ISBN 9784839985554
ユーザーリサーチのすべて
概要
プロダクト組織がユーザーリサーチを内製化するための実務全工程を習得する
想定読者
ウェブサービス・デジタルプロダクトの運営組織でリサーチを始めるデザイナーやマーケター。特にリサーチ担当を初めて任され、一人でインタビューやアンケートを回せるようになりたい人。
こんな人には向いていない
- 学術調査・UXリサーチ研究職として統計的厳密性を求める上級者には、サンプリング設計や推定誤差の議論が物足りない可能性がある
- すでに社内にリサーチチームが確立しており、高度なデータ分析や機械学習を用いた行動解析に進みたい人には範囲外
- IT系以外の大規模マーケティングリサーチ(店頭調査・CLT調査等)を主な業務とする人には、対象読者の前提と合わない章が多い
読了後にできるようになること
- リサーチプロジェクトの組織立ち上げ・内製化に必要な体制整備の考え方を身につける
- 調査企画書・インタビュースクリーナー・アンケート設計など主要ドキュメントを自分で作成できる
- 定性調査(インタビュー・観察)と定量調査(アンケート・ログ分析)を業務課題に応じて使い分けられる
- 募集・スクリーニングから実査・逐語録作成まで、参加者管理の実務フローを一通り回せる
- 分析結果を関係者に伝える調査報告書と報告会の設計・運営ができる
- 調査ドキュメントのサンプル集をリファレンスとして活用し、初回リサーチの成功イメージを持って臨める
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 立ち上げ — リサーチ機能を組織に新設する際の体制設計と関係者巻き込みを扱う。初回リサーチ前に必ず読む章
- 第 2 章 企画 — 調査目的の言語化・手法選定・調査企画書作成を扱う。業務課題から調査設計を逆引きできる構成
- 第 3 章 募集 — スクリーナー設計・参加者募集チャネル・謝礼設定など、実査前の準備フローを網羅
- 第 4 章 実査 — インタビュー・アンケート実施の現場対応。モデレーション技法と記録方法の実務ノウハウ
- 第 5 章 分析 — 逐語録・KA法・アフィニティダイアグラムなど質的データ分析の手順と、定量データとの統合方法
- 第 6 章 報告・共有 — 調査報告書・報告会の設計と運営。ステークホルダーへの伝え方が行動変化につながるかを意識した内容
- 第 7 章 Appendix:有識者・実践者によるコラム集、リサーチドキュメントの図録集 — 現場の多様な知見を補完するコラムと、すぐ使えるドキュメントサンプルの図録
ハイライト
- 組織内でリサーチを内製化するには、必然的に調査の全工程に対応していくことになります。本書では業務マニュアルのように一つ一つの業務を詳細に解説し、未経験の担当者でも1人でインタビューやアンケートを計画・実行できるようにしました。(本書の独自ポジション—「一人でも全工程を回せる」という実務マニュアル性—を最も端的に示す記述)
- インタビューやアンケートは極論すると誰でもすぐに始めることができます。ただ、実際に自分で行うと設計方法や判断基準のところで悩むものです。本書ではよくある課題を踏まえたうえで主要な調査の進め方を事典感覚で読み進めることができます。(「実際に始めると詰まる箇所」を明確に認識した上で構成されている点が、類書との差別化ポイント)
編集メモ
Qiita 言及 0件 / 楽天ランキング情報なし。外部シグナルが現時点で確認できないため supplementary。2024年10月刊行の新刊であり、実務担当者向けマニュアルとしての需要は書誌内容から見込まれる
読む前に押さえておきたいこと
- ウェブサービスやアプリの企画・運営に携わった実務経験(職種は問わない)
- 調査目的を持ったプロジェクトへの参加経験があると、本書の判断基準の説明が腹落ちしやすい
学習のコツ
- 第1章(立ち上げ)はリサーチ組織を新設する文脈向け。既にリサーチ機能がある組織の担当者は第2章から読み始め、必要に応じて第1章に戻るのが効率的
- Appendixのリサーチドキュメント図録は索引として使うと効果的。初回リサーチ前に図録を一読し、作成すべき成果物の全体像を把握してから各章を読む
- 業務課題に応じて「逆引き」できる構成を活かし、困ったタイミングで該当章を参照するリファレンス的な使い方が本書の設計意図に合っている
- インタビューとアンケートの両手法を扱うため、手法ごとに分冊して読むより、プロジェクト単位で第2〜6章を通して読むと全工程の連携が理解しやすい
出版社による内容紹介
本書は、ウェブサービスやデジタルプロダクト(サイト・アプリ)運営におけるユーザー調査のマニュアルとなる書籍です。リサーチプロジェクトの担当者が業務で成果を上げるための知識と技能を、組織の立ち上げ、企画、募集、実査、分析、報告という一連のプロセスに沿って解説します。 <本書の特徴> 読者対象には、サイト・アプリの運営会社で急速に人材ニーズが高まっている「ユーザーリサーチができるデザイナーやマーケター」を想定して、定性調査・定量調査の手法を横断的に使いこなせる状態をゴールに、以下のようなポイントを設けて読者の日々の業務に寄り添います。 ポイント1:企画・募集・実査・分析・報告まで網羅 組織内でリサーチを内製化するには、必然的に調査の全工程に対応していくことになります。本書では業務マニュアルのように一つ一つの業務を詳細に解説し、未経験の担当者でも1人でインタビューやアンケートを計画・実行できるようにしました。 ポイント2:業務や課題から調査の手順を逆引き可能 インタビューやアンケートは極論すると誰でもすぐに始めることができます。ただ、実際に自分で行うと設計方法や判断基準のところで悩むものです。本書ではよくある課題を踏まえたうえで主要な調査の進め方を事典感覚で読み進めることができます。 ポイント3:調査のドキュメントサンプルを多数収録 調査の仕事は分業制によって実践・学習できる範囲が限定的であることが一般的です。本書ではプロダクト組織全体で実施機会が多いリサーチの調査票や報告書のサンプルを多数収録し、初挑戦でも成功イメージを持って仕事に臨めるようにしています。 <主な収録内容> ・プロジェクトマネジメントのドキュメント ・調査企画書のドキュメント ・インタビュー運営のドキュメント ・アンケート運営のドキュメント ・調査報告書のドキュメント ・調査報告会の運営ドキュメント ・リサーチのデータベース ・調査手法リスト 第1章 立ち上げ 第2章 企画 第3章 募集 第4章 実査 第5章 分析 第6章 報告・共有 Appendix 有識者・実践者によるコラム集、リサーチドキュメントの図録集
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。