ISBN 9784873117768
Docker
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2016-08
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詳細
概要
Docker を開発から本番運用まで一貫して使いこなす
想定読者
Docker を業務に導入したい、あるいはすでに使い始めてセキュリティや運用面を体系化したいバックエンド・インフラエンジニア
こんな人には向いていない
- コンテナの概念を短時間でつかみたいだけの入門者。本書は 384 ページで運用面まで踏み込むため、概要把握には分量過多
- Kubernetes や Docker Compose の最新機能を求める読者。2016 年刊行のため、オーケストレーション関連の記述はその後のエコシステムと乖離がある
読了後にできるようになること
- コンテナと VM の違いを原理から説明し、Docker のアーキテクチャを体系的に理解できる
- 開発・CI・デプロイの各フェーズに Docker をどう組み込むかを一連のフローとして把握できる
- SELinux・AppArmor・リソース制約を使ったコンテナのセキュリティ強化手順を実施できる
- マルチホスト環境でのクラスタリングとサービスディスカバリの設計判断軸を得られる
- 本番環境でのモニタリング・ロギングの実践パターンを身につけられる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 コンテナの基礎とDockerアーキテクチャ — VM との比較から始まるため、コンテナ未経験者でも概念整理の起点として機能する
- 第 2 章 開発ワークフローへの統合 — ローカル開発環境の構築から始まり、チーム共有の方法まで扱う実務直結の章
- 第 3 章 継続的インテグレーションとデプロイ — CI パイプラインに Docker を組み込む具体的な手順を追える
- 第 4 章 本番モニタリングとロギング — 運用フェーズの知識が手薄なエンジニアに特に価値がある
- 第 5 章 ネットワーキングとサービスディスカバリ — マルチコンテナ構成における通信設計の基礎を押さえる
- 第 6 章 オーケストレーション(Swarm / Kubernetes) — 2016 年刊行のため記述が古い。現在の Kubernetes 運用は後継書で補完が必要
- 第 7 章 セキュリティ — SELinux・AppArmor・ケーパビリティ制限など、他の入門書では省かれがちな内容を扱う
ハイライト
- 単純なコマンドの解説書はかなり出版されていますが、本書はセキュリティやモニタリングといった運用面まで踏み込んだ内容で、現実に開発から運用までDockerを活用する上で役立ちます。(コマンド解説にとどまらず運用観点まで網羅する点が本書の差別化要素として最も明確に表れている箇所)
外部からの言及
- コンテナ仮想化技術の概念整理記事で参考文献として挙げられており、VM との違いを理解するための信頼できる一次ソースとして位置づけられている(qiita)
編集メモ
Qiita 言及確認 1 件 / likes 125。刊行が 2016 年と古く、オーケストレーション周辺は最新情報との乖離が大きい。セキュリティ・モニタリングの体系化という観点では今なお参照価値はあるが、Docker 入門書の定番としては後発書に置き換わっている
読む前に押さえておきたいこと
- Linux の基本コマンド操作(ファイル操作、プロセス管理、ネットワーク設定)
- HTTP と TCP/IP の概念的な理解
- 何らかの言語でのアプリケーション開発経験
学習のコツ
- Part I(基礎)はコンテナ経験者なら速読で問題ない。Part II(開発ライフサイクル)と Part III のセキュリティ章に時間を集中させると回収が早い
- オーケストレーション(Swarm/Kubernetes)の章は 2016 年時点の情報であることを念頭に置き、概念把握にとどめ、最新の公式ドキュメントと合わせて読むことを推奨する
- 付録に Docker for Mac/Windows 対応やクラウド連携(AWS・Azure)のアップデートがまとめられているため、本文と合わせて確認すると情報の差分を補完できる
出版社による内容紹介
コンテナツールの標準としての地位が確立されたDockerの総合解説書! Dockerを活用するために求められる知識・技術を総合的に解説した書籍です。単純なコマンドのDockerの解説書はかなり出版されていますが、本書はセキュリティやモニタリングと行った運用面まで踏み込んだ内容で、現実に開発から運用までDockerを活用する上で役立ちます。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。