ISBN 9784839970925
プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書
概要
VS Codeの基礎から拡張機能開発まで体系的に習得する
想定読者
VS Codeを本格的に使いこなしたいエンジニア。特にリモート開発・チーム開発の効率化や、自作拡張機能の公開まで踏み込みたい人
こんな人には向いていない
- VS Codeをすでに日常的に使いこなし、独自拡張機能の設計・公開経験もある上級者には既知の内容が多い
- エディタの基本操作だけ覚えれば十分な人には、拡張機能開発やWSL連携などのパートが過剰になる
- Vim・Emacs などのキーバインドや哲学を前提とした開発スタイルを変えるつもりがない人には合いにくい
読了後にできるようになること
- インテリセンス・デバッガ・タスクランナーなどVS Codeの統合開発環境機能を一通り使いこなせる
- リモート開発(SSH・コンテナ・WSL)の仕組みと設定手順を理解し、手元環境に適用できる
- Live Shareを活用したチームでのリアルタイム共同編集を実践できる
- Extension APIを使って独自拡張機能を開発・テスト・Marketplaceへ公開する手順を把握できる
- Markdown・LaTeXなどのドキュメント作成ワークフローをVS Code上で完結させられる
- WSLをVS Codeと連携させ、Windows上でLinux開発環境を構築できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Part 1: VS Codeの基礎 — 基本機能と全体像を把握するパート。VS Code初利用者はここから読む
- 第 2 章 Part 2: VS Codeによるソフトウェア開発 — 開発ライフサイクル支援・リモート開発・チーム開発統合機能を扱う実務直結パート
- 第 3 章 Part 3: VS Codeの拡張機能開発 — Extension API・開発・テスト・公開まで一貫して解説する本書の独自性が高い章
- 第 4 章 Part 4: VS Codeによるドキュメント作成 — 仕様書・論文・書籍などのドキュメント作成ワークフローを扱う。非開発者にも有用
ハイライト
- 筆者は以下の書籍で学んだ。プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書(Compass Booksシリーズ)(拡張機能のTreeView実装に取り組んだ記事の著者が、前提知識として本書を参照先に挙げており、実践的な拡張機能開発の入口として評価されている)
- コードの編集、インテリセンス、フォーマッティング、静的チェック、デバック、タスクランナー、ソースコード管理システムとの連携といった統合開発環境としての機能も持ち合わせています(単なるエディタ紹介にとどまらず、IDE水準の機能群を網羅していることが本書の価値軸を端的に示している)
外部からの言及
- VS Code拡張機能の実装を解説する記事の中で、本書が前提知識の参照先として挙げられている。ExtensionのAPI構造やプロジェクト設定の理解に有用という位置付けで言及されており、実践的な拡張機能開発の足がかりとして評価されている(qiita)
- 著者の川崎庸市氏はVS Code関連コミュニティでの登壇実績もあり、技術イベントでサイン対応が行われた記録がある。本書は著者の実務知見をまとめた一冊として認知されている(other)
編集メモ
Qiita での本書直接言及記事は2件(likes合計6)。楽天ランキング情報は取得不可。シグナル数がessential(10件以上/200likes以上)・practical(5件以上)の閾値を下回るためsupplementaryと判定
読む前に押さえておきたいこと
- 任意の言語でのプログラミング経験(言語不問)があれば、Part 2以降をスムーズに読める
- Gitの基本操作(clone・commit・push)を把握していると、ソースコード管理連携の章の理解が深まる
- Part 3の拡張機能開発にはNode.jsとTypeScriptの基礎知識があると進めやすい
学習のコツ
- 各Partが独立した内容になっているため、目的が明確な読者はPart 2(開発効率化)やPart 3(拡張機能開発)から先に読んでも問題ない
- Part 3の拡張機能開発は、Part 1でVS Codeの基本設定と用語を押さえてからのほうが、Extension APIの概念が頭に入りやすい
- 付録のWSL連携手順はOSアップデートに伴い情報が古くなっている場合がある。公式Microsoftドキュメントと並行して参照することを推奨する
- 著者推薦の拡張機能リストは付録に収録されており、開発環境構築の参考にまとめて確認できる
出版社による内容紹介
令和時代の最強エディターを使いこなす! 「Visual Studio Code」(VS Code)は、Microsoftが中心となってオープンソースで開発されているクロスプラットフォーム(Windows/Linux/macOS)対応のコードエディターです。 VS Codeは、高速で起動・動作し、安定性に優れているというエディターの側面だけではなく、コードの編集、インテリセンス(自動補完)、フォーマッッティング、静的チェック、デバック、タスクランナー、ソースコード管理システムとの連携といった統合開発環境としての機能も持ち合わせています。さらに、リモート開発や共同開発といった最先端の手法にも対応した機能を提供しています。 それだけではなく、世界中の開発者が公開している豊富な拡張機能を手軽に取り込める仕組みとエコシステムも確立されています。 本書は、VS Codeの基礎から、拡張機能の開発まで、幅広いトピックをカバーしています。大きく分けて次の4つのパートから構成されています。 それぞれのパートが独立した内容になっており、目的にマッチしたところから選んで読み進められるようにしています。最初から読み進めても興味のあるトピックに絞って読んでもよいでしょう。 Part 1:VS Codeの基礎(VS Codeの基本機能と全体像) Part 2:VS Codeによるソフトウェア開発(開発ライフサイクルの支援機能、リモート開発、チーム開発のための統合機能) Part 3:VS Codeの拡張機能開発(拡張機能API、開発方法、テスト、公開方法) Part 4:VS Codeによるドキュメント作成(仕様書や論文/書籍などのドキュメント作成のための基本的機能や関連拡張機能) 付録として、著者陣お勧めの拡張機能を紹介しています。また、Windows上でLinuxのツールを実行できる環境であるWindows Subsystem for Linux(WSL)をインストールし、VS Codeと連携して使う方法も解説しています。ただし、どちらもアップデートが頻繁であり、執筆時点の情報であるため、付録として収録しました。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。