ISBN 9784847076367
1冊目に読みたい小説の書き方の教科書
概要
プロ作家が言語化した小説執筆の基礎から改稿まで体系的に習得する
想定読者
小説を書き始めたいが何から手をつければよいかわからない初学者、書き始めても途中で止まってしまう未完稿経験者
こんな人には向いていない
- すでに複数の作品を完成させ文学賞に応募経験がある書き手には基礎的な内容が中心となる
- 文体論や比較文学など理論的・学術的な視点から小説を研究したい読者には向かない
- ジャンル小説(SF・ミステリ・ファンタジー)固有のルールや世界観構築を深く学びたい場合は別途専門書が必要
読了後にできるようになること
- 描写とシーンの違いを理解し、説明に頼らず情景を読者に体感させる文章が書ける
- どんな情報をどんな順序で提示するかという情報設計の考え方を身につけられる
- プロットの作り方と登場人物の造形方法を体系立てて理解できる
- 一人称・三人称など人称と視点の違いを判断基準とともに使い分けられる
- 改稿・推敲のプロセスと新人賞応募の実務的な手順を把握できる
- 実践課題への取り組みを通じて自分の弱点を特定し、反復練習に落とし込める
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 小説というメディアの特徴を知ろう — 他メディアとの差異を整理することで、小説固有の強みと弱みへの認識が定まる。初読者にとっての方向付けとなる章
- 第 2 章 小説のための文章力を身につけよう — 描写とシーンの書き方に特化。この章を繰り返し読み、実践編と往復させると定着が速い
- 第 3 章 情報処理をマスターしよう — 読者が情景を浮かべやすくなる情報の順序設計。地味に見えるが文章の読みやすさに直結する
- 第 4 章 小説の設計図『プロット』を作ろう — プロット・登場人物造形・物語展開の三点セット。途中で止まる問題を解決するための核心章
- 第 5 章 小説がもっと面白くなるテクニック — 人称と視点、エピソードで実感させる手法など応用技術。3章までの基礎を踏まえてから読むと効果が高い
- 第 6 章 ワンランク上の原稿へ — 改稿・推敲・体裁・新人賞応募の実務。初稿を書き終えた後に参照する章として位置づけると使いやすい
- 第 7 章 実践編 創作力を向上させる課題にチャレンジ — できることとできないことを可視化するための演習集。各章の読了後に対応する課題を試すと効果的
ハイライト
- 本書は小説家が無意識のうちにやっていることを言語化して、基本から学べるように構成しています(本書の編集方針を端的に示す一文。暗黙知を言語化するというアプローチが他の入門書との差別化ポイント)
- 著者の額賀澪さんは、松本清張賞と小学館文庫小説賞をダブル受賞してデビュー。大学で担当する小説創作の講義から松本清張賞受賞者を輩出(著者の信頼性を裏付ける実績。書き方を教えるプロとしての実証例が明示されている)
外部からの言及
- 楽天ブックスでのレビュー10件で評価3.75点。発売直後の集計だが、2026年3月刊行の新刊としては一定の読者反応を得ている(other)
編集メモ
Qiita記事の言及データなし / 楽天レビュー10件(評価3.75点) / 2026年3月刊行の新刊。novel-writingトピック内での実績蓄積はこれから。入門書として体系的な構成をもつが、外部シグナルが少ない段階での評価
読む前に押さえておきたいこと
- 特別な前提知識は不要。小説を日常的に読んでいる読書習慣があると説明の吸収が速い
- 未完稿を複数抱えているほど4章プロット構築の価値が実感しやすい
学習のコツ
- 1〜3章は小説の仕組みと文章技術の基礎なので通読を推奨。4章のプロット構築と対応する実践編の課題をセットで取り組むと、途中で止まる問題を予防できる
- 実践編の課題は読み飛ばさず、各章の直後に取り組むと自分の弱点が具体的に見える。課題をやらずに読み進めると抽象論の理解で止まりやすい
- 6章は初稿完成後に参照する使い方が効率的。最初から改稿の話を読んでも具体感が薄い
- 著者が大学講義をもとに構成しているため、章ごとの独立性が高い。つまずいた概念の章だけ再読する辞書的活用も有効
出版社による内容紹介
小説を書きたい。そう思いながらも、どこから始めればいいのかわからない。書き進めても途中で止まり、未完の原稿だけが増えていくーー。そんな悩みを抱える方が最初に読む一冊が「1冊目に読みたい小説の書き方の教科書」です。 著者の額賀澪さんは、松本清張賞と小学館文庫小説賞をダブル受賞してデビュー。小説を執筆する傍ら、大学で担当する小説創作の講義から松本清張賞受賞者を輩出。本書のもととなったオンラインの人気講座「拝啓、小説を書いてみませんか」からも現役作家や文学賞の選考通過者が生まれています。 プロの小説家であることはもちろん、小説の書き方を教えるプロでもあります。 本書は小説家が無意識のうちにやっていることを言語化して、基本から学べるように構成しています。小説を書くために必要なライティングのテクニックから、ストーリーを考えるためのプロットの作り方、人称と視点を意識して、読者にどう物語を実感させていくかについて、わかりやすく解説します。 第1章 小説というメディアの特徴を知ろう 小説というメディアの特徴について知りましょう。小説は他のメディアと何が違うのか? 何が得意で、何が苦手なのか? 面白い小説を書く最初の一歩です。 第2章 小説のための文章力を身につけよう 小説を書くための基本テクニックである「描写」の書き方について解説します。「描写」と「シーン」が書けないと小説は始まりません。 第3章 情報処理をマスターしよう 「どんな情報をどんな順番で伝えていくか」について説明します。読者が「情景を浮かべやすくなる文章」の書き方を身につけましょう。 第4章 小説の設計図「プロット」を作ろう これまでの章で文章力は身につきました。ここでは、どうストーリーを考えるかについて。プロットの書き方や登場人物の作り方、物語の展開のさせ方について解説します。 第5章 小説がもっと面白くなるテクニック 人称と視点の違いとは何か。物語を説明するのではなく、エピソードとして実感させるにはどうすればよいのか。執筆時に役立つテクニックを伝授します。 第6章 ワンランク上の原稿へ 改稿・推敲してブラッシュアップするといった小説を書き切ってから必要となる作業や、体裁の整え方、新人賞への応募など。ワンランク上の原稿を目指します。 実践編 創作力を向上させる課題にチャレンジ 文章は実際に書いてみることでしか上達しません。ここにある課題に取り組んでみることで、自分ができることと、できないことが見えてきます。 発行:株式会社日本ビジネスプレス 発売:ワニブックス
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。