学習ロードマップ

Web セキュリティ実践

XSS / CSRF / SQLi など OWASP Top 10 を中心に、攻撃側と防御側の両面から Web アプリの守り方を学ぶロードマップ。

実践理解!Webアプリケーション セキュリティ 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 : 脆弱性が生まれる原理と対策の実践 Webセキュリティコンパクトガイドーー攻撃の種類から具体的な対策アプローチまで Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド 第2版 上野宣が教える新しい情報漏えいを防ぐ技術 実践 Webペネトレーションテスト : 攻撃者の視点で学ぶWebアプリケーションセキュリティ
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このロードマップが扱うもの

Web OWASP Top 10

このロードマップの全体像

このロードマップは、Web アプリの開発・レビューに関わるエンジニアやセキュリティ担当者を対象に、日常的な脆弱性への対処力を底上げすることを目的としています。学び終えたときには、OWASP Top 10 の代表的脆弱性を攻撃と防御の両面から理解し、設計・実装・レビュー・運用の各段階でセキュリティを織り込める状態を目指します。

学習ステップ

1. Web の仕組みと脅威モデル: HTTP、Cookie、Session、SOP / CORS といった前提と、信頼境界の考え方を整理します。 2. インジェクション系: SQL インジェクション、OS コマンド、テンプレートインジェクションの仕組みと、プリペアドステートメントやエスケープ戦略を学びます。 3. XSS / CSRF / SSRF: クライアント側攻撃の代表例と、CSP、SameSite Cookie、同一オリジンチェック、URL バリデーションによる防御を身につけます。 4. 認証と認可の事故パターン: 認可抜け、IDOR、セッション固定、MFA バイパスなど、よくある実装ミスを知ります。 5. 依存・設定・秘密情報: サプライチェーン、誤設定された S3 / コンテナ、秘密情報管理、セキュリティヘッダを整えます。 6. テストと運用: 脆弱性診断、静的 / 動的解析、バグバウンティ、インシデントレスポンス、継続的な脆弱性対応フローを組みます。

注意点と周辺知識

Web セキュリティは「一度直せば終わり」ではなく、フレームワーク更新や新機能追加のたびに再発のリスクがあります。特にログイン・決済・権限周りは、仕様書通りでも攻撃者視点で見直さないと穴が残りがちです。攻撃手法を学ぶ際は、許可された環境(CTF や自分の検証環境)のみで行うことも強く意識する必要があります。周辺では、暗号・TLS の基礎、認証/認可プロトコル、Web アプリフレームワークの仕組み、ネットワークとインフラ、ログ/監視、脅威モデリング、関連法令とガイドラインを並行して押さえておくと、判断の軸が安定します。

ロードマップ

5 つのステップで読み進める

  1. 01
    ステップ 01 1. Web の脅威モデルを掴む
    実践理解!Webアプリケーション セキュリティ
  2. 02
    ステップ 02 2. 脆弱性が生まれる原理(徳丸本)
    体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 : 脆弱性が生まれる原理と対策の実践
  3. 03
    ステップ 03 3. 攻撃の種類と対策を俯瞰
    Webセキュリティコンパクトガイドーー攻撃の種類から具体的な対策アプローチまで
  4. 04
    ステップ 04 4. 脆弱性診断を始める
    Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド 第2版 上野宣が教える新しい情報漏えいを防ぐ技術
  5. 05
    ステップ 05 5. 攻撃者視点で検証する
    実践 Webペネトレーションテスト : 攻撃者の視点で学ぶWebアプリケーションセキュリティ

第 1 章

1. Web の脅威モデルを掴む

  1. 1. Web の脅威モデルを掴む

    HTTP/Cookie/Session/SOP・CORSと信頼境界、Webアプリ攻撃の全体像を実践的に理解する。

    実践理解!Webアプリケーション セキュリティ
    この章の 1 冊 実践理解!Webアプリケーション セキュリティ

    Webブラウザからサーバーまで脆弱性の仕組みと防御策を体系的に習得する

    この本で身につくこと
    • 同一オリジンポリシー・Cookie・CSP などブラウザのセキュリティ機構がなぜ存在するかを攻撃者視点から説明できる
    • TLS・公開鍵暗号・ハッシュの原則を理解し、通信経路の暗号化設計の根拠を示せる
    • XSS・CSRF・クリックジャッキング・DNS ポイズニングなど主要な脆弱性クラスを分類し、防御策を選択できる
    • 認証・セッション・認可の各レイヤで生じる典型的な実装ミスと修正アプローチを説明できる

    想定読者: Webアプリを開発しており、セキュリティの全体像を体系的に把握したい中級開発者。Part 1でセキュリティ原則を学びたい入門者から、Part 2で脆弱性ごとの攻防を深掘りしたい経験者まで幅広く対応する

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  2. 2. 脆弱性が生まれる原理(徳丸本)

    定番。SQLi・XSS・CSRFなどOWASP代表脆弱性が「なぜ生まれるか」を攻撃と防御の両面から体系的に学ぶ。

    体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 : 脆弱性が生まれる原理と対策の実践
    この章の 1 冊 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 : 脆弱性が生まれる原理と対策の実践

    Webの脆弱性が生まれる原理を理解し安全に実装する

    この本で身につくこと
    • XSS・SQLインジェクション・CSRFが発生するメカニズムをコードレベルで説明できるようになる
    • OWASP Top 10(2017)の各リスクに対して具体的な対処コードを書けるようになる
    • HTTPとブラウザの仕様に起因するセッション管理の脆弱性と、その設計上の回避策を理解できる
    • XXEや安全でないデシリアライゼーションなど比較的新しい攻撃パターンへの対応を実装できる

    想定読者: PHPなどサーバーサイド言語でCRUDアプリを書いた経験があり、XSS・SQLインジェクション・CSRFといった脆弱性の発生原理と対策を体系的に学び直したいWebアプリケーション開発者・セキュリティ担当者。

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  3. 3. 攻撃の種類と対策を俯瞰

    主要な攻撃手法と具体的な対策アプローチを俯瞰し、設計・レビューの観点を揃える。

    Webセキュリティコンパクトガイドーー攻撃の種類から具体的な対策アプローチまで
    この章の 1 冊 Webセキュリティコンパクトガイドーー攻撃の種類から具体的な対策アプローチまで

    Webシステムを守るセキュリティ知識を攻撃手口から対策まで体系化する

    この本で身につくこと
    • ネットワークセキュリティの基本概念(防御システム・VPN・暗号化・クラウドセキュリティ)を整理できる
    • Emotetやランサムウェアの攻撃手口とエンドポイントセキュリティの現実的な対策を理解できる
    • マイクロセグメンテーションを含むランサムウェア対策のアプローチを説明できる
    • Webサイトの脆弱性診断に必要な知識・スキルと、実際の攻撃例を把握できる

    想定読者: Webシステムの開発・運用に携わるITエンジニアで、ネットワークセキュリティ・マルウェア対策・脆弱性診断・認証技術を一冊で体系的に把握したい人

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  4. 4. 脆弱性診断を始める

    上野宣による定番。脆弱性診断の進め方とツールの使い方を担当者目線で習得する。

    Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド 第2版 上野宣が教える新しい情報漏えいを防ぐ技術
    この章の 1 冊 Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド 第2版 上野宣が教える新しい情報漏えいを防ぐ技術

    OWASP ZAPとBurp Suiteで実践するWebアプリケーション脆弱性診断

    この本で身につくこと
    • HTTPリクエスト・レスポンスの構造をセキュリティ診断の視点で読み解く力
    • OWASP ZAPを使った自動脆弱性スキャンの実行手順と結果の解釈
    • Burp Suiteを使ったプロキシ操作・パラメータ改ざんによる手動診断の技法
    • BadStore仮想マシンを使った実習環境でのSQLインジェクション・XSS等の再現と確認

    想定読者: Webアプリケーションの脆弱性診断を担当するセキュリティ担当者・開発者で、診断ツールの実践的な使い方を体系的に習得したい人

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  5. 5. 攻撃者視点で検証する

    攻撃者の視点でWebアプリを実際に検証し、診断・修正のサイクルを実践に落とす。

    実践 Webペネトレーションテスト : 攻撃者の視点で学ぶWebアプリケーションセキュリティ
    この章の 1 冊 実践 Webペネトレーションテスト : 攻撃者の視点で学ぶWebアプリケーションセキュリティ

    Webアプリの脆弱性を攻撃者視点でハンズオン習得する

    この本で身につくこと
    • Docker と Burp Suite を用いたペネトレーションテスト用ラボ環境を自前で構築できる
    • SQLインジェクション・XSS・CSRF・権限昇格など14種類の主要攻撃手法を実機演習で習得できる
    • 複数の脆弱性を組み合わせた現実的な攻撃シナリオを通じ、リスク評価の判断軸を持てる
    • WAFバイパスやアクセス制御回避など防御側の盲点になる技法を攻撃者視点で理解できる

    想定読者: セキュリティエンジニアやWebエンジニアで、ペネトレーションテストの実務スキルをゼロから体系的に身につけたい人。Docker + Burp Suite 環境を手元に用意して手を動かしながら学べる環境がある人。

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読む順に並べています。まずは1冊目から始めましょう。

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実践理解!Webアプリケーション セキュリティ
実践理解!Webアプリケーション セキュリティ

HTTP/Cookie/Session/SOP・CORSと信頼境界、Webアプリ攻撃の全体像を実践的に理解する。

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