ISBN 9784873119014

Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps

Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps
刊行
2020-02

概要

Kubernetesを軸にクラウドネイティブの開発・運用サイクル全体を実践的に習得する

想定読者

KubernetesをプロダクションでDevOpsとして運用・管理するインフラエンジニアや、コンテナ化アプリのデプロイと監視を担うバックエンドエンジニア

こんな人には向いていない

  • Kubernetesを使わないDevOps実現の方法論を探している人には適合しない(書評で「あまりDevOpsの話は出てこない」という指摘があるとおり、内容の中心はKubernetes技術そのもの)
  • Docker/コンテナ操作の基礎も未経験の完全初学者には前提知識の補足が必要
  • マイクロサービスアーキテクチャや分散設計の理論的な深掘りを期待する読者には範囲外となる

読了後にできるようになること

  • KubernetesのPod・Deployment・Serviceといったコアオブジェクトの設計と運用方法
  • RBAC・Secrets・セキュリティポリシーを活用したプロダクション向けセキュリティ設定
  • CI/CDパイプラインと継続的デプロイのKubernetes上での実装パターン
  • PrometheusやOpenTelemetryによるオブザーバビリティ(メトリクス・ログ・トレーシング)の構築
  • リソース要求・制限・HPA(水平Pod自動スケーリング)によるコスト最適化と可用性の両立
  • クラスタ選択(EKS/GKE/AKS/セルフホスト)の判断軸と各環境の運用上の注意点

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 クラウドでの革命 — クラウドネイティブとDevOpsの文脈を俯瞰する導入章。Kubernetes未経験者のウォームアップとして機能する
  • 第 2 章 Kubernetes最初の一歩 — Docker→Minikubeでの動作確認まで手を動かせる。学習ログ記事でも最初に実践される章
  • 第 3 章 Kubernetes環境の選択 — EKS/GKE/AKS/セルフホストの比較。環境選定の判断軸が得られる実務直結の章
  • 第 5 章 リソースの管理 — requests/limitsとHPAの設定。コスト最適化と安定稼働の両立に直結
  • 第 9 章 Podの管理 — HealthCheck・再起動ポリシー・Disruption Budgetなど可用性設計の核
  • 第 10 章 設定と機密情報 — ConfigMap/Secretsのベストプラクティス。環境変数管理の典型的なミスを防げる
  • 第 11 章 セキュリティとバックアップ — RBACと最小権限原則の実装。プロダクション投入前に必ず読む章
  • 第 14 章 Kubernetesにおける継続的デプロイ — GitOpsとデプロイ自動化のパターン。CI/CDパイプライン設計の実務参考になる
  • 第 15 章 オブザーバビリティと監視 — ログ・トレーシング・アラートの全体設計。SREプラクティスと組み合わせて読むと効果が高い
  • 第 16 章 Kubernetesにおけるメトリクス — Prometheusによるメトリクス収集の実装。章15と合わせて読むとオブザーバビリティ全体像が完成する

ハイライト

  • Kubernetesはクラウドネイティブの標準プラットフォームです。この本でKubernetesについて学ぶことで、クラウドネイティブについての理解を深めました。(AWSの運用・監視構成を設計したエンジニアが、Kubernetesを使わない構成でも本書を読んだ理由として挙げた箇所)
  • 実例を踏まえて語られており、参考になります。(SRE・DevOps書籍まとめ記事での本書紹介コメント)

外部からの言及

  • Kubernetes未使用の構成であっても、クラウドネイティブ設計の理解を深めるための参照先として挙げる記事が見られる。Kubernetesが標準プラットフォームである背景知識として位置づけられている(qiita)
  • SRE・DevOps関連書籍まとめでは「あまりDevOpsの話は出てこない」という留保付きで紹介されるケースがある。Kubernetesの技術書として評価されており、DevOps実践の方法論書として期待すると乖離が生じる可能性を指摘する声がある(qiita)
  • 章ごとに手を動かしながら学ぶ学習ログ記事が複数存在し、コンテナ・Kubernetes初体験層が読み進める教材として活用されている。マルチステージビルドやkubectl操作を実際に試しながら理解する使い方が多い(qiita)

編集メモ

Qiita記事で本書を直接参照している記事が確認できたのは複数件(SRE書籍まとめ114likes・AWS運用構成183likes・高可用性Kubernetes運用記事109likesなど)。学習ログ系記事も複数存在し、読者がハンズオンで使う書籍として継続的に参照されている。qiita_article_countは7件程度でessentialの閾値(>=10件)には届かないが、likes合計は実務エンジニア層に着実に届いている実績があるためpracticalと判定

読む前に押さえておきたいこと

  • DockerによるコンテナビルドとDockerfileの基本的な読み書き経験
  • LinuxコマンドラインとSSH操作の基礎
  • YAMLの記法と構造の理解

学習のコツ

  • 1〜4章はKubernetes未経験者向けの基礎固めで、経験者は3章(環境選択)以降から読み始めることができる
  • 5章(リソース管理)・9章(Pod管理)・11章(セキュリティ)はプロダクション投入の直前チェックリストとして参照すると実務効率が高い
  • 14〜16章のCI/CD・オブザーバビリティ・メトリクスは独立性が高く、既存クラスタの改善課題に応じて先読みする方針でも有効
  • 学習ログ記事が示すとおり、章末のハンズオンを必ずローカル環境(Minikubeまたはkind)で実行しながら読むことで定着率が上がる
出版社による内容紹介

Kubernetesを使った開発と運用(DevOps)の各フェイズについて実践的内容を詳述! Kubernetesの認証認可やPodsのより突っ込んだ設定など、アプリケーションをプロダクションで運用するための実践的な内容をまとめた書籍。Kubernetesを使ったサービス開発において、開発と運用(DevOps)の各フェイズで何を行い、どういう設定をすべきなのかを列挙し、そこで使えるツールや注意しなければならない事柄についてを解説。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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