ISBN 9784822295967

The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ

The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ
出版社
日経BP
刊行
2020-10

概要

フィクション形式でDXと技術的負債解消の実践を追体験する

想定読者

開発組織のボトルネックや技術的負債に直面しているエンジニア・エンジニアリングマネージャーで、DevOps原則を実務文脈で理解したい人

こんな人には向いていない

  • DevOpsの技術要素(CI/CDパイプライン構成やコンテナ設定など)をすぐに実装したい人には、手を動かせるコードや設定例が登場しない
  • 『The DevOps 逆転だ!』(フェニックス・プロジェクト)を未読のまま読むと、同一タイムライン上の並行物語であるため背景の理解が薄くなる
  • 組織変革やDXの理論・フレームワークを体系的に整理したテキストを求める人には、物語主体のため索引引きできない

読了後にできるようになること

  • システムのボトルネックがどのように連鎖して開発速度を損なうかを、物語の登場人物の視点から体感できる
  • 本番環境への迅速デプロイ体制を整えるうえで、運用・QA・開発の横断連携がどう機能するかを具体的なエピソードで理解できる
  • 技術的負債を放置した場合の組織的・ビジネス的コストを、フィクションの危機として追体験することで言語化できるようになる
  • クリーンコードとユニコーン・プロジェクトへの移行が、政治的・予算的制約のある現実組織でどう進むかのシナリオを得られる
  • 開発者マキシンを通じて、個人レベルの技術者がシステム全体のフローに影響を与えるアクションパターンを学べる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 第1部 どん底へ — 主人公マキシンが理不尽な配置転換を受け、デスマーチ状態のフェニックス・プロジェクトに放り込まれる導入部。現場の閉塞感が最もリアルに描かれる
  • 第 2 章 第2部 快進撃 — ボトルネック解消と本番デプロイ体制の整備が進む中盤。組織横断の連携構築プロセスが主軸で、実務改善のヒントが最も多い
  • 第 3 章 第3部 結実のとき — 技術的負債一掃を目指すユニコーン・プロジェクトへの移行と、ブラックフライデー本番稼働を経た組織の変容が描かれる終盤

ハイライト

  • ボトルネックと技術的負債はどうすれば解消できるのか、DXを実現する組織・システムの作り方とはーー。『速いものが遅いものに勝つ』痛快IT物語。(本書の立ち位置を端的に表す編集側の惹句。技術書でありながら物語として読める点が購買判断のキーになる)

外部からの言及

  • SREとDevOpsの推薦書籍まとめにおいて、フェニックス・プロジェクト・DevOpsハンドブックと並ぶGene Kim三部作の完結編として紹介されている。開発者視点で同一タイムラインを追う構成が特徴として挙げられる(qiita)

編集メモ

Qiita記事1件(likes 114)でGene KimのDevOps三部作の一冊として位置付けられ紹介されている。単独の言及数は少ないが、三部作の文脈でセット推薦されるケースが多く、DevOps文脈の書籍まとめ記事で安定的に掲載される

読む前に押さえておきたいこと

  • ソフトウェア開発プロセス(ウォーターフォール・アジャイルいずれか)の基本的な経験
  • デプロイ・リリース管理の概念(ビルドが通らない、本番に出せないとはどういう状態かを実感として知っていること)
  • DevOpsという用語の大まかな意味(CI/CDやカイゼン文化など)を知っている程度で十分

学習のコツ

  • フェニックス・プロジェクト(The DevOps 逆転だ!)を先に読んでおくと、同一タイムライン上の並行物語という構造が活きて登場人物の関係が把握しやすい
  • 物語として通読した後に、各部で描かれた改善施策(ビルドパイプライン整備・QAとの連携・クリーンコード移行)を自組織の課題と照合すると実務応用の解像度が上がる
  • 第2部(快進撃)は組織横断連携の具体的エピソードが集中しており、DevOps導入を検討するチームリードが最初に参照すべき章群
出版社による内容紹介

ボトルネックと技術的負債はどうすれば解消できるのか、 DXを実現する組織・システムの作り方とはーー。 「速いものが遅いものに勝つ」痛快IT物語。 3000人規模の自動車部品製造販売会社パーツ・アンリミテッド社の凄腕プログラマー、マキシン・チェンバース。彼女は理不尽な理由から、デスマーチに陥っていた「フェニックス・プロジェクト」に配置転換されてしまった。 ビルドすらできない絶望的な環境で苦しみながらも、システムのボトルネック解消に努めるマキシン。運用や品質保証など他部署を巻き込みながら本番環境に迅速にデプロイできる体制を整えたあとには、技術的負債を払拭するためにクリーンコードで開発される「ユニコーン・プロジェクト」が待ち構えていた……。 第1部 どん底へ 第1章 島流し 9月3日(水) 第2章 スティーブの涙 9月5日(金) 第3章 システム開発のあるべき姿 9月8日(月) 第4章 ブリッジクルーのシュールな登場 9月11日(木) 第5章 反乱軍 続9月11日(木) 第6章 大惨事 9月12日(金) 第7章 見えてきた課題 9月18日(木) 第2部 快進撃 第8章 反転プロジェクト 9月23日(火) 第9章 QAとのパーティー 9月29日(月) 第10章 官僚主義の牢獄 続9月29日(月) 第11章 自分の力で 10月1日(水) 第12章 分離独立 10月13日(月) 第13章 新たな世界へ 11月6日(木) 第3部 結実のとき 第14章 ユニコーン・プロジェクト 11月10日(月) 第15章 テストランからブラックフライデー当日へ 11月25日(火) 第16章 2号館の会議 12月5日(金) 第17章 コスト削減計画 12月12日(金) 第18章 発表会と政変 12月18日(木) 第19章 新しい時代へ 1月13日(火) エピローグ 1年後(プロジェクトのその後/反乱軍のその後)

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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