ISBN 9784839983017
ゲーム作りで楽しく学ぶ オブジェクト指向のきほん
概要
Pythonとゲーム制作を通じてオブジェクト指向の基礎を体得する
想定読者
Pythonの基本文法は書けるが、クラス・継承・ポリモーフィズムといったオブジェクト指向の概念がまだ腑に落ちていないプログラミング初中級者
こんな人には向いていない
- オブジェクト指向を業務で既に活用しており、設計パターンの応用や実装の深掘りを求めている読者には説明の基礎比重が大きい
- Python以外の言語(Java・C#等)でのOOP習得を主目的とする読者には言語依存の記述が多い
- pygameを使ったゲーム開発自体を本格的に学びたい読者には、ゲームはあくまでOOP学習の題材であり開発手法の体系的な解説は含まれない
読了後にできるようになること
- クラスとインスタンスの関係を、ゲームキャラクタとアイテムという具体的な題材で理解できる
- カプセル化・継承・ポリモーフィズムの各概念を、コードの変更前後を比較しながら説明できる
- pygameを用いてオブジェクト指向の設計をゲームループに組み込む実装パターンを習得できる
- GoFデザインパターンの基礎的な考え方と、それをPythonで表現する方法を把握できる
- 会話形式の解説で概念の疑問点がどこで生じやすいかを先回りして理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 オブジェクト指向プログラミングってなに? — 手続き型との比較でOOPの必要性を動機づける導入章。読み飛ばすと後の設計上の判断軸が薄くなるため最初から読む
- 第 2 章 オブジェクト指向のきほん — クラス・インスタンス・カプセル化・継承・ポリモーフィズムを順に解説する本書の核心章
- 第 3 章 pygameで動かそう — pygameの基本操作を学ぶブリッジ章。ゲームループの実装感覚をここで掴む
- 第 4 章 オブジェクト指向を使ってゲームを作ろう — Chapter 2の概念をゲーム実装に適用する統合章。設計→実装の流れを体感できる
- 第 5 章 デザインパターンを使ってみよう — GoFパターンの入門的紹介。本書後の発展学習への橋渡し。実務適用には別途深掘りが必要
ハイライト
- オブジェクト指向は、『複雑なしくみを効率的に作りやすくする手法』です。『キャラクタ』や『アイテム』などをオブジェクトとして考え、そこにさまざまな機能や振る舞いを追加するという昔からある技術で、今も多くのソフトウェアがオブジェクト指向で動いています。(本書がOOPを抽象論でなく身近なゲーム素材で説く理由が端的に示されている箇所)
- やさしいカエル先生と読者の代わりに気になるところを質問してくれるミライちゃんと一緒に、オブジェクト指向のきほんとデザインパターンについて、楽しく学んでいきましょう。(初学者が躓きやすい疑問を登場人物が代弁する会話形式の学習スタイルを示す箇所)
編集メモ
Qiita言及記事は確認できず(ISBN・書名いずれも検索結果なし)、Rakutenランキング情報も入力になし。書誌情報と出版社descriptionのみから判定。Python×OOP入門領域の補完的選択肢として位置付ける
読む前に押さえておきたいこと
- Pythonの基本文法(変数・if文・for文・関数定義)を自分で書ける程度の習熟
- pygameのインストールとスクリプト実行ができる開発環境の準備
- 手続き型プログラムを小規模でも作った経験(プログラム全体の流れを追える力)
学習のコツ
- Chapter 1とChapter 2を続けて読んでからChapter 3(pygame)に入ると、技術的なセットアップで学習の勢いが途切れにくい
- Chapter 4のゲーム実装では、まず動くコードを写経してからクラス設計の意図を後追いで読み返すと定着しやすい
- Chapter 5のデザインパターンは概念の入り口として読み、詳細は『Head Firstデザインパターン』や『GoF本』で補強するとよい
- サンプルファイルをダウンロードし、クラスの継承ツリーを手書きで図示しながら読むと継承・ポリモーフィズムの関係が視覚的に整理される
出版社による内容紹介
この本は、Pythonやプログラミングが少しできるようになった人が、ゲームを作りながら、会話形式で楽しくオブジェクト指向を学んでいく入門書です。 オブジェクト指向は、「複雑なしくみを効率的に作りやすくする手法」です。 「キャラクタ」や「アイテム」などをオブジェクトとして考え、そこにさまざまな機能や振る舞いを追加するという昔からある技術で、今も多くのソフトウェアがオブジェクト指向で動いています。 ですが、オブジェクト指向は、「クラス」「インスタンス」「カプセル化」「継承」「ポリモーフィズム」などといった、なにやら聞き慣れない抽象的な考え方でできていて、初心者にはすこし難しく感じられる分野でもあります。 本書ではそんなオブジェクト指向を、初心者にもやさしいPythonを使って、もっと身近で具体的にイメージしやすくするために、イラストや例え話をたくさん使って解説していきます。 やさしいカエル先生と読者の代わりに気になるところを質問してくれるミライちゃんと一緒に、オブジェクト指向のきほんとデザインパターンについて、楽しく学んでいきましょう。 <本書の対象読者> ・プログラムの3つのきほん「順次」「分岐」「反復」をマスターしている方 ・Pythonとpygameの書き方をある程度、理解できる方 ・オブジェクト指向を使って、より複雑なプログラミングに挑戦してみたい方 <本書の特徴> ・ゲームを作りながらオブジェクト指向とデザインパターンを楽しく学べる ・カエル先生とプログラミング初心者のミライちゃんの会話形式ですいすい読める ・Pythonを使ってオブジェクト指向を学ぶ ・ダウンロードできるサンプルファイルつき! Chapter 1 オブジェクト指向プログラミングってなに? Chapter 2 オブジェクト指向のきほん Chapter 3 pygameで動かそう Chapter 4 オブジェクト指向を使ってゲームを作ろう Chapter 5 デザインパターンを使ってみよう Appendix pygameリファレンス
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。