ISBN 9784822283117

ネットワークはなぜつながるのか 第2版

ネットワークはなぜつながるのか 第2版
出版社
日経BP社
刊行
2007-04

概要

URLからWebページ表示までの経路でTCP/IP・LAN・光ファイバを体系的に理解する

想定読者

ネットワークの仕組みをゼロから体系的に学びたいWebエンジニア・インフラ入門者。ネットワークスペシャリスト試験やCCNAの学習補完を目的とする人にも適合する

こんな人には向いていない

  • すでにTCP/IPスタックの内部動作を実装レベルで把握しているエンジニアには、説明の比重が基礎寄りすぎる
  • HTTPS・TLSの現代的なセキュリティ設計(TLS 1.3 / QUIC等)を詳しく知りたい場合は別書が必要(第2版は2007年刊、最新プロトコルの網羅は別途補完を要する)
  • 手を動かして設定・構築を学びたい実習中心の学習者には向かない(本書は概念的・図解的なアプローチが主)

読了後にできるようになること

  • URLを入力してからHTTPレスポンスが返るまでの経路全体をプロトコルスタック単位で説明できる
  • TCP/IPのコネクション確立・データ転送・切断の流れを具体的に把握できる
  • LANでのスイッチ・ルーター動作と、IPアドレス・MACアドレスの役割分担を整理できる
  • FTTH・ADSLなどのアクセス回線がインターネットバックボーンへ接続する仕組みを理解できる
  • ファイアウォール・プロキシ・DMZの基本的な機能とパケットフィルタリングの考え方を説明できる
  • DNSによる名前解決フローを、リゾルバからルートサーバーまでのシーケンスで追える

ハイライト

  • ネットワークの仕組みがわかる本。Webサイトを閲覧するとき、クライアントからサーバーまでのパケットの流れをとても丁寧に解説しています。(ネットワークスペシャリスト合格者が「試験に関係なくおすすめできる」と評した、本書の普遍的価値を端的に表す記述)
  • インターネットを通ってサーバーまで行って帰ってくる道筋の途中には、今のネットワークの主要な技術要素が全部あります。(本書の構成思想を一文で表す。探検ツアー型の設計意図が最も明瞭に出ている箇所)

外部からの言及

  • ネットワークスペシャリスト試験の参考書として推薦度★★★★★を受けており、「試験に関係なくおすすめできる」という評価が複数の資格学習系記事に見られる。「ネットワークを考える上での根っこ」と表現されることが多い(qiita)
  • Webエンジニア3〜4年目向けの「学び直し」コンテキストで推薦される傾向がある。インフラ・SREの基礎固めとして言及される記事が複数存在する(qiita)
  • 「内容は重厚だが面白い」という評価とともに、「いきなり理解しようとせず、後で読み直すことを前提にざっと目を通す」という読み方が推奨されており、一読で全て消化しようとしないことを示唆する声がある(qiita)

編集メモ

Qiita言及5件 / 累計likes約1,431(658+305+325+51+92) / ネットワークスペシャリスト試験対策・CCNA・Web入門書の推薦リストに継続して登場。2007年刊ながら直近2023年・2025年でも新規言及あり

読む前に押さえておきたいこと

  • IPアドレスとポート番号の概念(「192.168.x.x」が何を意味するかを知っている程度で十分)
  • ブラウザでHTTPSサイトを閲覧した経験、および「リクエスト/レスポンス」という用語を聞いたことがある程度のWeb知識

学習のコツ

  • 第2章(プロトコルスタック)と第3章(LAN)は独立性が高い。「なぜつながるか」の核心なので、まずこの2章を優先して読み、残りを後追いするとメンタルモデルが早期に固まる
  • 各章末の「要約」を先読みしてから本文に入ると、何を理解すべきかが明確になり読解速度が上がる(本書の設計意図でもある)
  • Wiresharkなど実際のパケットキャプチャツールと並行して読むと、図解の抽象レベルを実データで確認できて定着しやすい
  • 2007年刊のため、HTTPSの記述はTLS 1.0/1.2時代の内容が中心。セキュリティ関連章は「仕組みの基礎」として読み、最新の動向は別途補完する意識で臨む
出版社による内容紹介

『ネットワークはなぜつながるのか』5年ぶり、待望の改訂第2版! ブラウザにURLを入力してからWebページが表示されるまでの道筋をたどりながら、その裏側で働くTCP/IP、LAN、光ファイバなどの技術を説明していきます。インターネットを通ってサーバーまで行って帰ってくる道筋の途中には、今のネットワークの主要な技術要素が全部あります。そこでの機器やソフトウエアがどのように動き連携しているのかを探検すればネットワーク全体の動きがわかります。 第2版では、全体の構成を見直し、探検の途中で、今、ネットワークのどの部分にいるのかを明確にしました。また、各技術の基本的な考え方や成り立ちなど、基礎的な解説を大幅に増やしたほか、個別の補足説明も注釈として多く取り入れています。大事な点は「要約」としてまとめ、読んで記憶に残るようにしました。初心者の方も、基本的なところからきちんと理解して読み進めてもらえます。 特徴1:ネットワークの全体の動きがわかる“探検ツアー” 特徴2:2大技術TCP/IP、LANが確実に理解できる! 特徴3:最先端の光ファイバの中身ものぞいてみよう!

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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