ISBN 9784873119939
初めてのTensorFlow.js : JavaScriptで学ぶ機械学習
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2022-06
概要
JavaScriptとブラウザだけで機械学習モデルを構築・運用する
想定読者
ウェブ開発者・JavaScriptエンジニアで機械学習をブラウザ上で実装したい人
こんな人には向いていない
- PythonでTensorFlow/PyTorchを使った機械学習の実務経験があり、理論や高度なアーキテクチャ設計を深めたい人には内容が基礎寄り
- JavaScriptを使ったことがなく、Pythonのみで機械学習を学びたいデータサイエンティストには言語選択が合わない
- 転移学習を超えた独自モデルの研究・論文実装を目的とする読者には、本書の到達点では不足する
読了後にできるようになること
- テンソルの概念と操作(shape / dtype / reshape)をJavaScriptで扱えるようになる
- 既存の事前学習済みモデルをブラウザに読み込み、UIと統合した推論アプリを構築できる
- 画像データを前処理し、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の訓練をTF.jsで実行できる
- 転移学習でMobileNetなどの既存モデルを起点に、少ないデータで分類タスクを実装できる
- Node.js環境でTF.jsを動かし、サーバーサイドでの推論パイプラインを構成できる
- TensorFlow Liteモデルをウェブ向けに変換・活用する基礎的な手順を理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 AIは魔法 — 機械学習の概念整理。技術的な前提知識の確認に使える導入
- 第 2 章 TensorFlow.js — ライブラリのセットアップと動作確認。環境構築で詰まりやすい箇所を早期に潰せる
- 第 3 章 テンソル — 本書全体の基礎となる章。理解が曖昧なまま進むと後半で詰まるため丁寧に読む
- 第 4 章 画像テンソル — 画像データの前処理パターンを学ぶ。Chapter 10の画像訓練への直接的な足がかり
- 第 5 章 モデル — 既存モデルをそのまま使う最短経路。訓練より先に推論から試したい場合はここから始めても良い
- 第 6 章 高度なモデルとUI — 推論結果をブラウザUIに接続する実装パターン。ウェブ開発者が最も馴染みやすい章
- 第 7 章 モデルの作成 — カスタムモデル構築の入口。Chapter 5/6を経由してから取り組むと理解が深まる
- 第 8 章 モデルの訓練
- 第 9 章 分類モデルとデータ解析 — データ品質と分類精度の関係を学ぶ実践的な章
- 第 10 章 画像訓練 — CNNの実装に踏み込む。Chapter 4の画像テンソル知識が前提
- 第 11 章 転移学習 — 少ないデータ・短時間で実用的なモデルを作る最も現実的なアプローチ。実務での活用頻度が高い
- 第 12 章 サイコロ化:最終課題 — 1章から11章の知識を統合するキャップストーン。各章の章末問題を解いた上で取り組むと効果的
ハイライト
- TensorFlow.jsはGoogleが開発しオープンソースのJavaScriptライブラリです。JavaScriptで機械学習したければ選択肢はTensorFlow.jsだけと言っても過言ではありません。(JavaScript × 機械学習という組み合わせにおける本書の位置づけを示す箇所)
- JavaScriptエンジニアやAIエキスパートを対象に、サンプルを使った実践的なアプローチでTensorFlow.jsの基礎から応用までを解説します。読者はウェブ開発者という立ち位置を変えずにJavaScriptとブラウザで学べます。(対象読者と学習スタイルを端的に示し、「Pythonに乗り換えなくてよい」というメッセージが判断基準になる)
編集メモ
入力されたQiita記事データなし(article_count=0 / total_likes=0)、Rakutenランキング情報なし。書誌情報のみで判定。TF.jsの日本語書籍としての稀少性は高いが、外部シグナルが不足しているためsupplementaryとする
読む前に押さえておきたいこと
- JavaScriptの非同期処理(Promise / async-await)の基本操作経験
- HTML/CSS での DOM 操作経験(UIと推論結果を接続するChapter 6以降で必要)
- 行列・ベクトルの基本概念(高校数学レベルで十分、微積分は不要)
学習のコツ
- Chapter 3(テンソル)はすべての演習の土台になるため、章末の確認問題を全問解いてから先に進む
- 既存モデルを使うだけであれば Chapter 5〜6 → Chapter 11(転移学習)のルートが最短。モデル訓練(Chapter 7〜10)はその後に戻ってくると理解が深まりやすい
- 付録Dのガイドは TensorFlow Lite をウェブに持ち込む際の参照資料として手元に置いておく
- GitHub の learn-tfjs リポジトリ(GantMan/learn-tfjs)でサンプルコードを動かしながら読むと各章の写経コストを下げられる
出版社による内容紹介
TensorFlow.jsに特化した本邦初の解説書! TensorFlow.jsの待望の入門書。TensorFlow.jsはGoogleが開発しオープンソースのJavaScriptライブラリです。JavaScriptで機械学習したければ選択肢はTensorFlow.jsだけと言っても過言ではありません。本書では、JavaScriptエンジニアやAIエキスパートを対象に、サンプルを使った実践的なアプローチでTensorFlow.jsの基礎から応用までを解説します。読者はウェブ開発者という立ち位置を変えずにJavaScriptとブラウザで学べます。JavaScriptでAIを活用しようと真剣に考えているエンジニアにお勧めです。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。