ISBN 9784815634254
実践サイバーセキュリティ入門講座 現場に残された痕跡からハッカーの攻撃を暴け
概要
BTLOのハンズオン6シナリオで防御側の調査技術を体得する
想定読者
セキュリティ業務に就いたばかり、または就こうとしているエンジニア。ログ解析やフォレンジックの実務フローを手を動かして習得したい人。
こんな人には向いていない
- すでにインシデントレスポンスや脅威ハンティングを実務で担当している経験者には演習の難易度が低い可能性がある
- 攻撃手法(ペネトレーションテスト・レッドチーム)の習得を主目的とする読者には向いていない
- 環境構築なしで概念だけ学びたい人には、BTLOプラットフォームへの登録が前提となるため注意が必要
読了後にできるようになること
- テキスト処理コマンド(grep・awkなど)を使ったログからの侵入痕跡の抽出手順
- PCAPファイルの解析によるネットワーク通信の再構成と攻撃フローの特定
- Webアクセスログからの攻撃ステップの可視化と時系列復元
- メモリダンプからのランサムウェア検出と暗号鍵の特定手法
- ボラタイルメモリ内のマルウェア痕跡の検出とプロセス分析
- ディスクフォレンジックによるアーティファクト(MFT・レジストリ等)の解析
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 もしもあなたの会社が狙われたら?——ブルーチームの出番 — 防御側の役割とインシデントレスポンスの全体像を掴む導入章
- 第 2 章 テキスト処理コマンドで挑む!——ログから侵入の手がかりを探る方法 — grep・awk等のUNIXコマンドによるログ解析の基礎。ツール依存を減らす最重要章
- 第 3 章 通信の断片——PCAPの謎を解くデジタル・アナトミストたち — Wiresharkを用いたネットワークキャプチャ解析。攻撃通信の再構成手順を学ぶ
- 第 4 章 侵入の瞬間を追え——アクセスログから攻撃の流れを可視化する — WebサーバーログからC2通信や横展開の痕跡を時系列で追跡する実践章
- 第 5 章 暗号解読に光を——メモリに投獄されたランサムウェアへの尋問 — メモリフォレンジックの入口。Volatilityを用いたランサムウェア検体の解析
- 第 6 章 亡霊を暴く——メモリの迷宮に潜むマルウェアとの死闘 — インジェクションやロードされたモジュールなど、より高度なメモリ内マルウェア解析
- 第 7 章 断片から全貌へ——ディスクフォレンジックによるアーティファクト解析の挑戦 — MFT・レジストリ・イベントログを横断した最終章。総合的な調査能力を問う
- 第 8 章 ディフェンダーとしての新たな旅立ち — 学習後のキャリアパスと継続的なスキルアップの方向性を示すまとめ章
ハイライト
- プラットフォーム「Blue Team Labs Online」(BTLO)を用いて、ハンズオン形式で解説を行っていきます。これにより、必要な環境準備の障壁を減らし、誰もがサイバーセキュリティの楽しさを感じるとともに、対抗手段の知識を得ることができます。(本書の最大の特徴である環境障壁の低さと実践性を端的に示している箇所)
- 6つのシナリオを通して、サイバーセキュリティの最前線に挑戦しましょう!(ログ解析・PCAP・メモリ・ディスクと多層的なシナリオ構成を示す一文)
編集メモ
Qiita言及0件・累計likes 0件(2026-05-30時点)。出版予定2025-08-30のため外部シグナルが蓄積されていない段階。書誌情報と章構成からの評価にとどまる
読む前に押さえておきたいこと
- LinuxのCLI基礎操作(ファイル操作・パイプ・リダイレクト)
- TCP/IPの基本的な仕組み(IPアドレス・ポート・3ウェイハンドシェイク)
- Webサーバー(Apache/nginx)のアクセスログのフォーマットの概要知識
学習のコツ
- 第2章のテキスト処理コマンド(grep・awk・cut)は後続の全章で繰り返し使うため、コマンドを暗記するより正規表現の読み方を意識して習得すると回収が早い
- BTLOはブラウザ完結の仮想環境なので、演習を始める前に公式サイトで無料アカウントを作成しておくと章ごとのシナリオに即座に取り組める
- 第5・6章のメモリフォレンジックはVolatilityの基礎コマンドを先に別ドキュメントで確認してから読むと理解が深まりやすい
- 第7章はディスクイメージのマウントやハッシュ検証など手順が多いため、章末のまとめを先読みしてから詳細に戻る読み方が効率的
出版社による内容紹介
サイバーセキュリティの最前線を体験しよう! この本では、様々なサイバーセキュリティに対応する手段を、実際に体験しながら学びます。 プラットフォーム「Blue Team Labs Online」(BTLO)を用いて、ハンズオン形式で解説を行っていきます。これにより、必要な環境準備の障壁を減らし、誰もがサイバーセキュリティの楽しさを感じるとともに、対抗手段の知識を得ることができます。 6つのシナリオを通して、サイバーセキュリティの最前線に挑戦しましょう! まえがき Chapter 1 もしもあなたの会社が狙われたら?--ブルーチームの出番 Chapter 2 テキスト処理コマンドで挑む!--ログから侵入の手がかりを探る方法 Chapter 3 通信の断片ーーPCAPの謎を解くデジタル・アナトミストたち Chapter 4 侵入の瞬間を追えーーアクセスログから攻撃の流れを可視化する Chapter 5 暗号解読に光をーーメモリに投獄されたランサムウェアへの尋問 Chapter 6 亡霊を暴くーーメモリの迷宮に潜むマルウェアとの死闘 Chapter 7 断片から全貌へーーディスクフォレンジックによるアーティファクト解析の挑戦 Chapter 8 ディフェンダーとしての新たな旅立ち 付録
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。