ISBN 9784896329223
病気がみえる(vol.5) : 血液
概要
血液疾患の病態から最新治療までをビジュアルで体系的に習得する
想定読者
医学・看護・薬学・臨床検査技術学の学生および血液内科・輸血療法に関わるコメディカル。国家試験やCBT対策と並行して臨床現場の知識を固めたい医療系学習者。
こんな人には向いていない
- 血液内科専門医や血液専門看護師など、すでにCAR-T細胞療法・分子標的薬の運用経験がある医療者には、病態の概観解説は既知事項が多く物足りなく感じる
- 造血器腫瘍の最新プロトコルを参照したい実務者には、各学会のガイドライン原典(造血器腫瘍診療ガイドライン最新版など)の方が直接役立つ
- 文章主体の詳細な病態解説を好む読者には、図解・イラスト中心の本書構成では情報量が不足に感じる場合がある
読了後にできるようになること
- 赤血球の産生・破壊サイクルと鉄代謝の正常生理を理解し、鉄欠乏性貧血から溶血性貧血まで病態ごとに鑑別できる
- 急性白血病(AML・ALL)・骨髄異形成症候群・骨髄増殖性腫瘍の分類とWHO分類の枠組みを説明できる
- CAR-T細胞療法・分子標的薬の作用機序を概略把握し、造血器腫瘍治療の潮流を理解できる
- 止血機構(一次止血・凝固カスケード・線溶)の全体像と、DIC・血友病・ITPなど止血異常の病態を説明できる
- 造血幹細胞移植の種類(自家・同種)とその適応・合併症リスクを概観できる
- 正常・異常血液細胞の形態的特徴(球状赤血球・flower cellなど)を画像と照合して同定できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 血液総論・検査 — 血球産生・血液成分の全体像と代表的検査を扱う導入部。後続の疾患単元を読む前に通読すると理解効率が上がる
- 第 2 章 赤血球とその異常(貧血総論・各種貧血) — 鉄欠乏性貧血・巨赤芽球性貧血・再生不良性貧血・溶血性貧血を網羅。国家試験・CBT最頻出領域であり病態鑑別の軸となる
- 第 3 章 白血球とその異常・造血器腫瘍(急性白血病) — AML・ALLを病型分類から治療まで解説。第3版でCAR-T細胞療法など最新治療が拡充されており特に注目度が高い
- 第 4 章 骨髄系腫瘍(MDS・骨髄増殖性腫瘍・CML・PV・MF・ET) — 2023年版ガイドライン対応。慢性骨髄性白血病と骨髄増殖性腫瘍の分類整理に有用
- 第 5 章 リンパ系疾患(Hodgkinリンパ腫・非Hodgkinリンパ腫・多発性骨髄腫など) — CLL・成人T細胞白血病/リンパ腫・原発性マクログロブリン血症を含む。疾患概念の整理に役立つ
- 第 6 章 造血幹細胞移植 — 自家移植と同種移植の適応・手順・合併症を概観できる。移植医療に関わる職種の入門としても機能する
- 第 7 章 止血機構とその異常(ITP・TTP・VWD・血友病・DIC・APS) — 凝固カスケードの図解が充実。DIC・血友病は実臨床で遭遇頻度が高く、抗血栓療法の根拠理解にも直結する
- 第 8 章 血液型と輸血療法 — ABO型・輸血療法の原則を扱う。看護師・臨床検査技師を目指す学生にとって輸血副反応の理解に必要なパート
ハイライト
- CAR-T細胞療法や分子標的薬など、最新治療のメカニズムも『みえる』!(第3版の最大の改訂ポイントを端的に示す。血液内科領域での急速な治療進化に対応した本書の差別化点が一文に集約されている)
- 球状赤血球やflower cellなど、主要な形態異常像を多数収録。シェーマ付きだから注目ポイントが一目瞭然。血液細胞の観察・スケッチの実習のお供に最適!(臨床検査実習や形態学習に直結する新設コンテンツ。実習生・臨床検査技師志望者の購入判断に直接影響する記述)
- 紙面の内容を動画で解説した『紙面解説アニメーション』、正常・異常血液細胞の一覧がスマホで見れる『血液細胞ギャラリー』、各種国家試験やCBTをベースにした確認問題など(デジタル特典コンテンツの具体的な内容。紙面だけでなくスマホ連動で学習効率を高める仕組みが購入動機として機能する)
編集メモ
Qiita 言及 0件・楽天ランキング履歴なし。医療系専門書のため一般的なIT系プラットフォームでの言及はないが、6年ぶりの改訂第3版として造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版に対応している点は医療系学習者コミュニティで評価が高い。数値根拠が取得できないため supplementary とした
読む前に押さえておきたいこと
- 解剖生理学の基礎(骨髄・リンパ節・脾臓の位置と役割)
- 生理学の基礎(血球産生の概要、骨髄系・リンパ系の大まかな区別)
- 凝固カスケードの概念(内因系・外因系・共通系の存在を知っていれば止血機構の章がより読みやすい)
学習のコツ
- 第1章の血液総論と検査パートを先に読んでから各疾患単元に進むと、CBC・血液像の読み方が身につき以降の疾患理解が格段に速くなる
- 造血器腫瘍の章はWHO分類の骨格を把握してから各疾患の特徴を読む順序が効率的。分類表を手元に置きながら読むと整理しやすい
- 正常・異常血液細胞の画像まとめは実習前後に繰り返し参照する逆引きリソースとして使うと記憶の定着率が上がる
- mediLinkアプリの確認問題は読了後ではなく各章読後に解くと、理解の穴を章単位で早期に発見できる
- 第3版からの新規追加・拡充箇所(CAR-T療法・最新ガイドライン対応など)は第2版経験者の差分読みにも対応できる構成になっている
出版社による内容紹介
医療従事者の方々に大人気のシリーズ「病気がみえる」から、 『病気がみえるvol.5 血液』6年ぶりの改訂第3版が登場! 貧血、白血病、悪性リンパ腫、血友病、DICなどの血液疾患を 病態・生理から検査・治療までわかりやすくみえる化! 【第3版の主な改訂ポイント】 ◆最新ガイドラインに基づき、治療の解説がパワーアップ! ・「造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版」をはじめとする各種ガイドラインの最新版に対応。 ・CAR-T細胞療法や分子標的薬など、最新治療のメカニズムも「みえる」! ◆実習に役立つ正常・異常血液細胞の画像まとめを新設! ・球状赤血球やflower cellなど、主要な形態異常像を多数収録。 ・シェーマ付きだから注目ポイントが一目瞭然。血液細胞の観察・スケッチの実習のお供に最適! ◆QRコードから、購入者限定・特典コンテンツにかんたんアクセス! ・紙面の内容を動画で解説した「紙面解説アニメーション」、正常・異常血液細胞の一覧がスマホで見れる「血液細胞ギャラリー」、各種国家試験やCBTをベースにした確認問題など、血液疾患への理解が深まる特典コンテンツを順次公開予定! ※特典コンテンツのご利用にはmediLinkアプリへのご登録が必要です。 血液総論 血液総論 検査 検査 赤血球 赤血球総論 鉄代謝 赤血球の異常 貧血総論 鉄欠乏性貧血(IDA) 鉄芽球性貧血 巨赤芽球性貧血 再生不良性貧血(AA) 溶血性貧血 白血球 白血球総論 白血球の異常 白血球の異常総論 類白血病反応 造血器腫瘍 造血器腫瘍総論 急性白血病 急性白血病総論 急性骨髄性白血病(AML) 急性リンパ性白血病(ALL) 骨髄系腫瘍 骨髄系腫瘍総論 骨髄異形成症候群(MDS) 骨髄増殖性腫瘍総論 慢性骨髄性白血病(CML) 真性赤血球増加症(PV) 骨髄線維症(MF) 本態性血小板血症(ET) リンパ系疾患 リンパ系腫瘍総論 Hodgkinリンパ腫 非Hodgkinリンパ腫 原発性マクログロブリン血症 慢性リンパ性白血病(CLL) 成人T細胞白血病/リンパ腫 多発性骨髄腫 造血幹細胞移植 造血幹細胞移植 止血機構 止血機構総論 止血機構の検査 抗血栓療法と血栓溶解療法 止血機構の異常 免疫性血小板減少症(ITP) 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) Von Willebrand病(VWD) 血友病 播種性血管内凝固(DIC) 抗リン脂質抗体症候群(APS) 血液型と輸血療法 血液型 輸血療法
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