ISBN 9784881081532
7日間でマスターする 配色基礎講座
概要
7日間の段階学習で配色の法則とイメージ設計を体得する
想定読者
グラフィックデザイン・DTP・Web デザインの初学者で、配色の感覚を体系的な知識として整理したい人
こんな人には向いていない
- 印刷・Web 制作の現場で配色業務を既に担当しており、より高度なカラーマネジメントやCMYK/RGB 変換の実務知識を求める人には網羅性が不足する
- 純粋に色彩検定の試験対策用テキストを探している人には出題範囲との対応が保証されていない
- 配色よりも写真補正・レタッチの技術を中心に学びたい人には対象外
読了後にできるようになること
- 色の三属性(色相・明度・彩度)を配色作業に直結する形で扱えるようになる
- 主役色・脇役色・支配色・アクセント色という五役色の概念を用いて配色の役割分担を設計できる
- 引き立てる型となじませる型という2系統の配色パターンを目的に応じて使い分けられる
- 伝えたいテーマのイメージをイメージマップで言語化し、配色の方向性として落とし込める
- 良い例と悪い例の比較を通じて、うまくいかない配色の原因を自己診断できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 1日目:配色する前に — 美しい配色に共通するパターンとルールを概観するオリエンテーション。全体像の把握に集中してよい日
- 第 2 章 2日目:配色のツール — 三属性・五役色 — 色の三属性と五役色という本書全体の基礎道具を押さえる。以降の日程はここを前提とするため確実に習得する
- 第 3 章 3日目:引き立てる型1 — コントラストを活かした配色の実践。良い例と悪い例の比較形式で判断力を鍛える
- 第 4 章 4日目:引き立てる型2 — 引き立てる配色パターンの応用。3日目の延長として連続して学ぶと定着しやすい
- 第 5 章 5日目:なじませる型 — 色をまとめる方向の配色技法。引き立てる型と対比しながら読むと使い分けの判断軸が明確になる
- 第 6 章 6日目:イメージづくり — テーマやコンセプトを配色に翻訳するプロセス。言語とイメージと色をつなぐ実践的な章
- 第 7 章 7日目:イメージマップ — 自分が目指す配色の方向性をイメージマップで確認する総仕上げ。前日のイメージづくりと連続して学ぶことで完結する
ハイライト
- 美しいと感じること自体とても大切ですが、もう少し踏み込んで周りの色を見てください。印象に残る配色にはある共通点があるんです。何気なく見ていても気づかなかったこれらの共通点とは、配色のパターンやルールです。(センスは天性ではなくルールの内面化であるという本書の立場が端的に示されている箇所)
- 小説や映画に主役や脇役があるように配色にも役割があります。そのシーンで役割を果たすためには、そのほかの小道具や背景などの協力が絶対必要です。(五役色という本書の核心概念をわかりやすく説明しており、読者が直感的に理解できる譬え)
編集メモ
Qiita 言及 0 件 / rakuten ranking データなし。外部シグナル不足のため supplementary 判定。2000年刊の長期販売継続書であり、color-theory 入門書として安定した位置づけを持つ可能性があるが、定量的根拠が取得できていない
読む前に押さえておきたいこと
- 特別な前提知識は不要。デザイン未経験者でも読み進められる構成になっている
- PCやデザインツールは必須ではないが、学習と並行してIllustratorやPhotoshopで実際の配色を試せる環境があるとより効果的
学習のコツ
- 1日目と2日目は知識インプット中心なので、まずざっと読み通して全体像を把握する。実技感覚は3〜5日目の比較事例で培われるため、最初から完璧に覚えようとしなくてよい
- 3〜5日目の各日のラストに付いている復習問題は、答えを隠して自力で判断してから答え合わせをする。これを省略すると6〜7日目のイメージ設計が曖昧なまま終わる
- 6〜7日目のイメージマップ演習は、手元にある実際のデザイン課題(ポスター・バナーなど)に置き換えて実施すると定着率が上がる
- 本書を1周した後は、街中の広告や書籍カバーを見て五役色を当てはめる練習を日常的に行うと、ルールが実感として身につく
出版社による内容紹介
【7日間で配色の基礎テクニックを手に入れよう】 「配色って難しい」と思っていても「これは美しい色だなぁ」と感じたことは誰にでもあるはずです。こんな経験のある人ならば、美しい配色はつくれます。実はセンスが眠っているだけ。この本に導かれて、7日間で自分の中のセンスを呼び覚ましましょう。 【第1日目はオリエンテーション】 美しいと感じること自体とても大切ですが、もう少し踏み込んで周りの色を見てください。印象に残る配色にはある共通点があるんです。何気なく見ていても気づかなかったこれらの共通点とは、配色のパターンやルールです。それを無意識に読み取って「美しい」と感じていたのです。美しい配色を作れる種は自分の中にあるんです。 第1日目は、美しい配色をつくる伝統的なルールを要約して解説しています。この本全体でどんなことが待っているのかな、というオリエンテーションです。 【第2日目は配色に必要なツールと使い方】 色の基礎知識の中でも配色する時に絶対覚えておいたほうがいいことだけに絞って解説しています。とはいえ、これを理解することがどんな色の知識よりも大切です。 もうひとつは「5役色」「主役色」「脇役色(引き立て色)」「支配色(背景色)」「融合色(なじませ色)」「アクセント色」です。小説や映画に主役や脇役があるように配色にも役割があります。そのシーンで役割を果たすためには、そのほかの小道具や背景などの協力が絶対必要です。 【第3〜5日目で配色の実践をレクチャー】 2日目で学習したツールを使って様々な配色をつくっていきます。どの配色にも必ず良い例とうまくいっていない例を比較しているので、その日の課題がひと目で理解できるはずです。各日の課題のラストページは復習問題が付いていて、きちんと理解できたかをチェックします。 【第6、7日目はステップアップへの道】 ここまでやってきて配色に自信が持てたと思います。しかしどんなに美しい配色であっても表現したいテーマのイメージと合っていなければ見る人に伝わらないのです。 ある「モノ」をどう伝えたいのか、というイメージづくりは配色する時の最初に考えることです。 イメージは個人のもので千差万別ですが、実は共通項も多くあります。最終日は、イメージとキーワードと配色を結びつけた「イメージマップ」で、自分が目指す配色の方向とイメージが合っているかを確認します。 実践的で至れり尽くせりな配色基礎講座。配色は苦手と思っていた人も、7日間でぜひあなたの中に眠っている配色の種を開花させてください。 第1部 配色の準備 1日目 配色する前に 2日目 配色のツール<三属性・五役色> 第2部 配色の実践 3日目 引き立てる型1 4日目 引き立てる型2 5日目 なじませる型 6日目 イメージづくり 7日目 イメージマップ
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。