発に必要な知識、テクニック、ツールなどについて包括的に解説する入門書です。モデルの構造や限界、活用手法、応用パターンを体系的に紹介し、プロトタイプから本番運用レベルへと導きます。80以上の演習問題と800本以上の論文を参照しながら、直感的理解と応用力を身につけられます。Pythonや機械学習の基礎知識があれば、開発経験の少ない方でも読み進められます。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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