ISBN 9784862464873
CGクリエイターになるためのポートフォリオ制作の教科書
概要
CG職志望者が内定に直結するポートフォリオを設計する
想定読者
背景モデラー・キャラクターモデラー・アニメーター・コンポジターを目指す専門学校生や美術系学生で、作品はある程度作れるものの「どう見せれば採用担当者に評価されるか」を体系的に学びたい人に向いています。現役クリエイター兼講師の視点で、就職活動を勝ち抜くための提出物づくりを基礎から指南しています。
こんな人には向いていない
- すでに複数社へポートフォリオを提出し、採用フィードバックを受けてきた現役クリエイターには、基礎的な解説の比重が大きく感じられます
- 3DCGソフトの操作技術そのものを習得したい人には、本書は制作技術ではなく提出物の見せ方に特化しているため対象外です
- イラストレーターやグラフィックデザイナーなどCG職以外を志望する人には、職種別解説(背景・キャラ・アニメ・コンポジット)が噛み合わない場面があります
読了後にできるようになること
- 色彩心理・視覚心理をポートフォリオのレイアウト設計に落とし込む考え方
- 視線の流れを意識した紙面構成と余白の使い方
- スケジュール管理とマインドマップを使った作品制作・提出準備の思考整理
- リファレンス収集の重要性と実践的な活用法
- 背景モデラー・キャラクターモデラー・アニメーター・コンポジターという職種別の差別化ポイント
- 内定実績のある実例22作品から、採用担当者に刺さる見せ方のパターンを読み取る視点
本書のキー概念(章解説)
- 前半: ポートフォリオを「デザイン」として捉え直す — ポートフォリオはアートではなくデザインだという考え方を起点に、色彩心理・視覚心理といった、より魅力的で内定につながる紙面づくりの土台となる原則を扱います
- 中盤: 見せ方と制作プロセスの実務 — 視線の流れを意識したレイアウトや余白の使い方、スケジュール管理、マインドマップを使った思考の整理、リファレンスの重要性など、ポートフォリオ制作だけでなく作品制作そのものにも効くテクニックをまとめています
- 終盤: 職種別の内定ポートフォリオ実例解説 — 背景モデラー・キャラクターモデラー・アニメーター・コンポジターの4カテゴリ別に、実際に内定を勝ち取ったポートフォリオを作品ごとに抜粋し、見開きで解説。志望職種ごとに採用担当者が何を評価するかを読み取れます
ハイライト
- ポートフォリオ制作はアートではなくデザインです。自身の作成した作品を生かすも殺すもポートフォリオにかかっているといっても過言ではありません。(本書の核心的な立場を最も端的に示す著者自身の言葉。制作技術だけでは就職活動を勝ち抜けないという問題意識が凝縮されている)
- CGの勉強や作品制作には多大な時間をかけているのに、ポートフォリオ制作にはあまり時間をかけず、1日、2日で終わらせようとする学生も珍しくありません。(CGクリエイター志望者が陥りがちな落とし穴を現役講師が直接指摘した箇所。読者が自分の課題を認識するきっかけになる)
編集メモ
Qiita での言及記事ゼロ・likes 合計ゼロ、Rakuten ランキング情報なし。CGクリエイター就職活動という限定的な領域で出版社(ボーンデジタル)の専門性は高いが、外部シグナルが確認できないため supplementary とする
読む前に押さえておきたいこと
- 志望するCG職種(背景・キャラクター・アニメーション・コンポジットのいずれか)で、作品を最低数点は制作した経験があること
- デジタルポートフォリオのファイル形式(PDF・Webサイト等)についての基本的な知識
学習のコツ
- まず前半の色彩心理・視覚心理のパートを通読し、自分のポートフォリオ案にどの原則が不足しているかを書き出してから、終盤の実例解説を見ると吸収速度が上がります
- 終盤の職種別実例は、自分の志望職種のものを重点的に読みつつ他職種の例とも比較すると、採用担当者が何を重視するかの差異が見えてきます
- マインドマップと制作スケジュールのパートは、ポートフォリオ提出の3ヶ月以上前に読んで実行に移すと最も効果的です。直前に読んでも時間が足りなくなります
- 約190ページと一気に読み切れる分量なので、最初に全体を流し読みして構成を掴み、2周目で自分の制作物に当てはめながら精読する読み方が向いています
出版社による内容紹介
背景モデラー、キャラクターモデラー、アニメーター、コンポジター志望の学生必読!現役クリエイター兼講師が教えるポートフォリオ制作術+見開き実例解説22作品! これまでクリエイティブ業界全般を取り上げたポートフォリオ書籍はいくつか出版されてきましたが、本書は“CGクリエイター”を目指す学生にフォーカスした初のポートフォリオ書籍です。 ポートフォリオ制作に有効な色彩心理や視覚心理などを用いて、より魅力的で内定につながるようなポートフォリオの作成方法について実例を交えながら解説。視線の流れを意識したレイアウトや余白の使い方、スケジュール管理やマインドマップを使用した思考の整理、リファレンスの重要性など、ポートフォリオ制作のみならず作品制作にも役に立つ内容となっています。 また最終章には「背景モデラー志望」「キャラクターモデラー志望」「アニメーター志望」「コンポジター志望」のカテゴリ別に、実際に内定を勝ち取ったポートフォリオ(作品ごとに抜粋)を見開き解説付きで掲載しています。 【著者からの推薦文(本書「はじめに」から抜粋)】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー CG制作を教える学校は数多く存在しますが、ポートフォリオ制作までしっかりと指導している学校は稀です。その結果、CGの勉強や作品制作には多大な時間をかけているのに、ポートフォリ制作にはあまり時間をかけず、1日、2日で終わらせようとする学生も珍しくありません。どんなに素晴らしい作品を作り上げたとしてもその魅力をうまく伝えることができなければ当然内定につながることもありません。 ポートフォリオ制作はアートではなくデザインです。自身の作成した作品を生かすも殺すもポートフォリオにかかっているといっても過言ではありません。ぜひ本書を参考に、しっかりと時間をかけてポートフォリオ制作と向き合ってください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。