ISBN 9784877834272
やさしいKotlin入門
概要
Kotlinの文法体系をゼロから45章で段階的に習得する
想定読者
プログラミング未経験者、またはJavaを知らずにKotlinを学び始めたい入門者
こんな人には向いていない
- Javaや他言語の経験があり、Kotlin特有の差分だけを効率よく把握したい開発者には説明の粒度が細かすぎる
- Android実装や実務プロジェクトの具体的なパターンを求めている人には言語仕様解説が中心で実践例が少ない
- Kotlin Coroutinesや高階関数の実践的な活用など、中級以降のトピックを探している読者には内容が及ばない
読了後にできるようになること
- 変数・データ型・制御フロー・コレクションなどKotlinの基礎構文を体系的に理解できる
- null安全の仕組み(null許容型・スマートキャスト・!!演算子)を原理から説明できる
- クラス・継承・インターフェース・抽象クラスなどオブジェクト指向の基本概念をKotlinで実装できる
- ラムダ式・クロージャ・高階関数・ジェネリクスなど関数型スタイルの基礎を理解できる
- 拡張関数・可視性識別子・パッケージ構成など実際のコード整理に直結する機能を使いこなせる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Try Kotlinでプログラムを実行してみよう — 環境構築不要でブラウザから始められる導入。迷わず進める設計
- 第 3 章 変数 — val/varの使い分けなど、Kotlin固有の思想が最初に出てくる章
- 第 10 章 範囲(Range) — KotlinらしいRange構文の活用パターンを早期に習得できる
- 第 32 章 null許容型の変数 — Kotlinを学ぶ上での最重要概念。前半の文法知識が揃ってから登場する配置が適切
- 第 39 章 ラムダ式 — 関数型プログラミングへの橋渡し。実務コードで頻出の構文
- 第 44 章 拡張関数 — Kotlinらしい表現力の核心。Android開発でも多用される機能
- 第 45 章 マルチスレッド — 本書の最終章。Coroutinesへの足がかりとなるスレッド基礎を扱う
ハイライト
- Android開発言語としても使われるKotlinの文法を、初学者向けに丁寧に解説した入門書。データ型・関数・クラス・null安全・コレクションなどの中核機能を、コンパクトなサンプルで確認しながら身につけられる構成となっている。(本書の設計思想が端的に表れている箇所。45章構成で段階的に積み上げるアプローチが購入判断に直結する)
外部からの言及
- Android ViewBinding + Fragmentの実装解説記事で、!!演算子(p.219)やgetterパターン(p.166)の根拠として参照されており、null安全とプロパティアクセスの説明が初学者に有用と判断されている(qiita)
編集メモ
Qiita言及は1件(likes 1)で外部シグナルがほぼない。楽天ランキング情報も未取得。2018年5月刊で出版から7年超経過しており、Kotlin学習書の中では補完的な選択肢として位置づける
読む前に押さえておきたいこと
- プログラミング経験は不要。PCでテキストファイルを編集できる程度の基本操作で読み始められる
- Javaの知識は前提とされていない。Java未経験者がそのままKotlinを学ぶ用途に設計されている
学習のコツ
- 1〜15章の制御フローまでを一気に通読し、16〜19章のコレクション群(Array/List/Set/Map)は後から逆引きリファレンスとして使うと効率的
- 32章(null許容型)は本書の実質的な核心。ここまでの章が薄く感じても、32〜34章(null安全・Anyクラス・スマートキャスト)を読んで腑に落ちることが多い
- Javaを知らない前提で書かれているため、Java経験者は比較解説を別途探す必要がある点を読み始める前に把握しておく
- 45章のマルチスレッドはKotlin Coroutinesの前身知識。この章を終えたら公式ドキュメントのCoroutines入門に移るとスムーズ
出版社による内容紹介
Android 開発言語としても使われる Kotlin の文法を、初学者向けに丁寧に解説した入門書。データ型・関数・クラス・null 安全・コレクションなどの中核機能を、コンパクトなサンプルで確認しながら身につけられる構成となっている。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。